プロジェクトのご支援・応援、ありがとうございました!!
HAND IN HANDプロジェクトをご支援・応援していただきありがとうございます。
皆様のご支援によりスタートできたプロジェクトですが、おかげ様でこの1年で様々な活動に挑戦することができました。心より感謝申し上げます。
44名の方のご支援とたくさんの方々からの応援から、世界の誰かの幸せに繋がるような活動を目指して取り組んでまいりました。HAND IN HANDプロジェクトの1年間の活動についてご報告させていただきます。
1.HAND IN HANDマーケット
~100歳までどんな地球で生きていきたいですか?~
自然災害が増えている原因の一つに環境破壊の問題があることから、「100歳までどんな地球で生きていきたいですか?」をテーマに、地球環境について考えるイベントとして開催したチャリティイベントです。ハンドメイド販売・ワークショップ開催の出店者さんを募集し、出店料を日本赤十字社を通じて豪雨被害の被災地に寄付しました。
他にも、地域の子供さんから募集した「こんな地球が大好き」がテーマの塗り絵や、地球環境について考えるパネルを制作して展示しました。また、出店者さんにも地球環境や物の大切さについて考えた取り組みを各店舗に掲示してもらい、子供から大人までみんなで考えるイベントを目指しました。
コロナウイルスの感染が難しい状況下ではありましたが、出店者さんや会場のご担当者様、お客様には感染対策にご協力をいただきながら無事に開催することができました。おかげ様でイベントはご好評をいただき、皆様からのご協力に感謝申し上げます。
2.HAND IN HANDマーケット(SDGsアクションフェスタ)
埼玉県川越市で開催されたSDGsについて考え行動するイベントの「SDGsアクションフェスタ」にHAND IN HANDマーケットとして参加しました。
HAND IN HANDマーケットでは、
1.貧困をなくそう
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
10.人や国の不平等をなくそう
の4つをSDGsの目標に掲げ、出店者さんからの出店料をユニセフ・国境なき医師団に寄付し、途上国の教育支援・医療支援を行うという取り組みを行いました。
また、イベントの数か月前にアフガニスタンで政変が起こり多くの人が祖国を追われ命の危険にさらされたことから、チャリティ販売コーナーを設置し、売上金をシャンティ国際ボランティア会を通じて寄付しアフガニスタンの緊急支援をさせていただきました。
コロナウイルスの流行で日本でも命の危険を感じたり、学校が休校になったり、多くの人が今までの生活では当たり前であったことが当たり前でない状況を体験しましたが、感染症の流行は途上国の教育や医療を更に大変なものにします。また、アフガニスタンでは現在も人口の半数以上が飢餓状態にあるなど、状況はまだまだ深刻化しています。世界的な感染症の流行で多くの人が大変な状況を経験した今だからこそ、自分にできることを考えながら行動していくことの大切さを改めて考えさせられるイベントとなりました。ウイルスが人から人へなら、幸せも人から人へ!
3.タンザニアの女性支援
日本でも最近では「生理の貧困」という言葉を聞くようになりましたが、男女格差が大きい途上国では、生理による経済的な負担や教育機会の損失はより大きな問題となります。特に、教育をしっかりと受けられるか否かは、その後の経済力や就労に大きな影響を与えます。
途上国で衛生的な生理用品を手に入れることは大変なことであり、女の子が安心して学校に通える機会を失ってしまう原因にもなります。
そこで、途上国の女性支援の一環として、洗って繰り返し使用できる布ナプキンをタンザニアのキリマンジャロにある中学生の女子寮に寄贈させていただきました。洗濯機が使用できないタンザニアの洗濯事情を考慮した衛生的な布ナプキンの使用方法や、布ナプキンの簡単な作り方を提案するお手紙も添えて寄贈しました。
また、SNSを通じて募集したハンドメイドボランティアの方々にご協力いただきながら、布ナプキンを入れるためのハンドメイドポーチを制作し、一緒に寄贈しました。ポーチは日本リ・ファッション協会様から寄贈していただいた着物をリメイクし、合計約150個制作しました。日本から遠くの地の女の子を応援するお手紙を送るイメージでレター型にするなど、こだわりのハンドメイドです。
布ナプキンとポーチを受け取ったタンザニアの女の子の笑顔に、こちらが勇気と元気をもらいました。
4.HAND IN HANDマーケット ~新生活応援~
「新生活応援」をテーマに、児童養護施設を退所する高校3年生を支援するチャリティイベントとして開催しました。出店者さんからの出店料を、ブリッジフォースマイル様に寄付させていただきました。
児童養護施設で生活する子どもさんは、高校卒業とともに施設を退所しなければなりませんが、事情があって家族を頼ることができない場合、経済的にも精神的にも大きな負担となってしまうことがあります。そのため、社会の大人からの支援が重要であることを知ってもらうこと、この状況に少しでも目を向けてもらうことを目標に開催しました。
また、イベント2日目が成人の日であったことや、会場に集まる全ての方にとって春からの新生活が幸せいっぱいであることを願って「新生活応援」をテーマにしました。
会場に来てくださった方々には、ハートの付箋に新成人への応援メッセージや新生活へのご自身の意気込み・願いごとなどを書いてもらい、地域の高校生に描いてもらった木の絵に貼って、みんなでたくさんのお花を咲かせました。
5.児童養護施設の子どもさんに通園・通学用品をプレゼント
SNSで募集した全国のハンドメイドボランティアさんと協力して通園・通学用品を制作し、児童養護施設の子どもさんに寄贈しました。ハンドメイドだからこそ感じる温かさや優しさなどのハンドメイドパワーを、たくさんの子どもさんにお届けしたいという思いで取り組んだ活動です。
施設の子どもさんや職員さんが本当に必要としている物、「ほしい!」と思うものをプレゼントしたいと思い、始めに「通園・通学用品カタログ」を施設に送付し、必要な物やお気に入りの生地があった場合はサイズオーダー制でお申込みいただくかたちをとりました。
今回もたくさんのボランティアさんが協力してくださり、148種類の通園・通学用品と80個の布マスクを制作することができました。こちらでご用意した生地で制作していただけではなく、一部のボランティアさんはご自宅にある大切な生地を使用して制作してくださったり、今回の活動を知って生地を寄贈してくださる方がいらっしゃったり、本当にたくさんの方々のハンドメイドパワーが集まってできた活動でした。
通園・通学用品カタログは、
①私の生まれ故郷である新潟県
②父の故郷であり私も大学時代を過ごした第二の故郷である秋田県
③社会人としての私を育ててくれている埼玉県
の3県にある児童養護施設に送付させていただき、ハンドメイドでできる私からの恩返しの気持ちも込めています。
施設の子どもさんや職員さんからは喜びの声をいただき、大好きなハンドメイドが誰かの喜びに繋がったことはこちらも嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
6.handmade shop「1725」の立ち上げ
handmade shop 「1725」を立ち上げ、HAND IN HANDマーケットやネットショップでの販売を開始しました。
お店の名前である「1725」は、東日本大震災の復興支援として購入したナンバリングクラスに記載されていた番号が「1725」だったことから、お店の名前に決定しました。私がHAND IN HANDプロジェクトを立ち上げようと思ったきっかけの一つが東日本大震災であり、その時の気持ちを忘れないためにもこの名前にしました。
自分が作った作品で誰かに喜んでもらいたい!というのはもちろんですが、更にそれが世界のだれかの幸せに繋がればという思いから、売上の一部を国連UNHCRに寄付しています。国連UNHCRは難民支援を行っている団体です。最近のニュースでウクライナの難民の問題が取り上げられていますが、これまでも宗教や各国の時代背景による対立で祖国を追われ難民となる人々がたくさんいました。闇は闇で消すことはできないけれど光でなら消せるように、戦争や紛争、人々の悲しみや苦しみは、幸せを広げるような行動で消すことができると思っています。ハンドメイドという自分が好きなことを通して「より良い社会」「より平和な世界」を目指すというHAND IN HANDプロジェクトの目標を、自分の作品からも目指していきたいと考えて寄付を開始しました。
また、作品はテーマをもって制作しており、現在は野菜の皮や鑑賞し終えた草花、珈琲の出がらしなど、普段は捨ててしまう物から布を染め、“食べ物があるありがたみ”や、背景にある生産者さんの苦労に目を向けた“生産者さんへの感謝”を作品に込めています。作品を通じて、私自身が大切だと考えているメッセージをこれからも発信していきたいと思います。
売上は今後のHAND IN HANDプロジェクトの活動資金としても使用させていただきます。イベント等で見かけた際には、ぜひお手にとっていただけますと嬉しいです。
ー収支報告ー
【収入】
クラウドファンディング支援総額:546,000円
【支出】
Readyfor事務局手数料+消費税:72,072円
返礼品制作・購入費(送料込み):94,032円
残りの資金を以下の項目に全額使用させていただきました。
①HAND IN HANDマーケット広告宣伝費(3回分)
②HAND IN HANDマーケット会場設営費(3回分)
③布ナプキン購入費
④生地等の材料購入費
⑤寄贈品・郵送物の送料
ーHAND IN HANDプロジェクトのこれからー
~ハンドメイドを通じて家族→地域→日本→世界→自分を幸せに~
READYFORでの1年間の活動は終了となりますが、これからもハンドメイドで「より良い社会」「より平和な世界」を目指して活動を続けていきます。“幸せ”の形は人それぞれだと思いますが、より多くの人が“幸せ”を感じることができれば「より良い社会」「より平和な世界」になることができると思っています。そのためにハンドメイドという分野を通じて自分に何ができるかを考え活動を続けていきたいと思っています。家族や地域など身近なところから幸せの連鎖を広げていくことで日本全体や世界へ広まっていくと信じて、微力ながらも少しずつ行動に移していきます。
~HAND IN HAND = 手と手を取り合って~
誰かのためにと思って行動すると、喜んでもらえたり、協力してくださる方々の優しさに触れたり、結果的に自分も幸せにしてもらっているということを、この1年間で実感しました。今回のプロジェクトで行動に移したことで、同じような思いでいらっしゃる方々がたくさんいるということを知ることもできました。一人一人が力を合わせて行動することで「より良い社会」「より平和な世界」は実現できる!とも感じた1年でした。
HAND IN HAND(手と手を取り合って)でこれからも幸せの連鎖を広げていきたいと考えておりますので、継続可能な活動は今後も継続するとともに、新たな活動にも挑戦していきたいと思っております。HAND IN HANDプロジェクトにできることがございましたらお声かけいただけますと幸いです。また、活動に関するご意見もいただけましたら嬉しいです。
HAND IN HANDプロジェクトのこれまでの活動とこれからの活動は、Instagramでもご紹介しておりますので、お時間ございましたら是非ご覧ください。
http://www.instagram.com/hand_in_hand1725
いいね!やフォローいただけましたらとても励みになりますので、宜しくお願い致します。
HAND IN HANDプロジェクトをご支援いただいた44名の皆様、温かい応援メッセージをくださった方々、プロジェクトの準備段階から活動期間中に様々なサポートをしてくださった方々、SNSでの呼びかけに賛同してくださった出店者の皆様やボランティアの皆様、本当にありがとうございました。今回のプロジェクトを実行することができて、私自身がとても幸せでした。この気持ちをまた誰かの幸せにつなげられるよう活動を継続してまいりますので、今後とも宜しくお願い致します。
最後までお読みくださりありがとうございました。
2022年4月
HAND IN HANDプロジェクト
三浦早織