支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 183人
- 募集終了日
- 2023年12月22日
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- 総計
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プロジェクト本文
滋賀県湖南市の岩根山で1,300年もの歴史を紡ぐ善水寺は、元明天皇の勅願として、鎮護国家祈願の寺としてこの地に開創いたしました。貞治5年(1366)に再建された本堂は、織田信長の兵火の時も消失を免れたとされる天台密教仏殿を代表する建物で、国宝に指定されています。
前回の修繕から48年もの歳月が経った本堂屋根檜皮葺は、15年ほど前の台風による被害をきっかけに徐々に損傷がひどくなり、現在はトタンを被せるなどしてなんとか耐え忍んでいる状態です。
この度長年要請していた修繕事業がようやく始動することが叶いました。しかしながら総事業費は3億を超え、うち3000万円以上もの負担が当山に重くのしかかっている状態です。
当山は祈願寺として開創し、過去から現在に至るまで檀家はありません。祈願料や拝観収入を柱としてこれまで護持してまいりましたが、この度のコロナ禍によってその収入も減少し、修繕費用の工面に暗雲が立ち込めております。
こうしている間にも本堂の傷みは進んでいきます。そこでこの度クラウドファンディングを通じて有縁無縁の皆様方に広くご支援を募らせていただきたいと考えました。
どうぞ皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
滋賀県湖南市の岩根山(通称十二坊)で1,300年もの歴史を紡ぐ善水寺は、元明天皇の勅願として、鎮護国家祈願の寺としてこの地に開創いたしました。
はじめは和銅寺と号していましたがその100年後、今から1,200年前、比叡山を開創された最澄上人は、京で病んでおられた桓武天皇のため、当山百伝池の水を汲まれ7日間の病気平癒祈願を修し、この水を献上されたところたちまちのうちに平癒されたことから 「善水寺」の寺号を賜ったと伝わります。
現在の本堂は、旧本堂が延文5年(1360)火災で消失した後、7年の歳月をかけて貞治5年(1366)に再建されたもので、国宝に指定されております。桁行七間、梁間五間、入母屋造、檜皮(ひわだ)葺で、天台密教仏殿といい、その基本形は比叡山の根本中堂です。
様式手法も室町時代初期の建立にかかることを示しています。内部は、外陣と内陣とにわかれ、ともに板敷です。周囲一間通りは化粧屋根裏で、そのほかは組入れ天井としますが、前より第二柱筋において桁行方向に大虹梁を架した手法は珍しいものです。
国宝本堂厨子内には、秘仏本尊薬師瑠璃光如来が奉安されています。明治39年修復の際、体内からは、多量の稲籾と正暦4年(993)の記述がある結縁校名記が見つかりました。
同時期の一具像として梵天・帝釈天、四天王、僧形文殊菩薩、不動明王、兜跋毘沙門天、金剛力士二像、 持国天・広目天、金銅誕生釈迦佛(以上重要文化財、七件一五体)銅像阿弥陀如来(善光寺仏、滋賀県指定文化財),十二神将(湖南市指定文化財)、釈迦如来、聖観世音菩薩の計三十体が奉安されています。
現在の本堂は、明治32年国指定の文化財になり、翌明治33年より解体修理が行われています。国が主導する文化財保護の取り組みの中では非常に早い時期での事業だったと伝わります。その後昭和21年(1946)、昭和50年(1975)と2回の檜皮屋根の葺き替え工事が行われています。
本来であれば、35年ごとに修繕を行うのが適切とされていますが、現在の本堂は前回の葺き替えから今年で48年が経っている状態です。経年劣化により全体的に傷みが見られますが、特に正面南側は15年ほど前の台風によって大きな損傷が目立っています。台風による被害を受けて以来、都度応急処置を行なってきましたがそれも限界となり、数年前からトタン板をかぶせ、これ以上被害が広がらないようにギリギリ凌いでいます。
なんとか耐え忍んできましたが、もう限度が来ていることは明らかです。長年文化庁ならびに滋賀県等へ、修復の要望を行ってきましたが、ようやくこのたび、国・滋賀県・湖南市の補助を受け、耐震診断・対策、部分修理、檜皮屋根の全面葺替に向けた保存修理事業が決定いたしました。
令和5年度より令和7年度までの3年間の事業計画の中で、総費用はおよそ3億円を超える見込みです。全ての費用を補助金で賄うことが難しく、善水寺の負担額は少なくともその1割、3,000万円を超える金額になると言われています。
善水寺は祈願寺として開創し、過去から現在に至るまで檀家はありません。年間行事による祈願料と、拝観収入を柱としてこれまで護持してまいりましたが、この度のコロナ禍によってその収入も減少し、日常の経費を切り詰めてやっと運営ができている状態です。
本堂修復事業においては、10年ほど前から境内にて参拝者の皆様へご寄進のお願いを呼びかけてきました。また、昨年からは地域の方々へもご寄進のご協力をお願いし、なんとか修理負担額の半分程度は準備ができましたが、まだまだ必要金額には遠く及ばない状態です。
そこで1300年もの時を経て、受け継がれてきた当山の歴史、文化財を未来に継承していくために、この度クラウドファンディングを通じて多くの方々にその一助をお願いさせていただきたいと考えました。
クラウドファンディング概要
目標金額:1千万円
実施形式:All in 形式
※本クラウドファンディングはAll in形式です。このプロジェクトの事業についてはすでに始まっているため、
目標金額に届かなかった場合は自己資金等で対応します。
資金使徒:国宝本堂の保存修理事業の一部
スケジュール(予定):
令和5年度:全体設計・耐震診断
令和6,7年度:耐震対策・部分修理・屋根葺替工事
善水寺での大きな行事は、千灯会です。10月8日夕刻、薬師如来に縁日に献灯祈願者の願い事を書いた紙をまいたカップにロウソクを入れ、火をともします。この灯りだけで国宝の本堂が浮かび上がる様子は幽玄的です。法要の後、楽器等の法の演奏があり、多くの方が参拝され、秋の夜長を境内で過ごされています。
また、11月は「湖南三山紅葉めぐり」も見どころで、観光客の方々にもお越しいただいております。平成16年に旧甲西町と旧石部町が合併して「湖南市」となり翌17年、市内の長壽寺・常楽寺とともに「湖南三山」が発足され、「湖南三山紅葉めぐり」が開催されています。
開創から善水寺を守ってきた先徳、先人の方々の思いを次の世代につなげていく、その間に私たちがいます。次の世代の方に、変わらぬ形で善水寺の歴史のバトンをお渡しする。そのために、仏像を、本堂をそして境内をきれいにし、ご参拝いただいた方々が「来てよかったね」と思っていただけるような、一日一日を積み重ねることが大切だと思っております。
当山は国宝を有しておりますが、まだまだ一般的には善水寺を知らない方も多いことと思います。今回のクラウドファンディングをきっかけに一人でも多くの方とご縁を結び、またお参りいただけるきっかけになれば幸いです。
どうぞ皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
善水寺は開創以来1200有余年、その時々の社会情勢によって、この寺の置かれた状況は変わってきました。
元明天皇の勅願によって鎮護国家の道場としての開創、最澄上人の桓武天皇病気平癒によって善水寺の号をたまわり、平安中期には、現在に残るだけでも12体の仏像が造像され、おそらく本堂も現在の規模に拡大改築されたことと思います。その後600年近くに亘っての期間が善水寺の最盛期であり、塔や門、ほか諸堂等、七堂伽藍が整備されます。
僧坊もある時で12を数え、数十名いやそれ以上のおおくの僧侶が修行を積まれていました。しかしながら、1571年織田軍の焼き討ちによってすべての僧侶が排除され、約100年間に亘って無住の時代が続きます。この間、何があってもおかしくない時期もあったと思われますが、地元の方々が中心となってお守りされました。
その後、住職はじめ僧侶も戻りますが、最盛期のような状態には程遠い時代が続きます。明治維新後の神仏分離、廃仏毀釈等当時の仏教界にとっては未曽有の大変革でありました。また長期にわたる山林没収等善水寺も経済的に厳しい時代でした。その後終戦を迎え農地解放を経て今日に至ります。
この間、一度火災にあった本堂は再建され、その後も何度となく修繕、葺き替えが行われてきました。明治以降の保存修理は、明治33~36年の解体修理、昭和19~22年の屋根葺き替え修理、昭和49~51年の屋根葺き替え修理と大規模な修繕が3回行われています。その時代その時、善水寺に携わった多くの方々の並々ならぬ努力によって、今日まで守り伝えてくださいました。
この度、国宝本堂の檜皮屋根葺き替え保存修理に際し、クラウドファンティングにより多くの方々とのご縁をいただき、善水寺をまずは知っていただき、また機会があれば直接足を運んでいただいて、善水寺が歩んできた歴史を感じていただきたいと思います。次の世代により良い形で残すことができれば幸いに存じます。
善水寺住職 梅中堯弘(うめなか ぎょうこう)
善水寺は長壽寺、常楽寺とともに国宝の建造物を有する名刹として「湖南三山」と呼ばれ親しまれております。紅葉の季節には県内外から多くの観光のお客様が訪れます。
善水寺最大の魅力は木造入母屋造桧皮葺、桁行七間、梁間五間、正面に向拝を持たないため 屋根の曲線が美しく描かれた本堂ではないでしょうか。堂内には秘仏本尊薬師瑠璃光如来をはじめ三十余躯の仏像が安置されています。創建は1,300年前(奈良時代)まで遡り、南北朝時代に再建された本堂は、比叡山焼き討ちでの織田信長軍の兵火による焼失も唯一逃れ、昭和29年(1954年)に国宝に指定されました。
今日まで大切に守られ、650年のときを超えてきた「湖南市の宝」「日本の宝」が本プロジェクトによって後世まで継承されていくことを願い、湖南市観光協会としても誠心誠意、応援して参ります。
皆様方のご協力を伏してお願い申し上げます。
また紅葉の湖南三山へお越しいただけることをお待ちしております。
一般社団法人湖南市観光協会 会長 中澤 実仟盛
朝6時に起床し7時過ぎに善水寺に到着。まず感じたのは空気が全く違うこと。喧騒と真反対、大阪などの都市とは全く別世界。本堂で梅中堯弘住職から座禅や呼吸の仕方を教わり、座禅を体験した。無心にならなければと言い聞かせた。日頃の生活ではありえないほどの静寂な境内で次第に心が落ち着き、呼吸が深くなる。終わった時に感じたことは、心が浄化されたということ。来てよかった。体を治療することと同じぐらい心を整える時間の大切さを感じた。座禅が終わり東側の縁側で住職からお茶を入れて頂き、庭を見る時間も格別でした。
この非日常な特別な善水寺で現在クラウドファンディングを行っていると聞きました。国宝本堂桧皮(ひわだ)屋根葺き替えの事業総額は3億円以上で、善水寺負担金も3,000万円を超えるそうです。そのうち1,000万円をクラウドファンディングで多くの方にお願いするそうです。ぜひ、この素晴らしいお寺の挑戦に応援してください。
湖南市観光アドバイザー 平田 進也
ご留意事項
●本プロジェクトでのご支援は税制控除の対象になりませんのでご注意ください。
●返礼品の各種企画について、修復工事の進捗状況や、天災や新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢の変化により、中止・延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。万が一中止・延期・内容変更となった場合も、いただいたご支援金は返金いたしかねますので予めご了承ください。
●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
●第一目標金額達成後の返金・キャンセル・リターンの変更等は一切できませんので、ご承知の上ご支援ください。
●返礼品選択時にご回答いただく質問項目へのご回答は、支援確定後一切変更できませんのでご注意ください。
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの新着情報やSNS等発信などに利用させていただく場合があります。
●日時等について、調整の都合上、個別のご要望には沿えない場合がございますので予めご了承ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 梅中 堯弘(宗教法人 善水寺)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
善水寺 国宝本堂の保存修理事業の一部
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額は補助金および寄付金、自己資金で対応します。
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プロフィール
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リターン
5,000円+システム利用料
お気持ち(返礼品が不要の方)【5,000円】
・お礼メール
・ホームページにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 142
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
10,000円+システム利用料
特別朱印
・お礼メール
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・クラウドファンディング限定朱印
・入山拝観券2枚(2024年3月末までに発送、有効期限は2026年12月末まで)
- 申込数
- 75
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
5,000円+システム利用料
お気持ち(返礼品が不要の方)【5,000円】
・お礼メール
・ホームページにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 142
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
10,000円+システム利用料
特別朱印
・お礼メール
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・クラウドファンディング限定朱印
・入山拝観券2枚(2024年3月末までに発送、有効期限は2026年12月末まで)
- 申込数
- 75
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月