セブの村へごみ回収車と分別システム導入事業終了ご報告
【セブの小さな村へ、ごみ回収車とシステムを導入いただき誠にありがとうございました!】
ハロハロ代表の成瀬悠です。
この度、2017年終わりから2018年のはじめにかけ多くの皆様のあたたかい応援を受け、
セブの小さな村ドゥムログに、地域の人々と行政がともに行うごみ処理システムという大きな一歩を踏み出せたこと、心より感謝いたします!
この活動を支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
【事業の今までとこれからのご報告】
2018年1月12日にこのクラウドファンディングが80万円で成立してから
回収車や分別システムの導入について、
地域の村役場そして人々と話し合いを続けて2018年6月末合意書締結、
7月現在、重点環境モデル地域(合意書でエリアを決めました)における、
ごみの定期分別回収と地域環境美化活動が活発になっています。
私はクラウドファンディング成立後すぐの1〜2月と、6月の2回訪問し、
現地協働団体とともに、地域の人々そして村役場/市役所の意見を聴いてまわり英文の書類にまとめる補助の役回りでしたが、
じつはこのドゥムログ村では5月に村長選挙もあって
私たちのプロジェクトが以前の約束通りに進めることができるのかも大きな争点でした。
人が変われば事業も変わってしまうことが多いフィリピンでありがちな話でしたが
今回は同じ村長が見事に再選し、この環境事業担当者も同じメンバーが引き継いでくれたのが幸を奏し、
村役場の中でも現在キーパーソンとしてこの事業を強く推し進めてくれているハイジさんとは、現地協働団体スタッフたちも仲を深めつつ、ともに熱い想いを持って、
ごみ拾い活動を、行政と地域の人々の連携で行うモデル的な活動につながっています。
(写真:導入したごみ回収車と定期清掃活動に参加する村役場と地域の人々
ハイジさんは中央右の青いシャツの女性、自ら率先して動く女性委員です)
(写真:回収車のサイドには高額寄付者のお名前を掲載しています)
【収支報告】
(収入の部)クラウドファンディングより 80万円
(支出の部)換算レート 1php=2.1円
ごみ回収車(軽トラ)250,000php=525,000円
*日本で廃棄された中古軽トラを扱うshopから格安で購入し整備しました
ごみ分別集積ピット 40,000php=84,000円
分別回収用の手押車 2台 10,850php=22,786円
海岸沿岸部における不法投棄地域の一斉清掃活動費用 22,530php=47,313円
クラウドファンディングシステム手数料14%(+消費税) 120,960円
差引合計 -58円はハロハロで負担しました。
-支出についてお知らせ-
プロジェクト開始当初はごみ分別集積ピットに 92,000phpを予算としていましたが、
勝手ながら分別集積ピットは1つのモデル構築が先に必要なため必要予算を半分にさせていただきました。後からのご連絡となり申し訳ございません。
残金で分別集積に必要な回収をサポートする手押し車の導入(村役場より提案あり)、
緊急にケアが必要な海岸沿岸部の清掃活動を地域の人々総出で行うための活動費(約50名のボランティア活動にあたり軽食をハロハロ側で負担する費用と分別回収や堆肥化の方法について地域の人々が講師を呼んでレクチャーを受けるセミナーのオーガナイズにかかる費用)こちらを行うこととなりました。
皆様のご理解と応援のおかげで予算が集まり、
また事業終了時期を延長させていただいた分、当該事業にじっくりと取り組むことができ、
当初予定よりも現実に沿う充実した活動を増やすことができました。
心より御礼を申し上げます。
【リターンの発送状況について】
現在すべての皆様にリターンの発送を終えております。
万が一、お受け取りになられていない方がおられましたら、
お手数ではございますがハロハロ事務所までご一報下さいませ。
(mail@npohalohalo.org)
なお、後送とさせていただいています、地域の人々が働く様子ときれいになっていく村の様子を写した動画については、今月7月末に開催予定の沿岸部の一斉清掃活動の様子を映して、動画のURLを皆様のメールにお送りすることですべての配信を完了とさせていただく方向です。
今少々お待ちくださいませ。
【今後について】
今回のプロジェクトはこれで一区切りとなりますが、
地域の人々と行政と行うごみ処理システムの構築は、むしろこれからがスタートです。
設備が整い、システムをみんなで考えてはじめてみた、
その結果どんなことが起きたのか、いいこともよくなかったことも
半年を一区切りにして、地域で反省会をしながらシステムを改善していくことを
すでに合意書の中で決定しています。
これからの情報もハロハロのFacebookページや活動報告会などで発表して行きますので、
今後とも応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
すべてのご報告や合意書などの各種資料はハロハロHPからもご覧いただけます。https://www.npohalohalo.org/project/cebu/takutogarbageproject/
なお、ハロハロでは随時サポーターさんを募集しているほか、
不用品や古本でできる募金や、
ボランティアとして関わるなど多様な参加方法をご提案しています。
この度は、皆様の多大なる応援をいただき改めまして誠にありがとうございました!
(ホープマザーズグループでの定期会合2018年6月末
左:代表Jocelyn)