世界の若者を広島へ!平和を築くリーダー育成へ渡航費の御支援を!

支援総額

1,140,000

目標金額 1,000,000円

支援者
74人
募集終了日
2023年8月31日

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▼はじめに

 ページをご覧いただきありがとうございます。「核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー」実行委員会事務局の宗像 丈晴(むなかた たけはる)と申します。 

 広島県と2017年にノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は、核兵器と安全保障を学び、世界に具体的に貢献し、グローバルに活躍できるリーダーの養成を目指す「核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー」を開講しています。第1回が2019年に開催され、2020年、2021年はコロナ禍によりオンラインでの開催となりましたが、昨年2022年は3年ぶりに広島で開催することが叶い、今年2023年も引き続き広島で開催できるよう準備を進めています。

 

   覚書を交わす湯崎英彦広島県知事(左)とICAN ベアトリス・フィン事務局長(右/当時)

 

 広島で平和を学んだ将来を担う若い世代が,戦争で傷ついた地域の復興を支える取組に参画するなど,様々な形で平和を希求する活動に持続的に関わることで, 世界中に共感の輪が広がり,国際社会に影響を与え,安心して暮らせる平和な核兵器のない世界の実現に貢献することを目指しています。

 

 昨年も同様のお願いをさせていただき、111万円 の温かいご寄付をいただきました。クラウド・ファンディング以外でのご寄付も合わせ,ウズベキスタン,レバノン,ザンビア,フィジーからそれぞれ1名ずつ,計4名の若者に渡航費の補助を出すことができました。

 

   今年のアカデミーでも、約30人の若者を世界中から募集する予定です。意思と意欲がありながらも渡航費を準備することが困難な参加者を広島に招くため、今年もぜひ皆様の温かいご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

▼核兵器を持つ国、持たない国の若者たちがそれぞれの観点から議論を深める

 1945年8月に広島と長崎に投下された二つの原子爆弾によって、同年末までに広島では約14万人、長崎では7万人を超える方が亡くなられたと推計されています(※1)。生き残った方々も、核爆発によって大量に放出された放射線の影響により人体に深刻な障害が引き起こされ、今なお多くの方が障害によって苦しんでいます。 

(※1)出典:広島平和記念資料館 学習ハンドブック(2018.3)

 

 しかし、世界には依然として12,520発(2023年6月推計)(※2)もの核兵器が存在すると推計されています。そればかりか、核兵器を保有する国は1964年には5か国だったのが、今や9か国(※2)にまで増えています。核兵器の拡散防止のためのさまざまな国際的な努力にかかわらず、近年では、核兵器の小型化やサイバー技術の発展に伴う新たな核のリスクが高まっています。多くの国々が未だ、これらの核兵器によって国際的な安全が保たれるという考え方にとらわれています。

(※2)出典: 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)  「世界の核弾頭データ」2023年度版(2023.6)

   

 

 広島は、人類史上はじめて核兵器の非人道的な惨害を経験した被爆地として、核兵器に依存した安全保障からの脱却を世界に訴えてきました。 そんな広島の地に、核兵器を持つ国と持たない国の両方から若者たちに集まってもらい、それぞれの観点から議論を深めることが重要だと考えています。

 

 核保有国では、核兵器を持つことが国家の安全のために当然だという考え方が根強く、そのような国の若者には、広島が経験した核兵器の非人道的な影響をしっかりと理解して考えてもらう必要があります。 一方、非核保有国のなかには、核兵器問題に関する無知や無関心という問題があります。実際には、国連加盟国の圧倒的多数は非核保有国であり、その多くは開発途上国です。それらの国々の政府が行動したからこそ、核兵器禁止条約が国連で多数の支持を得て採択され、発効されました。 しかし、途上国の若者・市民にとっては、広島・長崎や核兵器の問題はまだまだ自分たちとは遠い問題であると考えられています。しかし、ひとたび世界のどこかで核爆発や核戦争が起これば、核兵器を持たない国も含め、世界中の人々が深刻な影響を受けるのです。

 

 

 

▼アカデミーの概要

 以下の4つの内容を柱として構成されています。

 ○核兵器の人道的影響

 ○核兵器と安全保障に関する政治的・法的・技術的側面

 ○市民社会の活動

 ○核軍縮と安全保障のための外交と国連の役割

 

 ・講義はすべて英語で実施されます。

 ・講師には国内外の専門家、国連関係者、各国大使、NGOメンバー等を迎えて実施しています。

 

※今年度の参加申込のページはこちらです。

 

※これまでのアカデミーの様子の一部をホームページで公開しています。

 2022年度(第4回) 開講レポート(広島にて開催)

 2021年度(第3回) スペシャル・プログラム  (オンライン開催)

 2020年度(第2回) 公開ウェビナー (オンライン開催)

 2019年度(第1回) 開講レポート (広島にて開催)

 

※昨年の参加者のインタビューを公開しています。

   広島-ICANアカデミー2022 参加者インタビュー

 

 

 

▼アカデミー開催の課題

 現在、広島県とICANでは、参加者が広島に滞在してプログラムを受けるための費用は、提供することができています。

 

 問題は渡航費です。

 

 世界中から集まる若者たちの渡航費をカバーする財政的な力が足りません。とりわけ、核保有国の中でもアメリカや中国、イギリス、フランスといった経済大国からは、若者たちが自らお金を集めて渡航してくることが比較的容易です。

 

 しかし、非核保有国、とりわけ途上国では、そのような目的の寄付金や奨学金がほとんどないのが実態です。この部分をサポートするために、皆さんのご協力をお願いしたいのです。

 

 実際に昨年度も、イラクやブラジルなどの国から応募があり、熱意も知識も併せ持った大変に有望な若者たちでありましたが、実際の渡航にあたっては、財政的な問題で最終的に断念せざるをえなかった応募者もいました。これらの国々は、政府レベルでは核兵器廃絶のための積極的な発言を国連で行っています。そうした国の若いリーダーを広島で育成することができれば、将来に繋がる大きな貢献になるでしょう。

 

 また、核実験で特に被害を受けてきたのは、マーシャル諸島などの太平洋諸国です。こうした地域の若者に参加してもらえれば、核兵器の影響に関する議論がさらに多角的に深まるはずです。

 

 しかし、これら太平洋諸国から日本に渡航するのは、所得水準や航空運賃の問題から、大きな困難を伴います。核保有国はもちろんのこと、アジア太平洋、アフリカ、ラテンアメリカなどの非核保有国からも幅広く若者たちを集め、核兵器の問題をグローバルな人類全体の問題としてとらえていくことが「広島-ICANアカデミー」の成功の鍵を握ります。

 

 

▼いただいたご支援でできること

 今回皆様からいただいた支援金は、広島への渡航について、経済的に困難を伴う参加者、とりわけ開発途上国出身の参加者の渡航費として大切に使用させていただきます。

 

  皆様に支援いただくことにより、たとえ有望で意欲的な若者であっても、経済的な問題から不参加を余儀なくされるような若者への門戸が開かれ、核兵器廃絶に向け、グローバルに活躍できるリーダーへと成長してもらうきっかけとすることができます。

 

  また、核兵器廃絶に向けた状況がかつてないほど厳しくなっている中、核兵器廃絶に向けた具体的な協力をクラウド・ファンディングという形で皆様にお願いすることにより、世界中に方々と核兵器に関する問題を共有し、考えるきっかけとしたいと考えております。

 

●資金使途

 参加者に交付し、渡航費用の補助として、使用させていただきます。

 参加者は、今後の選考の過程で決定します。

 

 ・補助対象者:主として、経済的に日本への渡航が難しい国出身の方 およそ3~4名。

 ・募集方法:申し込みの際に、補助の希望を受け付け、その中から対象者を決定します。

 ・補助額:一人当たり、30万円程度を想定しています。

  ※今後の航空券料金の変動により、対象人数が変動することがあります。

 ・決定方法:以下により決定します。  

  - 申込時の課題エッセイの内容

  - 参加者の多様性の観点から、国籍、人種、民族、性別等を考慮し、できる限り偏りの出ないよう選考します。

 ・必要に応じ、応募者からヒアリングを実施します。

 

 なお、やむを得ない事情により、予定通り開催できなかった場合は、その旨をみなさまにお知らせさせていただいた上で、次回開催時の参加者の渡航費用のために、繰越をさせていただきます。リターンは、次回開催時に実行させていただきます。

 

●実施スケジュール 

 9月上旬       参加者決定

 10月下旬(予定) アカデミー 広島セッション 開講 

 

 

 

▼今回の渡航費支援プロジェクトへの想い

 将来、外交官や国連職員、国際NGO職員を志す世界中の様々な国や地域の若者が、被爆の実相や、核兵器と安全保障について正しい知識を身に着けることは、核兵器廃絶に向けた国際的な共通認識をつくるために極めて重要なことです。

 

 今回のプロジェクトを通して、外交官や国連職員、国際NGO職員を志す世界各国・地域の若者が、核兵器と安全保障をめぐる様々な問題についての理解を深め、将来、核兵器廃絶に具体的に貢献することが可能になります。

 

 今年5月に開催されたG7広島サミットにおいて、イギリスのスナク首相は以下のように述べられました。

 

 「広島ほど、平和の重要性を話し合うのにふさわしい場所はない。」

 

 広島で平和を学ぶことは、若者にとって、特別な、大きな意味を持つことになります。

 

 私たちは、ここ広島で平和の重要性を学んだ若者たちが、志ある若きリーダーとなり、世界に向け平和のメッセージを発信してもらいたい、と考えています。

 

 その大きな、直接的な助けとなるのが、皆様の温かいご支援です。皆様のご支援により、ひとりでも多くの志ある若者がここ広島に集まり、成長してくれることを、私たちは心より望んでいます。

 

 なにとぞ、皆様の温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 

※本ページに掲載されている画像の著作権は、すべて核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー実行委員会に帰属します。

プロジェクト実行責任者:
栗原 あゆみ(核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー実行委員会)
プロジェクト実施完了日:
2023年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

2023年10月に実施予定の,「広島-ICANアカデミー 広島セッション」参加者への渡航費用補助として,使用させていただきます。(1名あたり目安 / 30万円程度)

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プロフィール

広島県と2017年にノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶キャンペーン(ICAN)が協力し,核兵器と安全保障を学び,グローバルに活躍できるリーダーの養成を目指す,「核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー」を開講しています。 「核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー」実行委員会は,広島県とICANから,それぞれおよそ半数ずつのメンバーにより構成されており,核兵器廃絶という一致した目標に向け,運営しています。

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リターン

5,000+システム利用料


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5,000円応援コース

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●実施報告書をお送りします。(PDF方式でメールで送付)
●「国際平和拠点ひろしま」のHPに、お名前を掲載させていただきます。イニシャル、ニックネーム(10文字まで)も可能です。
※掲載するHPのURL : https://hiroshimaforpeace.com/
※注意事項 : このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

支援者
38人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

10,000+システム利用料


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10,000円応援コース

●感謝のメールをお送りします。
●実施報告書をお送りします。(PDF方式でメールで送付)
●「国際平和拠点ひろしま」のHPに、お名前を掲載させていただきます。イニシャル、ニックネーム(10文字まで)も可能です。
※掲載するHPのURL : https://hiroshimaforpeace.com/
※注意事項 : このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

支援者
27人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

20,000+システム利用料


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20,000円応援コース

●感謝のメールをお送りします。
●実施報告書をお送りします。(PDF方式でメールで送付)
●「国際平和拠点ひろしま」のHPに、お名前を掲載させていただきます。イニシャル、ニックネーム(10文字まで)も可能です。
※掲載するHPのURL : https://hiroshimaforpeace.com/
※注意事項 : このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

30,000+システム利用料


alt

30,000円応援コース

●感謝のメールをお送りします。
●実施報告書をお送りします。(PDF方式でメールで送付)
●「国際平和拠点ひろしま」のHPに、お名前を掲載させていただきます。イニシャル、ニックネーム(10文字まで)も可能です。
※掲載するHPのURL : https://hiroshimaforpeace.com/
※注意事項 : このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

50,000+システム利用料


alt

50,000円応援コース

●感謝のメールをお送りします
●実施報告書をお送りします(PDF形式でメールで送付)
●「広島セッション」内,参加者プレゼンテーションのオンライン観覧(約2時間 を予定 / 日付未定)
●「国際平和拠点ひろしま」のHPに,お名前を掲載させていただきます。イニシャル,ニックネーム(10文字まで)も可能です。
※掲載するHPのURL:https://hiroshimaforpeace.com/
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
※オンライン観覧については、10月20日をめどに詳細をご案内させていただく予定です。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

100,000+システム利用料


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100,000円応援コース

●感謝のメールをお送りします
●実施報告書をお送りします(PDF形式でメールで送付)
●「広島セッション」内,参加者プレゼンテーションのオンライン観覧(約2時間 を予定 / 日付未定)
●「国際平和拠点ひろしま」のHPに,お名前を掲載させていただきます。イニシャル,ニックネーム(10文字まで)も可能です。
※掲載するHPのURL:https://hiroshimaforpeace.com/
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
※オンライン観覧については、10月20日をめどに詳細をご案内させていただく予定です。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

プロフィール

広島県と2017年にノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶キャンペーン(ICAN)が協力し,核兵器と安全保障を学び,グローバルに活躍できるリーダーの養成を目指す,「核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー」を開講しています。 「核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー」実行委員会は,広島県とICANから,それぞれおよそ半数ずつのメンバーにより構成されており,核兵器廃絶という一致した目標に向け,運営しています。

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