まず足元の命から。リハビリケージを拡充し、多くの野生動物を救いたい

皆さんこんにちは！

JWCの佐草です！

 

本日は嬉しいお知らせです！

2月12日に保護されてきたヒヨドリ、本日無事にリリースが完了しました！

 

ご主人が職場で動けなくなっていたところを保護したようで、のづた動物病院へ来院されました。

左翼が明らかに落ちていて、レントゲンを撮ったところやはり上腕骨がぽっきりと折れてしまっていました。

 

※赤い○が骨折箇所

 

付け根に咬傷があったことから、恐らくネコか何かに襲われ、命からがら逃げてきたものと思われます。

 

幸い、容体は安定しており、食欲もありました。

抗生剤と消炎剤の投薬を行い、骨折箇所は一旦外固定して安静にし、2日後、左翼の骨折箇所にピンを挿入して固定する手術を行いました。

 

 

 

途中でレントゲンも撮って挿入位置を確認しつつ、慎重に手術を進めていき、無事に挿入が終わりました。

鳥の骨は含気骨となっており、中が中空となっているのでそこにピンを挿入して固定するのですが、中で旋回してしまうこともある為、外固定も行いました。

 

術後の麻酔覚醒も良好で、センターへ戻ってからミカンをあげると、術後とは思えない食いつきで一生懸命食べていました。

 

 

それから2か月ほどはあまり広くない場所でなるべく動かないよう様子を見て、時折レントゲンで経過を確認しつつ、獣医師ともリハビリのプランを相談していきました。

 

白い棒のようなものが挿入したピン

 

そして、骨折の癒着具合も良好だということで、弱ってしまった筋力をつけてもらう為、テーピングを外し、少し広い室内バードケージで動きを見ることにしました。

初めの頃は、飛ぶというよりも低い枝からジャンプをして上の枝へ辿っているようでしたが、徐々に筋力も戻り、室内の中で十分に飛行もできるようになった為、屋外のガレージケージで飛行訓練を行いました。

 

 

骨折の位置的に、元通りというわけにはいきませんでしたが、飛行には充分支障のない形となり、広いガレージケージの中では旋回飛行も確認できました。

そして、手術の際に抜いてしまった羽が生え揃ったタイミングで最終リハビリとして、昨年のクラウドファンディングで建設させていただいた大型バードケージへと移しました。

 

 

外気温にも慣れさせ、雨や強風の環境でも十分に過ごせることを確認し、ついに、リリースを決行しました！

 

リリース窓を開き、そこに追い込むこと約15分……。

 

 

綺麗にまっすぐ飛んでいきました！

 

長い間治療に耐えてくれて、こうして無事に野生へ帰すことができ、本当に良かったです。

これからはネコに捕まらないで、怪我なくちゃんと長生きしてくれることを祈ります！

 

 

そんなサヨコのリリースを、コゲコに引き続きいつも応援いただいている皆様と一緒にお祝いできればと、本日クラウドファンディングのリターンに「N：【サヨコ卒業！】みんなでリリースお祝いコース：5千円」を新たに追加致しました！

 

ご支援いただいた方には、サヨコの写真を紹介文と共にお送りします！

 

■N：【サヨコ卒業！】みんなでリリースお祝いコース：5千円

 

皆様からの温かいご支援を心よりお待ちしております。

 

 

 

《クラウドファンディング概要》

【傷付いた野生動物達を救う。運動場を増設し適切なリハビリケアの実現へ】
第二目標金額：700万円
支援募集期間：7月28日(金)23時まで

ご支援はこちらから！

応援ハッシュタグは『#JWCクラファン』で！！

＊目標金額到達とならなかった場合、全額ご返金となるAll or Nothingでの挑戦となります。

 

※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。

一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。