プロジェクト終了のご報告と御礼
この度は、「殺処分を逃れたワンコが無自覚性低血糖患者を救うアラート犬に!」へのたくさんのご支援ならびにご協力をいただき、誠にありがとうございました。
皆さまからご支援いただいた資金により、3月、6月、9月、11月に1回ずつの計4回、スウェーデンのスカンディナビア・ワーキングドッグ研究所のイェシカさんをお招きし、低血糖アラート犬育成に向けたトレーニングを行うことができました。
もともとはワンコが人に慣れるのを1年ほど待ってからのトレーニング開始を考え、トレーナーへの研修のみを予定しておりましたが、トレーナーの大西さん、佐藤さんのご尽力によりワンコの成長も目覚ましく、通訳でトレーニングを優しく噛み砕いて教えていただいた藤田さんのご協力もあって、トレーニングも並行して開始することができました。
さらに、患者の呼気サンプル採集に必要なRtubeの購入することができ、東京医科歯科大学の三林研究室の協力を得て、適切な採集方法や低血糖アラート犬を育成している広島への輸送方法などについて検討し、実際にりあんちゃん(患児)の低血糖時の呼気も採集することができました。
こちらは今後のワンコの成長に伴って活用し、追加の購入も検討していきます。
実は私は小学生の頃に愛犬を事故で亡くしたことがトラウマで動物に触るのも苦手になってしまっていたのですが、回を重ねるごとにできることが増え、ますます難しい嗅覚トレーニングに取り組んでいくワンコの姿を間近で見られるのは本当に感動的であり、少しずつワンコとの交流も増えてきました。
私が怖がっているとワンコも消極的になってしまうので、私自身ももっと触れ合い方を勉強する必要があるなと感じた1年目でした。
このプロジェクトが皆さんのご支援により無事にスタートアップを切ることができ、1年目を無事に終えましたことを心より御礼申し上げます。
これから2年目の活動となりますが、国内初の低血糖アラート犬の誕生に向けて精進していきたいと思います。
どうぞこれからもよろしくご支援ならびにご協力のほど、お願い申し上げます。
認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
専務理事 大村 詠一