「潜伏キリシタン図譜」刊行へ 〜その信仰の記録を後世に伝えたい〜

「潜伏キリシタン図譜」刊行へ 〜その信仰の記録を後世に伝えたい〜

支援総額

10,165,000

目標金額 35,000,000円

支援者
173人
募集終了日
2020年12月29日

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プロジェクト本文

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「潜伏キリシタン」

その存在に言及せずして、キリスト教の、そして日本の歴史を語ることは出来ません。

 

いま、潜伏キリシタンの信仰活動は時とともに失われつつあり、

日本中に点在する史資料についても、忘却と散逸が深く進行しております。

 

日本の潜伏キリシタンに目を向け、記録にとどめておく最後のチャンス。

 

そんな想いで進めてきた私たち図譜制作の歩みは、

いよいよ完成まであと僅かのところまで来ています。

 

有形無形の遺物・文化財をまとめた、他に類のない貴重な一冊。

英文併記で世界に向けても発信します。

 

潜伏キリシタンの信仰の記録を後世に伝える取り組みに、

どうか皆さまからのあたたかいご支援を賜りたく存じます。

 

インターネットでのご支援が難しい方へ:

現金でのご支援も受け付けております。詳しくは下記までお問い合わせください。

info@mto-power.com / 045-264-9780 (エム・ティー・オー株式会社)

 

刊行に寄せて

 ローマ教皇フランシスコ

 

 

このたび『潜伏キリシタン図譜』が刊行されるに際し、ここに感謝と祝意を表することを名誉に存じます。特に、本プロジェクト実現のために辛抱強く骨を折られた全ての方々に対し、格別の祝意を表します。

 

本プロジェクトは極めて高い価値を有します。世界に広がる共同体、なかんずく、信仰をもつことを理由に差別されているキリスト教ほか諸宗教の共同体は、過酷な弾圧が続いた260年間、数々の困難にもかかわらず、祈りと洗礼を守り続けた日本の潜伏キリシタンたちの人生から、慰めとインスピレーションを得ることが出来るからです。それら男女の信徒は、秘密裏に、かれらの間で、そしてキリストにつながって、強固な一致の精神を保持しました。

 

潜伏キリシタンの歴史は、日本の教会の歴史にとってだけでなく、日本社会全体の歴史にとっても重要です。日本のカトリック共同体は、今日なお、とても小規模ですが、各地の教会活動や無数のカトリック系の学校や施設は、宗教や文化の違いを超えて、人々に多様な形で奉仕していることから、日本社会で高い尊敬を得ています。全ての違いを超えて、人を兄弟姉妹として愛することは、恐らく、迫害下にあって潜伏キリシタンたちが学んだ多くの教訓の一つと言えるでしょう。本図譜が、日本社会の過去について、さらには、現在、将来について省察するための絶好の機会を提供してくれるものと私は確信しています。

 

2018年6月、UNESCOは、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を世界遺産として登録しました。私自身、このニュースを大きな歓びを持って受け止めました。本図譜に収録された写真は、UNESCOによる登録と相俟って、潜伏キリシタンの英雄的歴史が国際的に認知されるのに役立つことでしょう。そして、多くの潜伏キリシタンが残した証言に基づく貴重な記憶は、この秋に実施される運びの私の日本訪問、なかんずく、長崎訪問に、特別の意味を与えるものと確信しています。

 

ここに改めて、この貴重な出版プロジェクトの実現を可能ならしめた全ての写真家、執筆者、協力者、協賛者の皆さまに対し、謝意を表します。

 

バチカンにて、2019年7月31日

聖イグナチオ・デ・ロヨラの記念日に

 

「潜伏キリシタン図譜」推薦メッセージ刊行に寄せて

 

左から、菊地功大司教、前田万葉枢機卿、髙見三明大司教

 

前田万葉枢機卿 

 

このたび、『潜伏キリシタン図譜』刊行できますことを大変ありがたく嬉しく思います。また、これまでさまざまな仕方でご尽力くださいました各方面のすべての方々にこころより深く感謝を申し上げます。


学校で学ぶキリシタン史は16世紀半ばのフランシスコ・ザビエル上陸にはじまり、島原の乱など江戸時代初期の弾圧でほぼ終わります。しかし世界遺産としての価値はむしろその後の潜伏と復活の営みに重みがあるのです。明治になってすぐ信教の自由が実現した-と思うのは早合点で最後の迫害は明治初期まで続きました。明治政府も禁教政策を引き継ぎ弾圧は続き、欧米諸国の批判に屈する形で禁教政策が解かれたのは明治6(1873)年でした。


久賀島(ひさかじま)で約200人の信徒が6坪の牢に閉じ込められ、そのなかに私の父方の曽祖父の家族9人が含まれていました。当時21歳だった曽祖父の3人の妹たちが亡くなったのです。生きて信仰を守った曽祖父の血を私は受け継いでいます。一方、平戸の牢に閉じ込められた母方の曽祖父は別の生き方を選びました。苦しさのあまり転んだといい、信仰を捨てたふりをして牢を出たのです。野崎島に帰ったが贖罪(しょくざい)の気持ちをずっと持ち続けていたそうです。同様に生きて帰った人たちと生活を切り詰め、野首(のくび)教会を建てたのです。取り調べる側にしてもそんなことはしたくない。口先だけでもいいから転んだと言ってくれと、そういう状況だったようです。私自身その場に置かれたとすれば、転ばないという自信はありません。転ぶというのも生きのびる知恵だったのであり、神様が与えてくれた道だったと思うのです。


「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、2018年6月30日第42回ユネスコ世界遺産委員会で世界文化遺産登録されました。250年にもわたる潜伏は奇跡だと、西欧では受け止められました。潜伏キリシタンについて世界に伝えるものがあると感じています。迫害が地域社会に与えた大きな傷痕と、それを乗り越えて許しあってきた人々の営みです。非キリスト教徒がキリスト教徒を助けたこともあった。転んだ人も転ばなかった人もいた。迫害をめぐるさまざまな人間模様のあと、人々は許しあって生きてきた。許しと和解の大切さを発信することができると思うのです。今回、出版される「潜伏キリシタン図譜」で許しと和解の大切さを感じてください。

 

 

髙見三明大司教

 

このたび、『潜伏キリシタン図譜』刊行できますことを大変ありがたく嬉しく思います。また、これまでさまざまな仕方でご尽力くださいました各方面のすべての方々にこころより深く感謝を申し上げます。


キリスト教は、イエズス会宣教師ザビエル神父一行の渡来(1549年8月)以後、九州から東北に至るまで多くの日本人に受け入れられ発展しました。信者の数も、1600年初頭には約1200万人の全人口のうち50万人近くまで増えたと思われます。全国に教会が200ほど建造され、付属の初等学校に加えて、有馬と安土には中等学校のセミナリヨ、府内には大神学校のコレジオ、さらには病院や看護養成所などが設立されました。イエズス会宣教師がもたらした数学、物理学、天文学、航海術、地理学、印刷術、さらに音楽や絵画などの学問と芸術は、日本文化の近代化と近代科学勃興の基礎となったと言えます。ボランティアの「慈悲の組」も人間形成と隣人への奉仕によって精神文化に寄与しました。キリスト教と茶の湯の相互関係もありました。
しかし、天下を統一した徳川家康は、キリスト教の平等思想や貧者救済を危惧し、特に西欧列強の侵攻を排除するため、1614年1月「排吉利支丹文」をもってキリスト教を「邪法」と断じ、切支丹禁教令を全国に布きました。以後江戸幕府は、260年もの間、宗門改、五人組、絵踏、高札などによって厳しい禁教政策を実施しました。諸外国に対して長崎の港だけを開いた鎖国政策はキリシタン排除のためでもありました。このような状況の中で、一方ではいのちをかけて神への忠実さを貫いた殉教者は史料が残るものだけでも5,000人に及びました。他方では、特に長崎地方の浦上、外海、平戸、五島、また天草地方や福岡の今村などの信者たちは、寺請制度(檀家制度)に従って表面的に最寄りの寺の檀家となりながらも、教えと教会暦に通じた帳方、洗礼を授ける水方、帳方の連絡係の聞き役・ふれ役などの秘密組織を守り、信心会(組)を持ち、こころの中ではキリスト教の信仰を受け継ぎ、固く守り、伝えていきました。これが“潜伏”の意味です。


当時は、キリストを信じること自体が違法でしたので、“改心”すなわち棄教か、いのちを失うかの二者択一を迫られるという理不尽な扱いを受けましたし、周囲からは差別も受けました。しかし、信者たちは為政者に抗うことなく、声に出さずとも信教の自由という基本的人権を貫き、この世限りのものよりも神への信仰を優先させ、永遠に価値あるものを希望し続けました。彼らのこの生き方は崇高でさえあります。


幕末の1858(安政4)年に米、蘭、露、英、仏の五か国は江戸幕府に開国を迫って修好通商条約を結び、国内でも尊王攘夷論や討幕運動が起こって時代が大きく変わろうとしていました。そのような中、1865年3月17日、パリ外国宣教会のプティジャン神父が大浦に建設した天主堂を浦上のキリシタンたちが訪れ、神父に先祖代々守って来た信仰を表明したのです。これが「日本の信徒発見」と呼ばれ、キリシタンの復活を画する出来事でした。7代待ち望んだカトリック司祭の到来に勇気づけられたキリシタンたちはそれまで隠していた信仰を公に表明するようになりました。その結果、1867年7月15日未明に長崎奉行による一斉検挙が行われました。これが浦上四番崩れです。翌1868年5月、幕府の禁教政策を踏襲した明治政府は浦上のキリシタン3,400余名の流罪処分を決定し、20藩の22か所に順次配流したのです。この事態を受けて上記の五か国が政府を強く非難し、条約改正のため米欧に派遣された岩倉具視遣外使節団は行く先々で痛烈な非難を浴びたため、1873年2月「切支丹禁制の高札」が撤去されるに至りました。そして16年後公布された「大日本帝国憲法」第28条において信教の自由が認められるのです。これはキリシタンたちが一貫して信仰を固く守った成果の一つです。


こうして1873年3月に浦上のキリシタンは帰郷を許され、4月から7月にかけて次々に配流地を後にしました。そして最初にしたことは、教会を建設することでした。同じように各地で教会が建造され、それを中心にして潜伏時代を通して受け継いだ信仰を生きて、さらに後世に伝える共同体(集落)が存続してきました。


2018年6月30日第42回ユネスコ世界遺産委員会は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を承認いたしました。長崎地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界中のすべての人々にとって価値を有すると認めていただいたこと、日本初のキリスト教関連の世界遺産となることを大変ありがたく嬉しく思いました。一言でいえば、日本における470年に及ぶ、他に類を見ないキリスト教の歴史にこそ普遍的な価値があり、世界遺産に認定された教会堂などは、その歴史を今に物語る“証し”だということです。
 

今回、出版される「潜伏キリシタン図譜」の刊行は、各地に残存するその証しを1冊の本にまとめ上げた唯一の本であります。キリシタンの繁栄と潜伏と復活の歴史を静かに証ししています。それぞれの背後にある人々の生き方と物語に思いを馳せ、こころの糧にしていただければ幸いです。

 

 

菊地功大司教

 

このたび、『潜伏キリシタン図譜』刊行できますことを大変ありがたく思います。また、これまでさまざまな仕方でご尽力くださいました各方面のすべての方々にこころより深く感謝を申し上げます。


潜伏キリシタンと言えば、すぐに長崎をはじめとした九州地方の歴史を思い浮かべますが、日本におけるキリスト教の宣教は、イエズス会宣教師ザビエル神父一行が1549年8月に渡来して以降、九州から東北に至るまで多くの日本人に受け入れられ発展しました。初期の宣教時代における活動を偲ばせる遺跡は全国各地に広がり、関東や東北各地においても、当時のキリスト教信徒が、厳しい社会情勢の中にあって生命をかけて信仰を守り、それを実践し、伝えていった歴史を肌で感じることができます。


かつて私は新潟教区の司教を務めておりましたが、例えば新潟県の佐渡島には、17世紀半ば頃に信仰を守って殉教したキリシタンのものと伝えられる「百人塚」が残されており、今でも信徒が定期的に訪れては、当時のキリシタンの遺徳にあずかり、彼らと同じような勇気を持って信仰を守りあかしすることが出来るようにと、その願いを神に取り次がれるように祈りをささげています。また冬になれば雪深い山形県の米沢には、上杉家の家臣が17世紀初頭に殉教の死を遂げた記録が残っています。当時の米沢には、現在の米沢のカトリック教会信徒数を遙かに超える多数のキリシタンが存在し、互いに支え合いながら愛の奉仕を実践していたと伝えられています。その遺徳は現代に伝えられ、地元においても顕彰され続けています。これ以外にも、東北各地にはキリシタンの遺跡が多く残されており、岩手県生まれの私は、そういった東北のキリシタンの先達の歴史に触れる度に、信仰における偉人たちの存在を、幼心に誇らしく思っておりました。


勇気を持って信仰を守り抜き、殉教の死を遂げたことは、信仰者として褒め称えられる栄誉でありますが、同時に当時のキリシタンの生き方が多くの人の尊敬を集めていたという、例えば米沢でのキリシタンへの評価の言い伝えを知るとき、現代に生きるわたしたちも、その遺徳に倣って、同じように多くの人から尊敬を集めるような生き方をしたいものだと思います。


イエス・キリストの伝えた福音を、毎日の生活の中で、その言葉と行いを通じてあかししていったからこそ、多くの人から尊敬を集めるようになったのです。人生をどのように生きるのかは、現代に生きるわたしたちにとっても重要な課題です。キリストへの信仰は、実際に生きられてはじめて意味を持ちます。キリストへの信仰は、単なる知識の積み重ねではなく、キリスト自身が人間への愛のために十字架で命をささげたように、目に見える形でのあかしの言葉と行いを必要とします。


日本における信仰の先達の存在が、今回の「潜伏キリシタン図譜」刊行を通じて、ひとりでも多くの方の心に届き、その遺徳に倣って、互いに助け合い支え合う慈しみに満ちた社会が実現されるように祈っています。

 

ご支援のお願い

潜伏キリシタン図譜プロジェクト 実行委員長 髙祖敏明

 

髙祖敏明(聖心女子大学学長 前上智学院理事長)

 

潜伏キリシタンの歴史的役割やその遺物の文化的価値は、一部の郷土史家や好事家を別にしてほぼ等閑視されてきました。実際、キリシタン史は日本の精神史や宗教文化史においては傍流扱い、「禁教・迫害・殉教・潜伏」と続く展開は負の歴史と見なされ「腫物扱い」されてきたのが実情です。

 

そうした扱いが続いたためか、潜伏キリシタンとつながる史資料の忘却と散逸が深く進行しており、それらに目を向け記録にとどめておくことができるのは、今が最後のチャンスと思われます。

 

本書は潜伏キリシタンに注目して、各地域の時代背景を踏まえ、一方ではその信仰を支えてきた信心具や関連遺物類を、他方では彼らを取り締まった為政者側の史資料や没収物を、個々に図版として掲げて広く紹介するものです。

 

今回、初のクラウドファンディングを立ち上げます。語り継がれてきた歴史と信仰の記録を後世に伝えるための貴重な一冊に、皆様のあたたかいご支援を宜しくお願い申し上げます。

 

 

「260年にもわたる潜伏は奇跡」

日本のキリスト教の歴史の立役者である潜伏キリシタンたち

 

日本のキリスト教は、「繁栄→弾圧→潜伏→復活」という波瀾の歴史を歩んできました。

 

室町幕府の末期、フランシスコ・ザビエルによって日本に伝えられたキリスト教は、多くの日本人の心をつかみました。しかしながらその後、江戸幕府による禁教令によって、日本のキリシタンに暗黒の時代が訪れます。キリシタンは殉教、あるいは棄教、のいずれかの選択を迫られました。

 

迫害の時代に、秘かにキリスト教の信仰を守りつづけてきたのが、「潜伏キリシタン」といわれる人々です。明治政府によってキリシタン禁制の高札が撤去されるまで260年余も続いた迫害の時代。260年にもわたる潜伏は奇跡だ、と西欧では受け止められています。

 

2018年7月には、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のユネスコの世界遺産登録が実現しました。

 

熊本県 﨑津教会(世界遺産の構成遺産のひとつ)

 

 

いま記録に残さなければ、という使命

 

潜伏キリシタンの遺物・文化財は、長崎、天草、平戸、島原、五島列島など九州を中心に、山口、大阪府茨木市などの畿内、東京、仙台、山形など全国各地に遺されています。しかしこうした記録をひとつにまとめた資料は存在しません。

 

その背景には、日本では潜伏キリシタンの存在はキリスト教史の一部と考えられ、精神史や宗教文化史においてはほぼ等閑視されてきたという現状があります。しかし、その存在に言及せずして日本の歴史を語ることは出来ません。潜伏キリシタンの信仰生活は、日本人の精神の在りように触れるものだからです。

 

時の流れとともに潜伏キリシタンの信仰活動が失われつつありる今、それらに目を向け記録にとどめておくことができる最後のチャンスは今しかないー。私たちはそう考えています。

 

 

 

私たちがクラウドファンディングに挑戦する理由

 

「潜伏キリシタン図譜プロジェクト」は、潜伏キリシタンの姿を記録し、後世に伝えることが目的です。そのため、図譜の刊行はもちろん、この一冊を広く国内外へ発信し、歴史と文化を伝えていくとともに、更に日本の歴史を検証していきたいと考えています。

 

取り組みには、図譜の編集・英語翻訳料・デザイン・印刷費、広報費や事務局費、シンポジウム運営費などを合わせると、総額1億円を越える莫大な費用がかります。そのため、これまでは企業からの協賛をいただくことで資金を確保をしようと考えておりました。しかし昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響をうけ、こうしたご支援も多くは受けられない状況となっています。

 

そこで、賛同していただける方々からのお力添えをいただけないかと、クラウドファンディングに挑戦することにしたのです。資金面はもちろんのこと、多くの皆さまの応援の声と共にこの図譜を完成さることに、大きな意味があると考えています。

 

どうか皆さまのご支援を、よろしくお願い申し上げます。

 

「潜伏キリシタン図譜」ページ見本

 

本プロジェクトは、目標金額に届かなかった場合でも資金を受け取れるALL IN方式です。支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、不足分を自己負担するなどして、必ず下記の実施内容を実行致します。

目標金額:3,500万円 / 実施内容:「潜伏キリシタン図譜」の刊行

 

 

「潜伏キリシタン図譜」の概要

 

本書では、全国に点在する潜伏キリシタンの遺物・文化財・史料およそ1,500点を収録。各地域の時代背景を踏まえ、一方ではその信仰を支えてきた信心具や関連遺物類を、他方では彼らを取り締まった為政者側の史資料や没収物を、個々に図版として紹介・解説する他に類を見ない一冊となります。

 

 

・菊倍判サイズ、808頁オールカラー(特殊製本加工DVD付・函入り)

・出版予定日:2020年12月25日 

・出版部数:限定 1,000部(シリアルナンバー入)

・販売価格:100,000円 +税

・内容(日本語・英語併記):

 1.  ローマ教皇メッセージ

 2. 潜伏キリシタンの遺物・文化財・史料 約1,500点
 3. 小史「日本におけるキリスト教(キリシタン)」

 4. 解説「潜伏キリシタン・隠れキリシタン・復活とはなれ」

 5. 世界遺産登録地域の教会群

 6. キリシタン大名の素顔とその周辺

 

 

実行委員一覧

 

髙祖敏明(会長 聖心女子大学学長)[発行人]
上野景文(副会長 元駐バチカン大使)[渉外担当]
伊藤玄二郎(副会長 星槎大学教授)[編集人] 

小川正夫(澤田美喜記念館館長)
片岡瑠美子(長崎純心大学学長)
菊地功(東京教区大司教)
近藤誠一(元ユネスコ大使、元文化庁長官)
髙見三明(長崎教区大司教)
長﨑輝章(前駐バチカン大使 東京外国語大学特任教授)
濱口敏行(ヒゲタ醤油株式会社取締役相談役)
ペドロ・カナヴァロ(リスボン大学元教授、パッソス・カナヴァロ財団理事長)
前田万葉(カトリック教会枢機卿)

宮澤保夫(星槎グループ会長)
村田興文(インナーブレイン株式会社代表取締役)
山折哲雄(宗教学者)

レンゾ・デ・ルカ(前日本二十六聖人記念館館長)

 


※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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プロフィール

天正10年(1582)に長崎を出港した4人の少年は、マカオ、インド、アフリカを経由して2年に渡る艱難辛苦の末にようやくリスボンに到着します。 ポルトガル、スペインを経て、イタリアに入りローマ教皇に謁見します。 帰路は、また大西洋、インド洋経て、長崎に戻ったのは8年後の天正18年(1590)でした。遥かはなれたヨーロッパを目指し荒波をのりこえ異国の地での体験は計り知れない感動に満ちたものがありました。 少年たちが持ち帰り今に受け継ぐヨーロッパの先進的な文化や海外で記されている少年たちの資料もたどりながら、自分の命を顧みず海を渡った少年たちの心のなかにあったのは何であったか。 信仰と栄光とロマンに満ちた少年たちの足跡の全記録の集大成として、後世に残す一冊とします。本書は日本語・英語の併記とし、世界の研究機関にも寄贈されます。

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リターン

10,000


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A|キリシタン陣中旗 栞コース

▶感謝カード
▶クラウドファンディング限定 キリシタン陣中旗 栞
▶出版記念講演会オンライン視聴権 ※1

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。

支援者
65人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

30,000


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B|図譜プロジェクト支援スタンダードコース

▶感謝カード
▶クラウドファンディング限定 キリシタン陣中旗 栞
▶出版記念講演会オンライン視聴権 ※1
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2
▶十字架(表/福者中浦ジュリアン、裏/二十六聖人の三人のイエズス会士)

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。

支援者
28人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

50,000


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C|「雪のサンタマリア」コース

▶感謝カード(髙祖敏明実行委員長直筆サイン入)
▶クラウドファンディング限定 キリシタン陣中旗 栞
▶出版記念講演会オンライン視聴権 ※1
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2
▶十字架(表/福者中浦ジュリアン、裏/二十六聖人の三人のイエズス会士)
▶『雪のサンタマリア』(特殊印刷、日本二十六聖人記念館 館長サイン入)

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。

支援者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

100,000


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D|『前田万葉句集』コース(前田万葉枢機卿直筆サイン・メッセージ入)

▶感謝カード(髙祖敏明実行委員長直筆サイン入)
▶クラウドファンディング限定 キリシタン陣中旗 栞
▶出版記念講演会オンライン視聴権 ※1
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2
▶十字架(表/福者中浦ジュリアン、裏/二十六聖人の三人のイエズス会士)
▶『雪のサンタマリア』(特殊印刷、日本二十六聖人記念館 館長サイン入)
▶『前田万葉句集』(前田万葉枢機卿直筆サイン・メッセージ入)

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

300,000


alt

E|『潜伏キリシタン図譜』お届けコース

▶感謝カード(髙祖敏明実行委員長直筆サイン入)
▶クラウドファンディング限定 キリシタン陣中旗 栞
▶出版記念講演会オンライン視聴権 ※1
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2
▶十字架(表/福者中浦ジュリアン、裏/二十六聖人の三人のイエズス会士)
▶『雪のサンタマリア』(特殊印刷、日本二十六聖人記念館 館長サイン入)
▶『前田万葉句集』(前田万葉枢機卿直筆サイン・メッセージ入)
▶『潜伏キリシタン図譜』

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

500,000


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F|出版記念講演会ご招待コース

▶感謝カード(髙祖敏明実行委員長直筆サイン入)
▶クラウドファンディング限定 キリシタン陣中旗 栞
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2
▶十字架(表/福者中浦ジュリアン、裏/二十六聖人の三人のイエズス会士)
▶『雪のサンタマリア』(特殊印刷、日本二十六聖人記念館 館長サイン入)
▶『前田万葉句集』(前田万葉枢機卿直筆サイン・メッセージ入)
▶『潜伏キリシタン図譜』
▶出版記念講演会ご招待 ※1

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。現地までの交通費はご負担いただきます。現地でのご参加が難しい場合はオンライン視聴への変更も可能です。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

1,000,000


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G|三大司教・枢機卿直筆サイン入『潜伏キリシタン図譜』&信徒再発見記念ミサご招待コース


▶感謝カード(髙祖敏明実行委員長直筆サイン入)
▶クラウドファンディング限定 キリシタン陣中旗 栞
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2
▶十字架(表/福者中浦ジュリアン、裏/二十六聖人の三人のイエズス会士)
▶『雪のサンタマリア』(特殊印刷、日本二十六聖人記念館 館長サイン入)
▶『前田万葉句集』(前田万葉枢機卿直筆サイン・メッセージ入)
▶『潜伏キリシタン図譜』(三大司教・枢機卿直筆サイン入)
▶出版記念講演会ご招待 ※1
▶信徒再発見記念ミサご招待 ※3

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。現地までの交通費はご負担いただきます。現地でのご参加が難しい場合はオンライン視聴への変更も可能です。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。
※3: 2021年3月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。現地までの交通費はご負担いただきます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

5,000


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H|感謝カードコース

品物をお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただきます。寄付控除の対象にはなりませんのでご留意ください。
ーーーーーーーー

▶感謝カード

支援者
32人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

30,000


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I|おこころ支援コース

品物をお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただきます。寄付控除の対象にはなりませんのでご留意ください。
ーーーーーーーー

▶感謝カード
▶出版記念講演会オンライン視聴権 ※1
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。

支援者
17人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

100,000


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J|おこころ支援コース

品物をお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただきます。寄付控除の対象にはなりませんのでご留意ください。
ーーーーーーーー

▶感謝カード(髙祖敏明実行委員長直筆サイン入)
▶出版記念講演会オンライン視聴権 ※1
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

300,000


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K|おこころ支援コース

品物をお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただきます。寄付控除の対象にはなりませんのでご留意ください。
ーーーーーーーー

▶感謝カード(髙祖敏明実行委員長直筆サイン入)
▶出版記念講演会オンライン視聴権 ※1
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

1,000,000


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L|おこころ支援コース

品物をお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクト実施のために使わせていただきます。寄付控除の対象にはなりませんのでご留意ください。
ーーーーーーーー

▶感謝カード(髙祖敏明実行委員長直筆サイン入)
▶出版記念講演会オンライン視聴権 ※1
▶図譜へお名前の掲載(ご希望の方のみ)※2

※1: 2021年2月中旬開催予定、詳細は追ってご案内いたします。
※2: 2020年11月30日までにご入金いただいた方限定となります。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

プロフィール

天正10年(1582)に長崎を出港した4人の少年は、マカオ、インド、アフリカを経由して2年に渡る艱難辛苦の末にようやくリスボンに到着します。 ポルトガル、スペインを経て、イタリアに入りローマ教皇に謁見します。 帰路は、また大西洋、インド洋経て、長崎に戻ったのは8年後の天正18年(1590)でした。遥かはなれたヨーロッパを目指し荒波をのりこえ異国の地での体験は計り知れない感動に満ちたものがありました。 少年たちが持ち帰り今に受け継ぐヨーロッパの先進的な文化や海外で記されている少年たちの資料もたどりながら、自分の命を顧みず海を渡った少年たちの心のなかにあったのは何であったか。 信仰と栄光とロマンに満ちた少年たちの足跡の全記録の集大成として、後世に残す一冊とします。本書は日本語・英語の併記とし、世界の研究機関にも寄贈されます。

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