170年続く秦野の八重桜の里を守る[ジョイント八重桜PJT]

170年続く秦野の八重桜の里を守る[ジョイント八重桜PJT]

支援総額

1,271,000

目標金額 720,000円

支援者
119人
募集終了日
2020年9月23日

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プロジェクト本文

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目標達成のお礼とネクストゴールについて

昨日、お陰様で目標金額である、72万円を無事に達成する事が出来ました。ここまでご支援・サポートいただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

当初の目標金額72万円は、当初の予定通り八重桜の苗木、支柱、誘引線、READYFORの手数料に充てさせていただきます。

このプロジェクトは、
2020年9月23日(水)23時までとなりますので、次の目標となるネクストゴールを140万円と設定し、最後まで挑戦を続けさせていただきます。

ネクストゴールでいただいたご支援金は、1日も早い、ジョイント八重桜栽培の技術の確立、産地への導入のため、遊休農地の整備、獣から八重桜を守るための電気柵、株元に草を伸ばさないための防草シート、物置としての機能を持つパイプハウス等の資金に充てさせて頂きます。

クラウドファンディングを通じてご支援いただいた皆さま、令和の時代に八重桜の香りに包まれて多くの人が楽しめる、秦野にして行きます。引き続き、変わらぬご支援をよろしくお願い致します。

2020.09.08 追記 小池 勉

 

 

八重桜の生産地である神奈川県秦野市

江戸時代から続く伝統と歴史を次の世代へ遺したい!

 

ページをご覧いただきありがとうございます。神奈川県秦野市で荒廃農地ゼロを目指す活動をしている

フィールド・フォー・シチズン(FFC)です。

 

私たちは昭和の田園風景が残る秦野市を拠点に、地元の農家の方から1反(1000平方メートル)の田んぼを借りてお米を育てる「柳川名水でつくる田んぼプロジェクト」等、これまで地域の自然を生かした環境に優しいプロジェクトに取り組んできました!

 

 

ところで、みなさん「食用八重桜」というものをご存知でしょうか?

 

塩漬けや天ぷらなどにして食べられる食用八重桜ですが、実は秦野市は全国で最も多く八重桜を生産しているといわれています(広報はだの4月15日号2面より)。

 

 

江戸時代から栽培されてきた八重桜ですが、高所での作業をともなうことから、高齢となった農家さんが栽培から離れざるを得ないということが起きています。

 

歴史と伝統をもつ秦野市の八重桜をなんとか次世代へ遺したい!そんな思いから、新しい栽培方法として低い場所で収穫を可能とする栽培方法を取り入れ、地域の名産品を守るプロジェクトを立ち上げることにしました!

 

皆さまからのご支援は、「ジョイント栽培」という高齢の方の作業負担を減らす栽培方法の実証・普及のために使わせていただきます!

 

 

「自然の恵みで豊かに生きる」をビジョンとして活動してきました!

 

団体の代表である小池は、地元・神奈川県の農業試験場で20年以上勤務し、遊休農地の解消をテーマに農業振興に関わってきましたが、2016年に、「自然の恵みで豊かに生きる」をビジョンとして、フィールド・フォー・シチズン(FFC)を立ち上げました。

 

 

団体としては、様々な遊休農地の再生活動を行ってきました。

 

2016年には名水でつくる田んぼのプロジェクトにより、荒れ地を田んぼへと蘇らせました。

 

2017年の原木シイタケプロジェクトでは、管理されていなかった林を整備し、新しい木が育ちやすい環境を作り、林が荒廃していくのを防いでいます。

 

また、伸び放題だった竹藪の竹を間引くことで、光が入り、風通しを良くすることができました。

 

昨年から始めたサツマイモプロジェクトは、遊休農地の活用として手間があまりかからないサツマイモを植え、芋ほり体験を行い、いろいろな人に秦野地域のことを知ってもらう機会にしています。

 

 

 

 

FFCとして遊休農地の再生活動を行う中でも、たびたび八重桜を収穫している最中に生産者が落下したといった事故の話を耳にしてたので、以前から何かできることはないかと考えていました。

 

詳しく話を聞いてみると、農家の高齢化にともない、大きな桜の木から花を収穫することは危険が伴う作業となっているとのことでした。


食用八重桜の花の収穫は、10mほどの高い木にはしごをかけて手を伸ばして行います。経験のあるベテラン農家でないと簡単には収穫できません。危険を伴うため、アルバイトやボランティアにお願いすることも簡単ではありません。

 

このままでは、江戸時代から続く秦野の食用八重桜の伝統がなくなってしまうかもしれない。誰もが収穫できる方法はないのか? そう考えていた時、私の職場で開発され、低樹高でナシやウメで全国に普及している樹体ジョイント栽培が応用できないかと考えました。

 

参考)二ホンナシのジョイント仕立て技術の開発/神奈川県農業技術センター 果樹花き研究部 柴田健一郎

 

 

「自然の恵みで豊かに生きる」をビジョンとして活動してきました!

 

昨年の5月に、神奈川県農業技術センターでジョイント栽培を開発したS氏を訪ねました。

 

S氏は以前、農業技術センター足柄地区事務所に勤務していたため、県西部の農業事情に精通しており、30年前から秦野の八重桜がなくなってしまうのではないか危機感を持たれていました。この言葉が、遊休農地の増加の問題とシンクロしました。

 

そしてセンターでの研究結果を待つのではなく、産地のためにも樹体ジョイント栽培の実証試験を進めてほしいと励まされ、拠点である柳川で2020年よりFFCで食用八重桜の樹体ジョイント栽培による地域振興プロジェクトをスタートしました。

 

■秦野市の八重桜について

 

八重桜が栽培されはじめたのは秦野市の千村地区が最初で、江戸時代の末期頃に、お祭りの費用を算出するために栽培が始められたのがきっかけと言われています。

 

現在では千村地区以外でも生産され、庭先や畑の片隅に植えられたものを摘んでいる風景もよく見かけられます。

 

秦野市の調査によると、秦野市の八重桜の生産量は毎年15−20トン。国内生産量のほとんどを占め、桜茶の他、アンパン、和菓子などの材料として使用されています。地元では、祝い事で桜湯を飲む風習があるなど古くから人々の生活に密着しています。

 

桜漬けには、漬物にした場合でも発色の良い「関山」と言う品種の八重桜が多く使われます。

 

開花時期は平年4月の中旬から下旬。満開になる前に摘み取られます。最近では、秦野を八重桜で盛り上げようと、地元のお蕎麦屋さん、洋菓子屋さんやラーメン屋さんも八重桜を使用するようになり、八重桜を使ったビールや日本酒も販売されています。

 

Tokigawa Kanzan Satozakura 1.JPG

 

ジョイント栽培はそれぞれの苗木の高さを均一にし接ぎ木をするため、植樹する場所を整地する必要があります。また、樹形を成形するために隅柱、中柱、誘引線、クランプなどの資材が必要となります。

 

そこで今回、皆様からいただいたご支援は、苗木を300本購入し、荒れ地を開墾、整地する費用、資材代等として活用させていただきます。

 

現在、このような6−7mある梯子に
登って摘んでいる場合もあります。

 

梅のジョイント様子です。八重桜の場合も
このような​​姿勢で花摘みが出来ます。

 

 

「自然の恵みで豊かに生きる」をビジョンとして活動してきました!

 

秦野市は全国有数の八重桜産地ですが、摘み取り手の高齢化や農家そのものの減少により、生産量はピーク時の半分程度まで落ちているようです。

 

今回のプロジェクトを通じて、八重桜が地域の方の自慢できるものとなってほしいと思っています。

 

八重桜畑が増えれば景観が良くなり、観光資源にもなるでしょう。将来的には、地域の方と八重桜の数を増やし、秦野市のハイキングコースの認定を受ける予定です。

 

現在、柳川地区は第二東名の工事が進められており、近くにスマートICができることとなっています。

秦野市以外の方々がスマートICを利用し、ハイキングのついでに花見や桜摘みに来てくれれば、観光客にも喜んでいただきたいと思います。

 

 

また、近くにスマートサービスが開設される予定もあり、そこで秦野特産の八重桜を使用したお土産を販売することによって、全国の方に八重桜の里を知ってもらいたいと思っています。

 

また、秦野地域は、公共交通機関がコミュニティバスしかなく、土日は運休のため町に出るのが非常に不便です。このような問題が訪れる人が増えることによって解消できればと思っています。

 

 

さいごに

 

私は生まれて物心つく前に秦野市に移り住み、丹沢を見て育ちました。今も秦野に暮らしており、故郷をなんとかしたいと言う思いで活動しています。

 

故郷の秦野市は全国有数の食用八重桜の生産地で、「八重桜の里」と呼ばれている地区もあります。

 

しかし、近年では、高齢化に伴い後継者不足、高木となる八重桜の摘み時の落下の危険性もあり、存続が危ぶまれています。

 

そこで今回、これらの問題を解決するため、高齢者でも簡単に桜の花が摘めるジョイント栽培の導入をすることにしました。

 

日本一の食用八重桜の里を守ることによって、秦野市民にとっても誇れるものをつくり、地域への愛着を高め、ひいては秦野地域の活性化を図れればと思っています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 

ご支援いただいた方には、支援額に応じ、お礼状、八重桜植樹記念碑への名前の記入、農業体験への無料参加、別の当団体が運営にする田んぼで取れた無農薬米を考えております。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

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プロフィール

自然の恵みで豊かに生きる こんにちは。代表の小池勉です。私は長年にわたり神奈川県農業技術センターの勤務し、農業の発展に尽くしてきました。しかし遊休農地が減らないことに強い危機感を持っていました。遊休農地の再生には人手が不可欠です。 そこで自ら遊休農地の再生の為に、市民と地域をつなぐ架け橋となることにしました。 2016年の10月 『フィールド・フォー・シチズン』という任意団体を立ち上げました。 我々のビジョンは秦野市柳川にかつての賑わいを取り戻す事です。 柳川の人々の協力もあり、2016年から田んぼや畑を借りて、地域の人々と市民の手でお米やサツマイモ、シイタケ等を作り遊休農地の再生に取り組んできました。 そして2019年からは食用八重桜の栽培に取り組みます。江戸時代から続く食用八重桜の伝統を、新しい技術であるジョイント栽培で守ります。柳川樹体ジョイント八重桜PJTにご期待ください。

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リターン

30,000


【NEW】シェアファーム体験コース(先着3名)

【NEW】シェアファーム体験コース(先着3名)

■心を込めたお礼のメッセージ
■活動報告書
■植樹祭参加無料
■FCCスタッフがシェアファームにて野菜栽培をお教えします

※植樹祭は2021年1月下旬を予定しています。
※FFCが行っているシェアファームの一部をお貸しします(1年間)。
スタッフが野菜栽培をお教えし、年間の作付け計画に沿って、作物を栽培します。

※こちらのリターンは9/14に追加しました。

申込数
0
在庫数
3
発送完了予定月
2020年11月

3,000


お手軽応援コース

お手軽応援コース

■心を込めたお礼のメッセージ
■活動報告書
■植樹祭参加無料

※植樹祭は2021年1月下旬を予定しています。
※植樹祭の参加方法はメールでご案内します。

申込数
27
在庫数
23
発送完了予定月
2020年11月

30,000


【NEW】シェアファーム体験コース(先着3名)

【NEW】シェアファーム体験コース(先着3名)

■心を込めたお礼のメッセージ
■活動報告書
■植樹祭参加無料
■FCCスタッフがシェアファームにて野菜栽培をお教えします

※植樹祭は2021年1月下旬を予定しています。
※FFCが行っているシェアファームの一部をお貸しします(1年間)。
スタッフが野菜栽培をお教えし、年間の作付け計画に沿って、作物を栽培します。

※こちらのリターンは9/14に追加しました。

申込数
0
在庫数
3
発送完了予定月
2020年11月

3,000


お手軽応援コース

お手軽応援コース

■心を込めたお礼のメッセージ
■活動報告書
■植樹祭参加無料

※植樹祭は2021年1月下旬を予定しています。
※植樹祭の参加方法はメールでご案内します。

申込数
27
在庫数
23
発送完了予定月
2020年11月
1 ~ 1/ 8

プロフィール

自然の恵みで豊かに生きる こんにちは。代表の小池勉です。私は長年にわたり神奈川県農業技術センターの勤務し、農業の発展に尽くしてきました。しかし遊休農地が減らないことに強い危機感を持っていました。遊休農地の再生には人手が不可欠です。 そこで自ら遊休農地の再生の為に、市民と地域をつなぐ架け橋となることにしました。 2016年の10月 『フィールド・フォー・シチズン』という任意団体を立ち上げました。 我々のビジョンは秦野市柳川にかつての賑わいを取り戻す事です。 柳川の人々の協力もあり、2016年から田んぼや畑を借りて、地域の人々と市民の手でお米やサツマイモ、シイタケ等を作り遊休農地の再生に取り組んできました。 そして2019年からは食用八重桜の栽培に取り組みます。江戸時代から続く食用八重桜の伝統を、新しい技術であるジョイント栽培で守ります。柳川樹体ジョイント八重桜PJTにご期待ください。

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