旧上色見小学校:明治時代から咲く桜の木と卒業生の思い出を守りたい!
支援総額
目標金額 1,250,000円
- 支援者
- 62人
- 募集終了日
- 2020年12月17日
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- 現在
- 2,770,000円
- 支援者
- 43人
- 残り
- 34日
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#観光
- 現在
- 27,000円
- 支援者
- 5人
- 残り
- 69日
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- 現在
- 2,222,000円
- 支援者
- 82人
- 残り
- 64日
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- 現在
- 1,040,000円
- 支援者
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- 残り
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- 現在
- 231,500円
- 支援者
- 32人
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- 現在
- 3,296,000円
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- 64日
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#絵画・イラスト
- 現在
- 3,000円
- 支援者
- 1人
- 残り
- 18日
プロジェクト本文
旧上色見(かみしきみ)小学校(1889~2003)。
校庭には、明治時代からの桜の木。
今もまだ、130年前と同じ花を咲かせます。
しかし、現在は、2本の桜の木が枯れかけています。
これまでずっと子ども達を迎え入れてきた桜。
小学校をずっと見守ってきた桜はなんでも知っている。
植えた人の想い、
残そうとしてきた人の想いを受け止めて、
次に渡す。
この桜と共に育ってきた私たちが、大切に守って、
次に渡す。
そうすることで、共に生きた人たちの思い出を守っていくことにつながるのです。
小学校の子どもたちを見守りつづけた桜の木を回復させたい。
提供:たかもりポイントチャンネル
ずっと見守ってくれた桜
これまで桜の木は、小学校に入学し、卒業していったたくさんの子どもたちを見守ってました。運動会や学芸会には、子どもたち、家族、親戚、地元の人たちが集まり、楽しんでいました。
昔は、小学校を中心とした地域のまとまり、コミュニティがあり、廃校になった後も、卒業生が還暦祝いや古希のお祝いに小学校に集まります。
▼昭和38年運動会
明治の人たちは、自分が亡くなった後のことも考えて桜の木を植えました。桜の木は明治、大正、昭和、平成の人たちに受けつがれ、大切に守られてきました。
それぞれの時代の子どもたちを、そして、だれよりも一番先に校庭の桜の木が花を咲かせて、新一年生をやさしく向かい入れ、歓迎してくれました。
長い年月をどんなことにも耐えて見守ってくれた桜の木も、今は倒れそうになっています。それでも、一生懸命に頑張って、春には花を咲かせます。どんな身体になっても、最後まで頑張るようにと、桜の木は教えてくれているように思います。
茅葺屋根の明治に建てられた旧校舎と70年を迎える今ある木造校舎を見守り、子どもたちや上色見の人たちを見続けてきた桜の木が令和の時代も元気を取り戻し、校舎とたくさんの人たちをこれからも見守ってもらいたいと思います。
先人と卒業生たちの想いを受けて、立ち上がる
私たち、阿蘇フォークスクールは、2004年(平成16年)に設立されたNPO法人です。2003年(平成15年)小学校統廃合により、上色見小学校は開校112年の歴史に幕を閉じました。このままでは取り壊されるため、根子岳の真下に位置する、当時築52年の木造校舎を残そうと、上色見地区の農・畜産・自営業の住民や点在するクラフト作家が、県・町・地域に働きかけ、設立しました。
上色見小学校は、廃校になった後も、還暦などの人生の節目に同窓生が集う場となっています。
校舎だけでなくこの桜にも、卒業生たちの思い出は詰まっています。
小学校の同窓生や地元の人たちにとって、桜の木が再生することで、木にまつわる思い出が残される。木があることで、小学校で過ごした思い出が呼び覚まされるのです。
私たちは、古いものの大切さを伝えることをテーマに、先人達の暮らしの知恵や文化を学ぶ場を廃校となった学校を舞台に続けてきました。
今回は、地元の卒業生からの「桜の木を残したい」という強い思いを聞き、明治時代からここで生き続ける桜と、卒業生たちの思い出をこれからも残していきたいと思い動き始めました。
この写真は、荒牧英男(高森町教育委員を歴任:1911~1994)さんが撮影した校舎と桜です(昭和29年)。
「地域の歴史や伝承を記録し若き世代に伝える」想いで、上色見の写真を撮り続けた方でした。この桜を残そうとしてきた先人、そして卒業生たちの想いを受けて、私たちは、プロジェクトを立ち上げます。
皆さまのご支援で実現すること
樹勢回復
現在、幹の中が空洞になっています。(2本)
樹木医による治療を行い、不定根を誘導し、土壌改良を行います。
根元を踏みつけるのを防止する柵を設置
桜の根は土の浅いところにあるので、土が踏み固められると、桜の根が伸びなくなります。桜の木を元気にするためには、土を柔らかく、養分の豊かな状態に維持する必要があり、柵を設けることで木のもとに人が近づくことを防ぎます。
看板
柵のそばに看板を設置する予定にしています。看板には、桜の木がいつ頃植えられ、今回どのような思いで桜の木を残そうとしたのかを記載します。そして、支援していただいた方々のお名前を記入*させていただきます。
*お名前掲載対象のコースをお選びください。
2021年03月31日(水)までに、柵と看板の設置を終える予定です。
自分たちの手で守り、次につなぐ。
わたしたちだけでなく、この桜に思い出のあるみんなの手で、旧上色見小学校の桜を守っていきたい。その中で、古いものを大切にする気持ちを広げていきたいです。
上色見小学校の校舎のように、古くなったから捨てる、取り壊すのではなく、大切に先人たちの思いを継承しながら、古いものを大切に使いながら残していくことの大切さを伝えていきたいと思っています。どうかご支援をよろしくお願いいたします。
※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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プロフィール
NPO法人阿蘇フォークスクールは、2003年(平成15年)上色見小学校の閉校を機に、昔ながらの原風景を後世に残そうと、地元の卒業生や工芸家などによって立ち上がりました。民衆の学校を意味するフォークスクールは、デンマークで始まった伝統文化や工芸などを学ぶフォルケホイスコーレに由来します。阿蘇フォークスクールでも先人たちの暮らしの知恵や文化を学ぶ場を提供することを主な目的としてきました。工芸体験、郷土料理の伝承、夏祭り・収穫祭・どんとやといった地域の祭りや阿蘇アート&クラフトフェアの開催などを行っています。 今回の桜の木回復プロジェクトは、1951年(昭和26年)に建設された上色見小学校の木造校舎を残そうとした思いと同じように、明治時代から校庭で子どもたちや地元の人たちの活動をみてきた桜の木のいのち、そして、桜の木とともにある人々の思い出を守るために生まれました。
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リターン
10,000円
【桜の木と思い出を守る】桜の木の看板にお名前を刻む (1万円)
■桜の木の看板に支援者さまのお名前を残します。(希望制)
■桜の木とともに看板のお写真を送ります。
*口数は、ご自由にご調整いただけます。
- 支援者
- 20人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
3,000円
お気持ちコース
■感謝の気持ちを込めて、御礼のメールをお送りします。
- 支援者
- 17人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
5,000円
【作品で応援】阿蘇フォークスクール副理事長 革製品:キーケース
■阿蘇フォークスクール副理事長である革工芸家の作品
■感謝の気持ちを込めて、御礼のメールをお送りします。
■桜の木のお写真を送ります。
*写真はイメージです。
- 支援者
- 13人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
5,000円
【作品で応援】阿蘇フォークスクール理事 陶芸作品:一輪挿し
■阿蘇フォークスクール理事である陶芸家の作品
■感謝の気持ちを込めて、御礼のメールをお送りします。
■桜の木のお写真を送ります。
*写真はイメージです。
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2021年5月
5,000円
【作品で応援】阿蘇アート&クラフトフェア出展者 竹細工作品:とんぼ or ちょうちょ
■阿蘇フォークスクール主催阿蘇アート&クラフトフェア出展者の作品
■感謝の気持ちを込めて、御礼のメールをお送りします。
■桜の木のお写真を送ります。
*写真はイメージです。
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 25
- 発送完了予定月
- 2021年5月
30,000円
【桜の木と思い出を守る】桜の木の看板にお名前を刻む (3万円)
■桜の木の看板に支援者さまのお名前を残します。(希望制)
■桜の木とともに看板のお写真を送ります。
*口数は、ご自由にご調整いただけます。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
50,000円
【桜の木と思い出を守る】桜の木の看板にお名前を刻む (5万円)
■桜の木の看板に支援者さまのお名前を残します。(希望制)
■桜の木とともに看板のお写真を送ります。
*口数は、ご自由にご調整いただけます。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
プロフィール
NPO法人阿蘇フォークスクールは、2003年(平成15年)上色見小学校の閉校を機に、昔ながらの原風景を後世に残そうと、地元の卒業生や工芸家などによって立ち上がりました。民衆の学校を意味するフォークスクールは、デンマークで始まった伝統文化や工芸などを学ぶフォルケホイスコーレに由来します。阿蘇フォークスクールでも先人たちの暮らしの知恵や文化を学ぶ場を提供することを主な目的としてきました。工芸体験、郷土料理の伝承、夏祭り・収穫祭・どんとやといった地域の祭りや阿蘇アート&クラフトフェアの開催などを行っています。 今回の桜の木回復プロジェクトは、1951年(昭和26年)に建設された上色見小学校の木造校舎を残そうとした思いと同じように、明治時代から校庭で子どもたちや地元の人たちの活動をみてきた桜の木のいのち、そして、桜の木とともにある人々の思い出を守るために生まれました。