プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

聴覚障害児入所施設が閉園へ
子どもたちの居場所を守りたい!

 

■ 目標金額150万円を達成!皆様のおかげで動画制作ができます

 聴覚障害のある子どもたちの社会自立を支援する、東日本唯一の聴覚障害児専門入所施設「金町学園」が、平成30年3月末をもって閉園に。今ここには、本人や家庭の事情による課題を抱えた子どもたちなど28人が、その解決や改善をめざして生活しています。存続には多額の費用が必要となり、多くの方から継続的な支援が求められます。

 

 皆様の応援のおかげで、5日間という速さで目標の150万円を達成することができました。ありがとうございました。第一目的は、子どもたちが生き生きと輝く目と豊かな表情で暮らしている姿を広く知っていただき、施設の必要性を訴える動画を、プロフェッショナルな技術で制作することでした。


 厚かましいことですが500万円を第二目標として、施設運営継続準備のため情報発信の場となるウェブサイトの制作、そして事業進捗に合わせた必要経費等に充てられる基金への備蓄に使用させてください。宜しくお願い致します。

 

動画作成に参加してくださった安倍昭恵首相夫人と
「金町学園」の仲間たち

 

 

聴こえない子どもたちの居場所としての「金町学園」の必要性を、社会の皆さんに知ってほしい。

 

 はじめまして、濱崎久美子と申します。私は、言語障害・聴覚障害教育分野の教員を経て、東日本地区に唯一の聴こえない子どもたちの入所施設である「社会福祉法人東京愛育苑金町学園」に。施設長として勤め、12年目になります。

 

 金町学園は、昭和8年に、聴覚障害者に手に職をつけさせ、社会自立につなげることを目的に「東京ろうあ技芸学園」として創設、今年で83年目になります。

 

学園での生活の一コマ。子どもたちの前で話す濱崎久美子

 

 しかし、専門性のある職員補充の難しさや施設老朽化に伴い、平成30年3月に閉園することが決まりました。ここで生活する子どもたちは、家庭に返す、里親等を探す等で対応されることとなり、現在は新規の受け入れを憂慮している状況です。

 

 事業継続のためには施設の再建が条件。多額の費用が必要となり、東京都や皆様に継続的な支援をお願いせざるを得ません。子どもたちのための施設の必要性を訴えるメッセージ動画製作と寄付サイト立ち上げに、ご協力いただけないでしょうか。

 

 

共通の言語は『手話』。今も28人の子どもたちが生活しています。

 

 金町学園は、家庭に代わって子どもたちを育てる役割を担っています。家族が自由に言葉を交わして毎日の生活を営むように、ここでは、手話をベースに、口話、筆談等を駆使して、子どもと職員の意思疎通が、自由に充分に、楽しく行われています。

 

 今は、28名の子どもたちが生活し、都立ろう学校へ通学しています。彼らに共通しているのは、聞こえないこと。健聴の友人とはコミュニケーションの壁がある、自分の意見や判断が適切かどうかさえ確認できない日々の中で、共通の言語『手話』は、みんなが持つ不安や寂しさを、同じ障害のある仲間と共に生活することで強さに変えてくれます。『共通』のもつ力は、『大地』となり、一人一人に社会に踏み出す自信と積極性を育てるのです。

 

食事の時間は会話がはずみます。もちろん手話で!
みんなでトランプゲームを楽しむ笑顔の絶えないひととき
がんばってつくる料理の時間
洗濯も協力し合いながら

 

 職員には、手話を主としたコミュニケーション手段で、児童養護施設での職務を行えることが求められます。

 

 「聴覚障害者にとっての手話は生きる力そのもの。 家庭の事情で親と離れて暮らさざるを得ない聴覚障害の子どもたちにとって、心の底から自分を受け止めてくれる存在は何よりも重要で、それを金町学園は担っているのです。手話での何気ない一言、自然に手と表情と口の動きで交わされるやり取りが、心の滋養となり、たくましく自分らしく生きることの礎であると思います。」(職員/菊永ふみ)

職員の菊永ふみです!

 

 

首相公邸に子どもたちをお招きいただいた今夏。これをきっかけに金町学園の存続にかけて、多くの方が協力してくれました。

 

 金町学園の閉園が決定してから、有志で継続のための準備会を設立を決意。そしてしばらくして、なんと安倍昭恵首相夫人からのご提案があり、子どもたちを夏休みに首相公邸にお招きいただきました。この機会にご協力いただいたのが、NPO法人Ubdobe(ウブドべ)さん。閉園を知ったウブドべの中浜崇之さんから、「この機会に学園の存在や存続の意義を動画として発信していこう」とご提案いただいたのです。

 

左がNPO法人Ubdobeの中浜崇之さん。首相公邸にて

 

 「今回のお話をいただいた時、手話のできるダンサー、そして聴覚障害があるダンサー、バンドを呼んで、学園の子どもたちと昭恵夫人が一緒に踊ろうという企画を提案しました。最初は ”学園の生徒の一夏の思い出” というような軽い内容で行おうとしていたのですが、途中で耳にしたのが、金町学園の閉鎖と、存続を目指して活動しているという話。それなら、ダンス動画を制作して、日本そして世界に発信しようと。 私が金町学園のことを知らなかったように、多くの方がその存在を知らない。なくなったら困る子どもたちがいるなら、僕たちが得意とする発信の部分を任せてもらえないか提案したのです」(NPO法人Ubdobe 中浜崇之)

 

安倍昭恵首相夫人も濱崎施設長一緒にダンス!
すごいドラムさばきだ!とみんなで感動

 

 「子どもたちは『休憩!』といっても全然休まないし、細かいところまでしっかり身に付けようとしてくれる。リハーサルをすればするほどそそのクオリティは上がっていき、みんなのおかげで短時間で素敵なダンスが出来上がりました。子どもたちの笑顔を見ていたら、彼らの居場所としての『金町学園』がいかに重要かを理解しました。動画は説得力のある内容に仕上がると思います」(中浜)

 

「うまく踊れた〜!」
休憩中も意見を出し合いながらダンスの復習!

 

 

「個性ある将来に希望を持ち、毎日笑顔で生活してほしい」安倍昭恵首相夫人

 

 「夏休みに金町学園の子どもたちが、公邸に遊びに来てくれました。公邸では、生演奏にあわせて、子どもたちとヒップホップダンスを踊りました。子どもたちは、リズムや見よう見まねで一生懸命ダンスを習得し、短い時間で非常に恰好良くダンスを踊れるようになりました。この子どもたちが生活している金町学園は、あと数年で閉鎖される予定です。私は、耳が聞こえないという個性を持った子どもたちが、その個性を生かしながら、将来に希望を持ち、毎日笑顔で生活してほしいと心から願っています。そのためには、この金町学園のような施設がこれからも存続されることが必要だと思っています。この子どもたちのため、みなさんの温かいご支援をいただければ嬉しく思います。ご協力の程、よろしくお願いいたします」(安倍昭恵首相夫人)

 

安倍昭恵夫人と濱崎久美子施設長

 

 

この第一歩に、皆さまのお力を貸してください!

 

 例えば、金町学園の子どもたちが、長期の休みに自宅に帰っても、数日で施設に戻ってくる子が多くいます。ご家族のお話によると、自宅では、家族と会話するわけでもなく、一人で部屋にこもってTVを見たり、スマホに向かっていたりするそうです。何を言われているかを理解することに集中せねばならず、楽しむ余裕がないことによる、日常的なコミュニケーションの困難さやつまらなさが原因だと思います。

 

 施設内は、一つの家族です。不満を吐き出し、けんかもしながら、でも一つの家族だからまとまっていかなければ、という意識は子どもたちそれぞれに育っています。聴者中心にすべてが回っている社会で、聴覚障害者として生きるためのノウハウが、金町学園では、職員から子どもたちへ、成長した子どもから新しく入所した子どもへ、受け継がれています。

 

 この世の中に、聴こえない子どもがゼロになることはありません。ここは絶えず在り続けなければならない場所です。閉園が決まってしまった今、この施設の必要性を世の中の人たちに広く知ってもらうことから、私たちは始めなければならないと感じています。どうかお力を貸してください。よろしくお願いします。

 


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