たいへんお待たせしております。年内には色見本をお送りしたいと思っております。ふと考えたのですが、色見本が届いたとして、膨大なカラーチップの中から一つの色を選ぶのは大変な作業です。どの色を選んでいいのか迷った時の参考に、ふたつのメモを書きました。ひとつは化粧品の色、もうひとつは私が使いやすいと思うおすすめの色です。

 

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<化粧品から考えたおすすめの色>

 

私は化粧品売り場で色とりどりのサンプルパレットを見るとワクワクします。化粧品の色は女性の肌をきれいに見せてくれる色ばかりです。顔と体、面積が違うので使い勝手は違いますが、服にしたときも全体の雰囲気に与える影響はおおむね同じです。

 

【ほほ紅】

ピンク、ピーチ、ラズベリーの濃淡。血色をよく見せ、気持ちを明るくする色です。


【アイシャドー】

青、茶、紫、緑の濃淡。それぞれ個性的な表情を持っています。


【口紅】

落ち着いたエンジ、優しげなレンガ、情熱的な赤。どれも温かく華やかな色です。


【フィニッシュパウダー】

ほとんど白に近い淡い色のほほ紅。肌の透明感をアップさせ、上品な雰囲気を作ります。


【ファンデーション】

知的な印象のニュアンスカラー。コーディネート次第で多彩な表現ができます。


【パレットケース】

白、黒、灰色。すべての色を引き立てるオールマイティの脇役です。

 

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<和服から考えたおすすめの色>

 

私の和服の体験をベースに考えた「どなたにも使いやすい色」は次の6つです。お着物ですと、どれも年配の方に良く似合う色です。

 

【薄紫】
「灰色が無難なんだけど少し寂しい」と思う時におすすめです。優しいピンクと冷静な水色、ふたつのイメージをあわせもつ不思議な色です。派手さはなく、色味によっては灰色に見えることもあります。パステルカラーと合わせると明るく、黒と合わせると静かな雰囲気になります。

 

【緑青・ろくしょう】
「水色は好きなんだけど少し飽きた」と思うときにおすすめです。自由の女神像、神社の屋根など、雨風に晒された銅の淡い緑色です。トルコ石の色も同系統です。黒と合わせると美しい蝶(アオスジアゲハ)のように華やかです。ジーンズと合わせると軽快な雰囲気、白と合わせると爽快感があります。

 

【チャコールグレイ】
「若い頃は黒が似合ったのになぜか今は似合わない」という方におすすめです。黒は密で固い色です。髪や肌の印象が柔らかくなると黒が重く感じることがあります。黒より少し柔らかいチャコールグレイを黒の代わりにしてはいかがでしょう。もし顔が暗く見えるようでしたらネックレスで衿元に光を添えるのをおすすめします。華やかなゴールド、知的なシルバー。変わったところで黒いカットビーズですとアクセサリーが見えないのに光だけが動く不思議な雰囲気になります。

 

【えんじ、深緑、暗い紫、紺、こげ茶】
「ちょっとした席にお洒落したいんだけど気恥ずかしい」という方におすすめです。深く暗い色はネックレスを最もゴージャスに見せます。でも色そのものは地味です。服とアクセサリーを上手く組み合わせると「遠目には地味だけど近寄ると華やか」というコーディネートが作れます。ネックレスを選ぶ際、その服を着てアクセサリー売り場に行き、顔と髪と服と身長のバランスに合わせて納得のいくものを買うと間違いがありません。

 

【白】
「白を着るためにシャツがある」と思うくらいシャツらしい色です。合わない色がないのでコーディネートが簡単です。衿元に白があると光が反射して顔の影が和らぎ明るい印象になります。着こなしのヒントですが、白の律儀なイメージを、何か印象的なアイテム(美しいスカーフなど)でちょっと崩すと「きちんと感」を残しながらも遊び心のあるコーディネートになります。

 

【髪と同じグレー】

銀髪の場合、髪と同じ明るさのグレーもおすすめです。遠目に調和が取れて上品な雰囲気になります。グレーの色味はいろいろですが、暖色系(茶系)より寒色系(青系)の方が透明感が出ます。このときヘアマニュキアで髪に少し青味をかけると「手を入れている感じ」が出てさらに雰囲気が良くなります。

 

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<参考>

 

ディオールのアイシャドーです。

アイシャドー

初めて見たときあまりに美しくて驚きました。「オートクチュールのカラーとエフェクトをアイシャドウに注いだ」との言葉通り、眺めているだけでコレクションのランウェイが目に浮かびます。素晴らしい。こんなコーディネートが出来る服を目指して頑張ります!

 

 

 

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