昨日、友人たちが家族を連れて島を訪ねて来てくれた。
 毎年の恒例行事となっているが、お泊りはいつも島内の民宿と決まっている。

 昨日はたまたま大汐で、民宿の女将のいつ子さんが磯にみんなを案内してくれた。
 いつ子さんの料理は絶品で、漁師さんから仕入れる新鮮な旬の魚が中心となるのだが、加えて、貝、ウニ、ひじき、わかめなどの食材をご自身で磯に取りに行く。
 海だけでなく、山菜、たけのこ、野草、きのこなど野山の季節の食材も同様だ。


 お客さんが望めば、磯や野山にも案内し、その日食べる晩御飯の食材を一緒に採るといった体験もできる。

 うちの子どもも(僕も)、いつ子女将から随分沢山のことを教わってきた。

 昨日は、3家族併せて子供が6人。もう何度目かの磯遊びに、都会(マチ)の子も手慣れたもので、銘々に牡蠣うちやモズク採り、ウニや貝掘りを楽しんでいた。
 磯では、子どもに負けないくらい大人も真剣な目つきになる。
 一とき、都会の喧騒を離れ、日々の業務も忘れて大自然の中で心身を解放するのは有効な人間再生プロセスのように見える。

 磯の体験は、それだけでも充分豊かなのだが、さらに採ったものを食べることにより、自然の恵みを頂くことへの感謝の気持ちや、生命の循環や人間もまた生態系の一部なのだということへの意識が育まれて二度、三度と学びがある。

 もっとも一旦口に入れてしまうや色気より食い気。ただただ「うまい」の感動に支配され、学びも気づきもどこへやらなんであるが。
 これもまた「旬を体で味わう」という貴重な学びということで・・




 

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