能登半島地震緊急支援~ペットと共に生き抜く全ての「家族」を守りたい

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2024年02月01日 08:30

ペット専用の同伴避難所が飯田公民館に開設

 

1月28日、珠洲市と調整・準備を進めていたペット専用の同伴避難所が、遂に飯田公民館に開設されました。


「令和6年能登半島地震」発災からおよそ1カ月経ったこの日、新しく開設されたペット専用の同伴避難所に2組のご家族が、愛犬と共に別の避難所から移動されてきました。両家族は以前からの知り合いで、ワンコ同士は散歩仲間。地震が起きてからは同じ小学校の避難所の玄関先で、ずっと一緒に過ごされてきました。

 

 

夜中の3時に鳴きだしたので5時まで散歩に…

 

地震発生時、大きな揺れにマルちゃん(雑種)は怯えて激しく鳴き続けたといいます。

 

大津波警報が発令されると、ご家族は慌ててマルちゃんと一緒に着の身着のまま家の外に飛び出して高台に避難。余震が収まるまでしばらく動かず様子をみていましたが、夜の冷え込みは厳しく、明かりがともっていた避難所に寄ったところ、玄関先に同じペット連れのご家族がいたことから一緒に暖をとりました。

 

その後、準備が整うと被災者の方々が少しずつ避難所内に入り始めましたが、小型犬は入ることができても中型犬のマルちゃんを連れて入るにはためらいがあり、そのまま玄関先で身を寄せ合い、寒さに耐えながら椅子に座ったまま寝ていたそうです。

 

そうした生活が3日間ほど続き、疲労もピークを過ぎた頃、ようやくマットや衝立等の支援物資が少しずつ届くように。「とにかく寒かったので、毛布にくるまって横になって寝られるようになっただけでも楽になった」と話されました。

 

 

マルちゃんは、地震の影響からか、しばらくフードを食べなかったり、大好きだった散歩にも行かなくなったり、普段はおとなしい性格で吠えることはほとんどなかったそうですが、ほんの小さな音がするだけで鳴くようになってしまったといいます。

 

「この子もすごい怖い思いをしたのでしょう。今でも夜中に私が少し動くだけでぱっと目を覚ましてワンワン鳴いたりします。地震ですごい甘えっ子になってしまいましたね」

 

もともと捨て犬の保護犬で怖がりのマルちゃんにとって、生活環境が変わることは大きなストレスとなり、人が通るたびにマルちゃんが吠えたりするようになったため、迷惑なのではと周りにとても気を遣ったといいます。

 

 

また、一時的に預けることも考えたそうですが、マルちゃんは大のお散歩好き。普段は1~2時間ほどかけて散歩しているそう。


「預かっていただいても贅沢は言えないですから、自由に散歩ができず、寂しい思いをさせてしまうのがつらい」とのことから、なんとか一緒に、長い避難生活を続けられる環境を模索していたところ、今回のペット同伴避難所の開設を聞き移動されました。

 

「これまで学校の避難所で特に誰からも、何か言われたりすることはなかったのですが、正直居づらいなという思いはありました…夜中でも吠えたりするので、そういうときは散歩に連れていって落ち着かせたり。この間も夜中3時頃にトイレに行こうとしたらマルが鳴きだしたので、5時くらいまで散歩に連れ出しました。このペット同伴ができる避難所は、おそらくみなさん同じ悩みを持っていらっしゃると思いますので、ちょっと吠えても許されるのかなと思っています」

 

 

私たちだけ取り残されていってしまう不安があった

 

大きなラブラドール、メイちゃんと暮らすご家族も、ご自宅でゆっくり過ごされているときに地震が発生。


「とにかくすごい揺れで、必死に机の脚にしがみついていました。固定していたテレビもバターンと倒れたり、いろいろなものが落ちたり、家がミシミシと音を立てて壊れそうで、これまで体験したことのない恐怖を感じました。本当にもう死んでしまうのではないかと」

 

そして津波警報が発令されると、急いで車で逃げようとしましたが、道路は寸断されて移動することができず、走って逃げることに。メイちゃんは怖くて動けなくなっていたので、息子さんが抱きかかえて避難したといいます。

 

「私たちは大きな犬がいるので、迷惑になるのではないかとなかなか避難所に入ることができずにいました。それでも少しでも寒さをしのぐために、玄関の片隅にスペースを借りて避難させてもらいました。車中泊で避難生活をしている方が多いので、幸運なほうでした」 とのこと。

 

 

そして学校が再開されると、少しづつ居づらくなってきたといいます。

 

「避難所には、子どもや高齢者の方、お体が不自由な方もいます。さらに犬が怖いという人や、アレルギーの方もいるかもしれない。いろいろな方がいて、みなさんがペットに理解があるわけではありません。それに学校が再開されて、子どもたちの声が聞こえてくるなかで、私たちはこのまま居続けてもいいものか…と悩みました。


まわりは少しずつ日常が動き出して、私たちだけ取り残されていってしまうような不安がありました。でもここならば、暖かい部屋でテントもあって安心して暮らせそうなので、ほっとしています。何よりメイも一緒にいることができて、とても助かりました。」

 

メイちゃんは避難所での生活にも比較的すぐに慣れ、少しずつ落ち着きを取り戻しています。

 

 

メイちゃんのお父さんは地元での仕事があるため、珠洲市を離れられないといいます。また、両家族ともご自宅は倒壊は逃れましたが、「屋根の瓦が落ちたり、一部壁にひびが入って雨漏りがしたり、住めないことはないけれど、生活するにはやはり怖い」ことから避難所での生活を続けてきました。

 

被災地でペットと一緒に、周りに迷惑をかけることなく暮らすためには、どうすればよいのか。同じ悩みを持つふた家族に共通しているのは、ただそれぞれのワンコと一緒に暮らしたいという願い。2匹のご家族は次のように語ってくれました。

 

 

「マルはいやなことがあってもいつも無邪気に甘えてきてくれて、現実からちょっとだけ離れることができ、この子が心の支えになってくれています。それと時々、子どもたちがこの子に会いに来てくれたり、犬好きな方が声をかけてくれたり、人の温かさにも触れることができました。そういうとき、この子がいて本当によかったなと思います」

 

「メイは大切な家族のひとり。逃げるとき息子は躊躇することなく、重いメイを抱きかかえて一緒に避難しました。避難生活は始まったばかりで、まだまだこれから先、いろいろと大変なことがあるかと思います。これから家もどうなるか分かりませんが、どんな状況でも、一緒に暮らす方法を考えていきたいと思います」

 

 

細かいニーズに応え、寄り添うペット支援を続ける

 

 

ペット同伴避難所では、少しでも周囲に気兼ねすることなく、ご家族が安心して暮らせるように、テント内に段ボールベットと、それぞれのペットに合った大きさのゲージを設置。犬、猫のフードをはじめ、ペットに必要な物資も取り揃え、避難所内で過ごされる方だけでなく、自宅避難者や車中泊をされている方々も自由に手にとることができます。

 

しかし現状、避難所内でワンちゃんをお留守番させることはできないため、今はお母さんたちがずっとそばについていなければなりません。避難所近くに一時的にワンちゃんたちを預けられる場所があれば、少しだけでも休める時間をつくることができるかもしれません。

 

ピースワンコでは、ご家族全員が安心して暮らせるように、こうした細かいニーズにも応えながら、被災者に寄り添った支援を続けていきます。

 

今後もペットの日中一時預かり支援、同伴避難支援など被災地で飼い主様が安心してペットと暮らせる支援、その他現地で必要とされる支援をおこなう予定です。

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