新型コロナ終息後に皆さんと乾杯！飲む応援者募集します！

新工場の予定地は、島根県江津市桜江町にある温泉リゾート風の国の中にあります。

こちらの施設は、実は暗い歴史があります。
1995年に第三セクターとして開園した施設です
温泉、全天候型テニスコート、コテージ、エビネランの培養センター、エビネランの培養ハウスがあり、地域の期待を集めた施設でした。
しかし、ずっと赤字が続き、エビネランの培養センターや培養ハウスは10年以上前に閉鎖・・・ついに、2018年に経営が破綻し民間に譲渡することになりました。

民間に譲渡すると聞いて、暗い気持ちになった市民も多かったと思います。
しかし、再生を夢見て江津市から民間譲渡をうけたのが、広島の企業、第一ビルサービス株式会社でした。

私自身も広島出身で、広島の企業である第一ビルサービス株式会社は以前から知っておりました。

そして、再生を目指す民間企業に対して、質問をさせていただきました。

「10年以上手付かずの廃墟となったエビネランの培養センターはどうされますか？」・・・と。

すると、第一ビールサービス株式会社の担当者は、「ノープランです。すべて解体するしか・・・」と、言われました。

10年以上時が止まった培養室。大量の培養瓶。そして、細胞培養をするための無菌処置施設・・・
ランの細胞を無菌培養する設備と酵母を培養する醸造所・・・基本的な必要設備に共通がいっぱい！！

すぐに、運営管理を開始していた第一ビルサービス株式会社さんへ提案しました。
「この施設、クラフトビールの醸造施設にしませんか？？」と・・・

すると、
「当面使用する方法も検討もつかないし、自由にしてもらっていいよ！！」と、以外にもあっさり許可をいただきました。

そして、既存の醸造施設で醸造量の限界を感じていた石見麦酒が醸造量の減る冬場である、2021年の2月に移転をする計画で、契約書を結びました。

その後、急に何の前触れもなく表れた新型コロナウィルスの脅威・・・
せっかく、グランピング施設やドッグラン等新しいサービスを次々と投入し、再生に向かって軌道に乗ってきた「温泉リゾート風の国」は、臨時休業に追い込まれることになりました。
 

そこで、考えたのが、今回のクラウドファンディングなんです。
すべてのイベント中止で大量の在庫を抱え、生産ストップした石見麦酒がとんでもない急展開で、最短のスケジュールで移転することを決意したというわけです。

元々、設計図はできていたので、あとは、全国一斉休校となった子供達の手を借りて手作りのリフォームを開始しました。

ランの培養棚を解体し、

断熱材を張り付け

冷凍機を取り付け、耐水のボードを貼り、

冷蔵室を作りました。
こんな感じで、すべて手作りでエビネランの培養センターはクラフトビールの醸造所にリフォームしています。
 

石見麦酒が4年間で600回以上醸造してきて、考え抜いた理想の工場は、子供達の力も借りてほぼ完成しつつあります。

そして、風の国は球体テントのグランピングを中心に魅力的な施設に生まれ変わっています。

ライトアップしたテントはとても綺麗です。

そして、料理も・・・

コロナが終息した後には、このグランピングの豪華料理に、クラフトビールが加わります。

クラウドファンディングのファーストゴールを達成したことで、移転作業は現在加速化しています。

コロナウィルスとの闘いに勝った時には皆さんと乾杯したい！！
そんな夢を見ながら、粛々と今も移転作業をしています。
支援いただいた皆様、完成したら、是非遊びに来てください！