風化する先祖からのメッセージ、みんなで解き明かすアプリをお手元に

寄付総額

6,530,000

目標金額 3,800,000円

寄付者
358人
募集終了日
2022年12月2日

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碑文やひかり拓本への想いを

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身近な石碑や読んでみたい碑文、

ひかり拓本に期待することなどについて、

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本企画について、詳細はこちら

 

 

第二目標達成の御礼とプロジェクトの継続について

 

10月5日に開始したクラウドファンディングは、約1か月という短期間で第二目標の500万円を達成することができました。
皆様からの多くのご支援、ならびに励ましのお言葉にあらためて感謝申し上げます。

 

現在、アプリ開発はいくつかの課題にぶつかりながらも順調に進んでいます。
また、ひかり拓本を使って子どもたちが地域の歴史を学んでいく活動に役立てていただけるよう、このたびのご支援で調達する機材の教育現場へのお貸出しについても、具体的な仕組みの検討を進めています。


クラウドファンディングは12月2日まで継続いたします。
アプリの普及に合わせて、将来的に公開を目指しているひかり拓本画像を共有するためのWEBシステム構築には、およそ500万円が必要になります。
第二目標の500万円を超えて頂戴したご支援は、主にその準備に充てさせていただきます。

 

多くの方々に気軽に「ひかり拓本アプリ」を使っていただく機会を作るため、引き続き皆様からの温かい応援をお待ち申しております!
 

2022年11月11日追記


 

私たちの目標

 

ページをご覧いただきありがとうございます。

奈良文化財研究所です。

 

突然ですが、皆様はこれまでに碑文」を目にしたことがありますか?

お寺や神社、観光地、あるいは周りに何も無いようなところでも、ぽつんとそびえ立つ石造物を見かけたことのある方、そこに何か刻まれている文字「碑文」を"見た"ことがある方は多いのではないでしょうか。

 

それでは「碑文」を"読んだ"ことがある方はどれほどおられますでしょうか?

 

石造物は当然ながら紙よりも丈夫で、100年、長ければ1000年以上屋外に立っていても刻まれた碑文を読むことができます。しかし、いざ読もうとすると風化で削れているなどの理由で簡単に読むことはできません。一目で読むことができないので、見たことはあっても書いてある内容を読んで知っている方は少ないのではないでしょうか。

 

石造物に刻まれた碑文は、何らかの理由で先祖が未来に向けて残したかったメッセージです。このメッセージを読み解くことで、歴史的意義のある発見や私たちの生活に直結するような新たな発見を得たり、災害などの危険を回避できる可能性がある……そんな石造物は私たちにとってもっとも身近な文化財のひとつです。

 

今回開発するアプリ「ひかり拓本」を多くの皆様にお届けし、活用いただくことで、先祖の想いを身近に感じていただければと思います。

 

将来的には、皆様による過去からのメッセージの発見をデータベースに残していくことで、読み解いたメッセージを次世代、さらにその先へと、後世に繋いでいければと思っています。データベース化に向けては、アプリ「ひかり拓本」を活用した撮影にご協力いただく皆様や、石造物が残される地域との連携を綿密に行う必要があるため、すぐに実装できるわけではありません。より長期的な挑戦になります。

 

まずは、この「ひかり拓本」をたくさんの方々に知っていただき、ご利用いただくことが本プロジェクトの第一歩です。奈良文化財研究所は、今年で70周年を迎えます。この節目を迎えるにあたり、私たちの取り組みにご賛同いただいた皆様には、ぜひご寄付を通して私たちの仲間となっていただき、過去からのメッセージを後世に繋ぐ取り組みを、ともに進めていければ嬉しいです

 

 

 

石造物は先祖からのメッセージ、早急な調査が必要です

 

国内には無数の石造物(石碑や石灯籠、鳥居、水鉢、狛犬など)があります。 その石造物の多くに文字「碑文」が刻まれていて、その内容は、過去や先祖からのメッセージであり、石造物が立つ場所や地域について、さまざまなことを教えてくれています。

最近では「自然災害伝承碑」が地図記号となり、地図で確認できるようになりました。この石碑には、災害による被災状況や、住む場所・避難経路・災害の予兆といった教訓など、未来(子孫)のことを心配した過去(先祖)からの注意を呼びかけるメッセージが込められています。

 

姉吉
(「此処より下に家を建てるな」の石碑が人を救った事例 宮古市姉吉)
※ひかり拓本で撮影

東北大学災害科学国際研究所「ひかり拓本データベース」へ


しかし、碑文は...

【問題 1】普通の写真では文字が読みにくい(写真 1)

【問題 2】現地に行っても風化で碑文が読みにくく読み違える可能性も(写真 2)

【問題 3】そもそも数が多すぎて調査しきれない(写真 3)

と問題が多く、調査が難しい上に、風化で徐々にすり減り文字が読めなくなっていきます。また工事や災害などで石造物そのものが失われることもあり、早急な調査が必要です。

 

【問題 1】普通の写真では文字が読みにくい

写真1 普通の写真では文字が読みにくい例(上椙撮影)

東北大学災害科学国際研究所「ひかり拓本データベース」へ

 

【問題 2】現地に行っても風化で碑文が読みにくく読み違える可能性も(写真 2)

写真2 現地に行っても風化で碑文が読みにくい例(上椙撮影)

東北大学災害科学国際研究所「ひかり拓本データベース」へ

 

【問題 3】そもそも数が多すぎて調査しきれない(写真 3)

写真3 そもそも数が多すぎて調査しきれない例(福井県小浜市上根来)

 

 

画期的な石造物の画像処理技術「ひかり拓本」

 

碑文を読みやすくする方法は…

① 拓本(写真 4)

 方法:紙を石造物に貼り、その上から墨を乗せる伝統的な手法

 欠点:汚したり壊したりする可能性がある

 

紙拓本の様子
写真4

 

② 光を斜めにあてる(写真 5) 

 方法:懐中電灯で斜めに光をあてて影を作り、その形を読む

 欠点:懐中電灯を動かしたら影の形も変わる

 

写真5

 

このふたつの技術を合わせて、光でできた影で拓本したいという思いから「ひかり拓本」は生まれました。

 

「ひかり拓本」は、石碑の碑文などに対して様々な角度から光を照射・撮影し、複数の画像の影を合成する技術のアプリです。拓本と同じ程度に碑文が読み取れる画像を、石碑を汚すことなく簡単に作成できます。
 

 

手順は

① 先ず普通に写真を撮る

② 斜めに光をあてて影を作る

③ 写真を撮る

④ 光の角度を変えて②~③を繰り返して文字の影をたくさん撮る

⑤ アプリのスタートボタンを押す

⑥ 完成

以上です。

 

 

合成時間は写真1枚の処理に1秒ほど。60枚の写真を撮っても1分程度で完成するので、現地ですぐに画像を確認できます。  

※現在研究チーム内で使用しているWindows版での数値です。

 

もし、もうちょっと文字を読みやすくしたいと思ったら

⑦ ①~⑥をもう一回繰り返す

⑧ アプリの追加ボタンを押す

⑨ 完成

 

 

出来上がった画像は、従来の拓本と同程度の読みやすさです。(写真 6)

 

写真6 拓本処理前の画像(上)と処理後の画像(下)

 

 

私たちがクラウドファンディングに挑戦する理由
-「ひかり拓本」のアプリ化 -

 

この「ひかり拓本」によって、

 

【問題 1】普通の写真では文字が読みにくい

 → ひかり拓本を使用すれば文字が読める画像を短時間で作成できる

【問題 2】現地に行っても風化で碑文が読みにくく読み違える可能性も

 → 光のあて方を工夫することによって、読めなかった字が判るかもしれない

 → 画像を簡単に共有できるので、みんなで検討したり、間違えていた場合も指摘してもらえる

 

と二つの問題は解決できました。

 

しかし、

【問題 3】そもそも数が多すぎて調査しきれない

は、まだ解決されていません。

 

私たちの暮らす町には数多くの石碑などが残されている一方、これらの存在や内容がまだ充分に分かっているとは言えません。先祖からのメッセージが刻まれている石碑などの身近な文化財を知り、まもることは、研究者や地方自治体などだけでは簡単には解決できません。

 

これまで私たちは、デジタルカメラで撮影した画像を、研究者個人で開発したWindows&Macアプリ(下のサンプル動画)で画像処理する手法を研究グループ内でのみ使用してきました。

 

Windowsアプリの様子

 

研究グループは奈良文化財研究所と東北大学・東京大学・九州保健福祉大学の研究者、自治体職員や教員で構成され、 その成果は東北大学災害科学国際センター「ひかり拓本データベース」九州保健福祉大学博物館学年報「ひかり拓本による延岡市の災害石碑の記録化と活用について」などで公開されています。

 

一方で、調査研究を進める過程で研究グループ外の方々からも使用してみたいというお声を何度も頂戴してきました。また、校外学習やクラブ活動など、教育現場で使用したいとのお声もいただくようになりました。
 

そこで【問題 3】を解決するために、皆様のご協力をいただき、これまでチーム内で使用してきたアプリより簡単に誰でも利用できるように、撮影と画像処理を一つの機材で完了できるスマートフォンアプリの開発と公開に挑戦することとしました。

 

アプリは公開後も保守費用がかかるため、無料というわけにはいきませんが、予算が限られている教育現場も含めて広く使っていただくためには、なるべく安価で提供する必要があります。そのため、今回はクラウドファンディングを通じてアプリ開発・公開費用の確保を目指しております。

 

ゆくゆくは、地域の災害の歴史を伝える「自然災害伝承碑」を小学生など子どもたちをはじめ、地域の方々が自らの手で拓本化し、石碑の立つ現場に立って碑文を読むことで、過去からのメッセージをより身近に感じることができればと考えています。

 

是非目標を達成し、皆様と一緒に日本全国に散らばる無数の石碑データが持つ先祖からのメッセージを収集し、次の世代へ、またその先へと伝えたいと考えています。

 

必要金額

① iOS(iPadOS含む)、Androidのアプリ開発・公開

  = 約300万

 

② その他諸経費

  = 約80万 

 

を想定しております。

※本プロジェクトのギフトにおいて、「コース二」についてはiOS版のみのご提供となります。あらかじめご了承ください。

 

なお、目標金額を超えた後の資金使途として、第二目標として500万円を掲げ、小学校などの教育現場で「ひかり拓本」アプリを活用してもらうための貸出用機器一式の調達に充てたいと考えています。500万円を超えていただいたご寄付については、今後の画像を共有できるWEBシステムの構築の準備などひかり拓本の活動資金へと充当してまいります。

 

 

本プロジェクトの可能性

 

|石造物総合データベース

将来的には皆様が撮影した「ひかり拓本」の画像を集約するプラットフォームを整備することにより、当研究所だけでは完成し得ない全国規模の石造物総合データベースを、皆様と協働で構築することができると考えております。

 

■防災への活用

この石造物総合データベースには、津波や地震など、過去に発生した大規模な災害の記録である自然災害伝承碑も当然含まれています。データベースを広く公開し、全国で忘れられている災害史に「ひかり」を当てることで、各地域における防災意識を醸成することにも貢献できると考えております。

 

■観光への応用

災害以外にも、文学碑とWeb上の情報をリンクさせることで、旅行中に撮影した文学作品を、所縁の石碑の立つ場所で読むなど、観光面での活用も考えられます。

 

|応用発展

■撮り方の工夫

例えば360度の全天カメラを使えば、石窟内の360度拓本も作成可能ですし、望遠カメラと強いライトがあればお城の石垣や磨崖仏の拓本も採れます。大き過ぎるなら、定点撮影と太陽光を利用できるかもしれません。

 

■撮影対象の工夫

石造物総合データベースは石を対象としていますが、本技術はシンプルであるがゆえに対象も石以外に広く持つことも可能です。

例えば当研究所内では、銭貨、木簡、土器、瓦などへの適用実験が始まっておりますし、刀剣や鐘など金属器への応用も可能です。

 

|海外へ

本研究は海外の研究者からも関心を寄せていただいています。世界の石碑や壁画などの画像を、ウェブを通じて収集・保管・公開し、人類の集合知を結集し、読み解いていくことで、世界の新たな歴史の一面を明らかにしていけるまで、皆様と一緒に本プロジェクトを育てていくことができます。

 

本技術を広く公開することで、私たちが想定していなかったものへの応用ができるかもしれません。

 

色々なアイデアをいただければ、今後の開発目標に組み込んでいきますので、リリースできましたら、楽しんで利用していただければと思います。

 

 

プロジェクトメンバーからのメッセージ

 

本中 眞

奈良文化財研究所長 

 

 

当研究所職員が開発した「ひかり拓本」は、碑文を汚したり傷めたりすることなく、簡単に読み取り可能な画像を作成できるという画期的な技術です。私たちは、この技術を搭載したアプリを皆様に提供し、広く親しんでいただきたいと考えております

 

このたび、多くのご要望により、一般向け、特に小学生の使用を想定したスマートフォンアプリを開発することとなりました。アプリの公開に必要な水準を満たしたうえでiPhoneやAndroidなどにより展開するため、これまでの研究員による自主開発を基盤としつつも、公開用のアプリを外部に開発を委託して開発しようと考えております。しかし、その一方で、当研究所では限られた予算のもとに様々な調査研究活動を実施していることから、アプリの開発費を準備することが難しい状況となっていることも事実です。

 

そこで、将来に向けて本研究を持続可能なものとして成長させていくために、予算の面でも皆様からのご支援をいただきたく本プロジェクトを立ち上げた次第です。

 

皆様からお寄せいただいた支援金については、アプリ開発・公開のために活用させていただき、さらに多くの賛同を得て、目標金額を超えることが出来ましたら、学校教育の一環として生徒達が本技術に触れることができるよう貸出用機材を整備し、いち早く提供を開始いたします。

 

本研究の新たな展開に向け、本プロジェクトに皆様からのご支援を賜り、成功に導いていただきますよう、心からお願い申し上げます。

 

上椙 英之

奈良文化財研究所 埋蔵文化財センター遺跡・調査技術研究室研究員

 

上椙画像

 

開発者の奈良文化財研究所の上椙英之です。

この度のクラウドファンディングでは、高効率・迅速・安価をモットーに開発してきました「ひかり拓本」をより身近で利用していただくため、撮影と画像処理を一つの機器で行うスマホアプリ版「ひかり拓本」の公開を目指しています。

旅行中に目に留まった石碑をちょっと撮影~というくらいに気軽に、そして小学生が校外学習で石碑を撮影して地域の歴史をその場で学べるほど簡単に利用できるように一から設計しなおしています。

対象は石碑にとどまりません。木や金属や土、建物や食べ物、もっと大きなものまで。「ひょっとしたらアレが撮れるんじゃないかな?」という発想から、想像もしない何かが撮れるかもしれません。このアプリは、研究のための分析や、地域の歴史の学習は勿論、日々の生活に新しい発見を提供できるものです。

そんなアイディアを膨らませるサービスの提供も目指していますあなたと一緒プロジェクトを進めていけましたら嬉しいです。

 

金田 明大

奈良文化財研究所 埋蔵文化財センター長兼遺跡・調査技術研究室長

 

 

家の近くの石碑やお地蔵さんといったよく通り過ぎるけれども詳しくは知らないもの。なにげなくぽつんとあるそんな身近な文化財が、私達の暮らす街の歴史を知る上で活躍してくれるかもしれない。

 

それらが残してくれている情報を見つけ、知って、考える。それは誰がすることだろう。専門家?いや、それだけではない。沢山ある街の文化財を明らかにするには興味を持つ多様な人々に参加していただく必要がある。

 

探求する楽しみや多くの人が対話するきっかけに、そして先人の喜怒哀楽や今の安心・安全に繋がる過去のメッセージを知る。そういった活動を通じて文化財が今を生きる、また次の世代へ送る「財」になるのではないか。

そんな思いから、今回の挑戦になりました。
 

かつては街の歴史家と呼べる方や、興味をもって調べる子供達の活躍で、地域の歴史が明らかにされてきました。歴史研究が進展し、文化財の保護が大切になってきた現在、かつての発掘や紙での拓本のような研究対象に影響を与えてしまうような活動は難しくなっているのが現状です。でも、ここだけでこっそりお伝えしますが、なにより楽しいのは実際に外に出て、五感を使って調べ、考えること。この楽しみは専門家だけの特権でもないし、沢山の方と共有できると思っています。
 

「ひかり拓本」はそんな楽しさを、そして調べ考えることの面白さを感じていただけるお手伝いをする技術です。
簡単な準備をもって外に出て、知られていない街の歴史を探してみませんか?

 

 

応援メッセージ

 

河江 肖剰

エジプト考古学者、名古屋大学高等研究院准教授

 

 

20世紀初頭に活躍したエジプト考古学の父であるフリンダーズ・ピートリー卿は、現場にひとつだけ持って行く道具を選ぶとすればなにを選ぶかと問われたとき「カメラ」だと答えています。写真はその当時からインフォーマティブですが、デジタル化により汎用性が高くなり、3Dモデルの作成や撮影した画像の光源/陰影を変える技術などが生まれています。そしてここに「ひかり拓本」というまた新しい技術が生まれました。大学でデモを見ましたが、現場の人間が開発した、現場向きの、手軽で、素早い記録が可能になるものでした。ピラミッド研究調査でも是非使用してみたいと思います。

 

千田 嘉博

城郭考古学者、奈良大学教授

 

 

「ひかり拓本」は、城の研究を飛躍的に進める転機にもなると期待しています。城の石垣に残された記号「刻印」は、築城工事の実態を考える重要な手がかりです。しかしこれまで野外で正確な「刻印」の記録をとるのはたいへんでした。「ひかり拓本」によって城に関心をもつすべての人が、簡単・正確に「刻印」を記録して、オリジナルの「刻印」データから歴史を読み解けるようになるのが楽しみです。

 

まりこふん

古墳シンガー・古墳にコーフン協会会長

 

 

古墳巡りをしていると、石碑をよく見つけますよね。墳頂に建ってたり、入口に建ってたり。古墳好きだったら「この古墳の事をもっと知りたい!」と思うのは当然のこと。でもそこにある石碑のほとんどはなんて書いてあるのかとても読むことのできない文字の風化具合……そして装飾古墳。装飾古墳の中でも線刻画はどんな風に描いてあるのか肉眼ではなかなかうまく確認できず写真で撮るのも非常に難しい……それが、この「ひかり拓本」の技術できれいクッキリ見えるようになるんですか!?それならば協力したいに決まってる!だって私が利用したい!多くの人が利用できるようになるよう、どうぞ皆様お力添えをよろしくお願いいたします!

 

狭川 真一

大阪大谷大学 教授

 

 

この画期的な技術開発に驚愕しています。従来の拓本と比較すると、①資料に非接触、②デジタルデータで活用幅が広い、③作業時間の大幅短縮などが指摘できますが、金石文を表面だけで読まず、底部も含めた情報を拾い出すので、これまで読み難かった文字も解読できる可能性があり、大きな期待を寄せています。

この手法の普及により金石文研究が進展することは間違いなく、それは歴史研究に大きく寄与することにつながります。ぜひ皆さんにご支援いただき、この技術開発を後押ししていただければ幸いです。

 

 

 

税制上の優遇措置(寄付金控除)について

 

◇所得税法及び法人税法上の優遇措置
奈良文化財研究所が所属する独立行政法人国立文化財機構は、税法上の優遇措置の対象となる「特定公益増進法人」です。奈良文化財研究所にご寄付をいただく個人の方、及び団体様は、当該寄付金について一般の法人に対する寄付金とは異なる所得税・法人税の優遇措置を受けることができます。

お振り込み確認後、寄付金の「受入証明書」をお届けいたします。

 

所得税
個人の方が奈文研にご寄付くださる場合、一定額を所得税の課税所得から控除することができる「寄付金控除」の制度をご利用できます。「寄付金(総所得の40%を限度)-2千円」を課税所得から控除することができます。

 

法人税
法人様がご寄付くださる場合、その寄付金額を一般の寄付金とは別枠で損金に算入することができます。損金算入限度額は、「(資本等の金額×0.375% + 所得金額の6.25%)×1/2 」の式で計算されます。

 

●寄付金の受入証明書の発行時期及び受領日

受入証明書は2023年3月末までにお手元にお届けします。証明書に記載する受領日は、READYFORから奈良文化財研究所に入金のある2023年2月付となります。そのため、2023(令和5)年分確定申告等にご利用いただくことで、税法上の優遇措置を受けることができます。

 


ご留意事項

 

第一目標金額が達成し、ご寄付が確定した後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

 

ご寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、新着情報やSNS等でご紹介させていただく場合があります。

 

本プロジェクトのリターンのうち、【ご芳名掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「支援契約」にある「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

寄付金の受入証明書の名義・発送先は、原則としてご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。

 

ご寄付1件につき、1枚の受入証明書を発行致します。複数件のご寄付を代表者が一括で入金した場合も、受入証明書はお届け先の宛名と住所の方のみの発行となります。

 

なお、ご寄付後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所にお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

個人住民税控除のため、国立文化財機構が指定を受けた都道府県・市区町村の要請に基づき、ご寄付頂きましたことを要請先にお知らせする場合があります。不都合等ございましたら、受入証明書記載の連絡先にご連絡ください。

 

プロジェクト実行責任者:
本中 眞(独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

目標額380万円のうち、約300万円を用いて、「ひかり拓本」を製品版のアプリ(iOS版、android版)としてリリースするための開発をおこないます。また、80万円は、冊子の印刷、返礼品の送料、手数料等の諸経費に使用します。 なお、上椙研究員による指導・出張などは、2023年4月以降に実施・提供いたします。

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プロフィール

文化財の保存と活用を図るために、平城宮跡及び飛鳥・藤原宮跡、南都諸大寺を始めとした古社寺をフィールドとして、考古、歴史、建築、庭園及び保存の各分野が連携して総合的に調査研究に取り組むとともに、国内外の文化財の保存と活用に対する協力と助言を行っています。

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ギフト

10,000+システム利用料


コース学び一|学びのサポート:「ひかり拓本」の入門書コース

コース学び一|学びのサポート:「ひかり拓本」の入門書コース

「ひかり拓本」アプリの使い方や画像処理の仕組みなど、「ひかり拓本」の基礎知識がつまった入門書を進呈します。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」の入門書(※2)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)入門書は2023年秋頃にご提供予定です。詳細は2023年9月までに個別に連絡いたします。

寄付者
69人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

30,000+システム利用料


コース学び二|学びのサポート:「ひかり拓本」の入門書+入門書解説動画閲覧権コース

コース学び二|学びのサポート:「ひかり拓本」の入門書+入門書解説動画閲覧権コース

「ひかり拓本」アプリの使い方や画像処理の仕組みなど、「ひかり拓本」の基礎知識がつまった入門書を進呈し、内容を解説した動画を一緒にご覧いただけます。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●「ひかり拓本」の入門書(※2)
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」の入門書解説動画閲覧権(※2)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)入門書は2023年秋頃にご提供予定です。詳細は2023年9月までに個別に連絡いたします。

寄付者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

50,000+システム利用料


コース四|【コース一にお気持ちをもっと上乗せ】「ひかり拓本」アプリ+上椙研究員による調査記録動画閲覧コース

コース四|【コース一にお気持ちをもっと上乗せ】「ひかり拓本」アプリ+上椙研究員による調査記録動画閲覧コース

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子
●「ひかり拓本」アプリ(※2)
●上椙研究員による調査記録動画閲覧権(※3)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)アプリは2023年3月中に公開予定、公開後に順次ご提供予定です。
(※3)詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。

寄付者
25人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

5,000+システム利用料


コース五|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

コース五|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

皆様からのご支援を最大限活用させていただくコースです。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)

寄付者
78人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

10,000+システム利用料


コース六|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

コース六|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

皆様からのご支援を最大限活用させていただくコースです。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)

寄付者
57人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

30,000+システム利用料


コース七|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

コース七|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

皆様からのご支援を最大限活用させていただくコースです。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)

寄付者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

50,000+システム利用料


コース八|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

コース八|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

皆様からのご支援を最大限活用させていただくコースです。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

100,000+システム利用料


コース九|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

コース九|「ひかり拓本」プロジェクト 応援コース

皆様からのご支援を最大限活用させていただくコースです。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)

寄付者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

100,000+システム利用料


コース十|上椙研究員によるオンライン撮影指導コース

コース十|上椙研究員によるオンライン撮影指導コース

上椙研究員によるオンラインの撮影指導を受講いただけます。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子
●「ひかり拓本」アプリ(※2)
●上椙研究員による調査記録動画閲覧権(※3)
●上椙研究員によるオンライン撮影指導(※4)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)アプリは2023年3月中に公開予定、公開後に順次ご提供予定です。
(※3)詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。
(※4)2023年4月以降に実施(時期は応相談)します。詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

300,000+システム利用料


コース十一|上椙研究員による出張指導コース(別途旅費必要)

コース十一|上椙研究員による出張指導コース(別途旅費必要)

上椙研究員による出張撮影指導に参加いただけます。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子
●「ひかり拓本」アプリ 6ライセンス(※2)
●上椙研究員による調査記録動画閲覧権(※3)
●上椙研究員による出張撮影指導(別途旅費必要)(※4)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)アプリは2023年3月中に公開予定、公開後に順次ご提供予定です。
(※3)詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。
(※4)2023年4月以降に実施(時期は応相談)します。詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

500,000+システム利用料


コース十二|上椙研究員による出張調査+調査報告会開催コース(別途旅費必要)

コース十二|上椙研究員による出張調査+調査報告会開催コース(別途旅費必要)

上椙研究員による出張調査・調査報告会に参加いただけます。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子
●「ひかり拓本」アプリ 10ライセンス(※2)
●上椙研究員による調査記録動画閲覧権(※3)
●上椙研究員による出張調査+調査報告会(別途旅費必要)(※4)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)アプリは2023年3月中に公開予定、公開後に順次ご提供予定です。
(※3)詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。
(※4)2023年4月以降に実施(時期は応相談)します。詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。調査内容としては、成果物としてのひかり拓本100枚、もしくは調査日数4日(移動日含む)の内どちらかまでとさせていただきます。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

1,000,000+システム利用料


コース十三|上椙研究員による出張調査+調査報告会開催(別途旅費必要)&謹製「ひかり拓本」撮影BOX贈呈コース

コース十三|上椙研究員による出張調査+調査報告会開催(別途旅費必要)&謹製「ひかり拓本」撮影BOX贈呈コース

上椙研究員による出張調査・調査報告会に参加いただけます。
上椙研究員手作りの「ひかり拓本」を簡単に撮影できるBOXをご提供します。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子
●「ひかり拓本」アプリ 20ライセンス(※2)
●上椙研究員による調査記録動画閲覧権(※3)
●上椙研究員による出張調査+調査報告会(別途旅費必要)(※4)
●上椙研究員謹製「ひかり拓本」撮影BOX

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)アプリは2023年3月中に公開予定、公開後に順次ご提供予定です。
(※3)詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。
(※4)2023年4月以降に実施(時期は応相談)します。詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。調査内容としては、成果物としてのひかり拓本100枚、もしくは調査日数4日(移動日含む)の内どちらかまでとさせていただきます。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

10,000+システム利用料


コース一|【先着10名様限定】「ひかり拓本」アプリ+上椙研究員による調査記録動画閲覧コース

コース一|【先着10名様限定】「ひかり拓本」アプリ+上椙研究員による調査記録動画閲覧コース

【先着10名様限定】「ひかり拓本」アプリ+上椙研究員による調査記録動画閲覧権

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子
●「ひかり拓本」アプリ(※2)
●上椙研究員による調査記録動画閲覧権(※3)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)アプリは2023年3月中に公開予定、公開後に順次ご提供予定です。
(※3)詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。

寄付者
10人
在庫数
予定数終了
発送完了予定月
2023年3月

10,000+システム利用料


コース二|【iOS対象・先着50名様限定】「ひかり拓本」アプリ体験版先行利用コース

コース二|【iOS対象・先着50名様限定】「ひかり拓本」アプリ体験版先行利用コース

【iOS対象・先着50名様限定】「ひかり拓本」アプリ体験版先行利用コース

「ひかり拓本」アプリ(体験版)が先行利用いただけます。

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」アプリ(iOS体験版)(※2)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)アプリ(体験版)は2023年1月までに提供いたします。最大90日間ご利用いただけます。詳細は個別にご連絡いたします。

寄付者
50人
在庫数
予定数終了
発送完了予定月
2023年3月

30,000+システム利用料


コース三|【コース一にお気持ちを上乗せ】「ひかり拓本」アプリ+上椙研究員による調査記録動画閲覧コース

コース三|【コース一にお気持ちを上乗せ】「ひかり拓本」アプリ+上椙研究員による調査記録動画閲覧コース

【先着50名様限定】「ひかり拓本」アプリ+上椙研究員による調査記録動画閲覧権

●寄付金の受入証明書(※1)
●感謝のメール
●アプリへのご支援者一覧掲載(希望制)
●「ひかり拓本」攻略冊子
●「ひかり拓本」アプリ(※2)
●上椙研究員による調査記録動画閲覧権(※3)

(※1)受入証明書は2023年3月末までに送付いたします。(発行日付は2023年2月です。)
(※2)アプリは2023年3月中に公開予定、公開後に順次ご提供予定です。
(※3)詳細は2023年3月までに個別にご連絡いたします。

寄付者
50人
在庫数
予定数終了
発送完了予定月
2023年3月

プロフィール

文化財の保存と活用を図るために、平城宮跡及び飛鳥・藤原宮跡、南都諸大寺を始めとした古社寺をフィールドとして、考古、歴史、建築、庭園及び保存の各分野が連携して総合的に調査研究に取り組むとともに、国内外の文化財の保存と活用に対する協力と助言を行っています。

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