娘さんの上田菜々香さん

 

 

現在高校2年生の娘は、中学校に入学してまもなく1型糖尿病を発症しました。

それまで病気知らずの元気な子供でしたが、診断をうけた日から1日4回~6回の血糖測定(自分の指に針を指して血を出し、血糖値を調べます)と食事やおやつ前のインスリン皮下注射が欠かせない生活が始まりました。

まだまだ成長期ということもありホルモンの関係で血糖の安定が難しく、低血糖や高血糖の繰り返しで大変ではありますが病気に前向きに向き合い、勉強にスポーツにそして遊びと毎日元気に過ごしています。

 

 

しかし先日、発症してはじめて無自覚低血糖を何度か経験しました。

測定器の数値をみて驚き、これが夜間だったらと思うとぞっとしました。

これまでも日頃と違う運動量だったりコントロールが不安定な時などは心配で夜中に何度も様子を見に行ったり、朝からなかなか起きてこない時はドキドキしながら声をかけることが度々あり眠れない事もありました。

 

 

きっと小さい子供さんや発症して間もないご家族の方も安心して眠れない方が多くいらっしゃると思います。

今回この低血糖アラート犬の育成に成功し、活動がひろがり、実現すれば私を含め、多くの患者さんや、そのご家族の方々が安心して過ごせるようになることはいうまでもありません。

 

 

年頃の娘をもつ母としては、これから先、親の手を離れて独り暮らししたり、恋愛したり結婚したりで実家を離れる事を心から喜ぶ事ができるのか……喜びより不安のほうが大きいため、ついつい将来ちゃんと自分でコントロールできるようになる為に口うるさくなってしまい大喧嘩になることも度々あります。

頑張ってる娘についつい頑張れと…将来の不安が少しでも少なくなれば患者も家族も、もっとこころに余裕ができるように思います。

 

 

そして殺処分となるはずだった犬たち、人とのつながりを絶つことになった犬たちが、また人とのつながりをもち、その犬たちを待っている人、必要としている人達がいることをあらためて感じています。

今回のプロジェクトに関わっていただいている多くの方々に本当に感謝いたします。

 

 

患者の家族として、そして動物を愛する者として今回のプロジェクトの実現を心から願っています。

私も微力ながら応援しています。

 

 

上田 千里