元日本兵の記録「国破れて山河あり」写真集を製作したい!

元日本兵の記録「国破れて山河あり」写真集を製作したい!

支援総額

735,720

目標金額 700,000円

支援者
45人
募集終了日
2019年10月6日

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プロジェクト本文

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戦争の記憶を残す写真集を作りたい

こんにちは、この度はご訪問いただきありがとうございます。

ドキュメンタリーフォトグラファーの川上真です。

 

これまで戦争をテーマに元日本兵の方の撮影をしてきました。私の撮影した写真とご本人の写真やアルバム、手紙などをもとに写真集を作りたいと考えております。

一冊ごとに手作りで製本いたします。

 

 このフォトプロジェクトの追加取材、資料収集、本の製作をするためのサポーターを募集します!

 

戦場で何があったのか、考えるきっかけを与えてくれた出会い

 フォトプロジェクトに取り組むきっかけは、大学時代に出会った元日本兵の方との出会いでした。かれこれ10年以上前ですが、学生の頃に第二次大戦のことを勉強していたことがきっかけで、元日本兵の河村俊郎さんにお会いしました。

 

 子どもの頃から、漫画やアニメでは「はだしのゲン」「火垂るの墓」、水木しげるさんの自伝、小説では「野火」などと接し、戦争の悲惨さ、残虐さ、また無為無策のために多くの日本兵が無駄死にしたことを学びました。

 

 その中で、河村さんとの出会いは衝撃的なものでした、河村さんが辿った戦場での経験、軍紀が厳正だった頃の話は初めて聞く話ばかりで、初めてお会いした頃は「なぜこの人は日本軍の行いを正当化しているんだ?」と言う反問が浮かびました。

 

 

また、様々な集会にも同行させてもらい、南京大虐殺などの歴史の誤りを正すと言う趣旨に、さらに煩悶とした思い出があります。

しかしながら、大学卒業後も家にお邪魔しお話を聞きくなかで、これまで学んできた歴史と河村さんの語る日本軍の姿の間に何があるのか考えました。

学校で学んできた歴史は一面であり、また経験者が語る歴史もまた事実である。

重層的に歴史をとらえる必要があると感じました。

 

また2歳年上のお兄さんの多美雄さんにお会いし、兄弟二人が真逆な思いで先の戦争と向き合っていることに、またも衝撃を受けました。(詳しくはプロジェクトの内容で)

 

 弟さんとの対話を進めていく中で徐々に「右翼、左翼」と簡単にはカテゴライズできないものが戦争を経験した方々にはあると思い知らされました。

そこから、このフォトプロジェクトを始めることを思い立ちました。

 

 

 

プロジェクトの内容

 戦争の歴史、とりわけ兵士として戦場で戦った方を取り上げたいと思う理由は、戦後70年以上が経ち戦争を経験した世代が少なくなっているためです。戦場で何が起きたのか、軍隊で何が起きたのか、戦後何を思い生きてきたのかを残したいと思います。

 

 ドキュメンタリーフォトの被写体は、ご兄弟で別々の戦場に出征し奇跡的に生還したお二人です。お兄さんは教師をしていましたが、召集され泥沼化した中国大陸で戦場を経験しました。弟さんは逓信学校を卒業後にマレー半島から激戦地フィリピンで終戦を迎えました。

 

 戦後、二人は別々の道を歩みます。ともに戦場を経験しながら、お兄さんは先の戦争で日本軍は間違っていたという視座に立ち、かたや弟さんは自虐史観を否定する視座に立ってきました。簡単に言えば戦後の日本社会でいわゆる「左翼」と「右翼」としてカテゴライズされてきました。

 

 しかしながら本当に簡単にカテゴライズできるのか、弟さんと話していく中で彼の語る言葉は、戦後世代とは異なり戦場で無下に死んでいった兵隊への思いや若干20歳前半で経験したことが、戦後日本社会に否定されることへの抗いがあると感じました。

 

 

兄の太美雄さんは部下の通帳を大切に保管していた。

 写真集の作成ではわたしが撮影した写真、アルバムの写真や資料をもとに本を作製したいと思います。

タイトルの「国破れて山河あり」(まだ仮ですが)は弟さんのインタビューで、皮膚病と空腹で命からがら、故郷の静岡に帰った時に生まれ育った風景を見てしみじみと感じたことだと言うことです。

多美雄さんが従軍した山(中国)

写真集の作成までのスケジュール:

11月、12月に日本に戻り、追加取材と資料収集。

2020年1月から4月でフォトブックのデザインおよびダミーブックの作成。

5月から製本開始(発注分)

8月1日に発送作業。

8月15日に到着予定(オランダの物流事情で前後あり)

 

写真集について:

80ページから100ページ

ハードカーバー

 

 

この写真集を通して、、、、

 

1、元日本兵の記録を残す。

2、戦後社会が、帰還兵をどのように受け入れてきたか見直したい。

3、戦後世代に戦時中の記録を伝える。

河村太美雄氏
河村俊郎氏
河村俊郎氏

 

 

 

河村太美雄氏

 

プロジェクト終了要項

以下の2つを実行したことをもってプロジェクトを終了とする。
・2020年2月1日から3月1日までの間、オランダから日本に行き、東京都および静岡県にて資料収集および取材を行う。

・2020年8月15日までに写真集を150部発行する。
 *渡航先とスケジュールについて
2020年2月1日オランダから日本へ出発
同年2月1日-4日:都内で資料収集
同年2月5日-14日:静岡で取材および撮影 静岡での取材および撮影:許可所得済み
同年2月15日-30日:都内で追加の資料収集及び追加の撮影:許可 取得済み
同年3月1日:日本からオランダへ帰国

 

***********************************

プロジェクト実施者について

川上真(カワカミ マコト)

1985年 埼玉生まれ

2008年大学卒業後にアジアを旅行する。

カンボジアの地雷や事故で障害を負った子どもたちの家で共同生活をしながら、

撮影を始める。

2009年、帰国し写真スタジオのアルバイトカメラマン

2012年フリーランスとして、ウェディング撮影、学校撮影などで日当を稼ぐ傍で、

カンボジアの地雷被害者やHIV孤児院の撮影をする。

2014年より日本経済新聞社の契約カメラマン。

仕事の合間をぬって個人プロジェクトで東京のコリアンタウンと呼ばれた江東区枝川一丁目を取材撮影する。

2016年にイギリスに拠点を移す。

同年、第12回名取洋之助賞を受賞

https://www.jps.gr.jp/201612natoriaward/

2018年、イギリスからオランダに移住。

 

 

主なクライアント

在英国日本商工会議所、在大阪カンボジア名誉領事館、日本経済新聞、朝日新聞、文藝春秋、昭文社、岩波書店など

 

 

 

 

 

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プロフィール

川上真(カワカミ マコト) 1985年、埼玉県生まれ。ドキュメンタリーフォトグラファー。写真スタジオカメラマン、ブライダルカメラマンを経て2012年よりフリーとして活動開始。 インド・ムンバイにあるUdaan School of Photographyワークショップ、写美Photo Documentary Workshop(第7期、2014年)に参加。 2014年から2年間、日本経済新聞契約フォトグラファー 2016年に渡英。 2018年よりオランダのハーグ在住。 主な掲載媒体:日本経済新聞社、朝日新聞社、日経ビジネス、岩波書店、文藝春秋などの新聞、雑誌。 主な受賞歴 2014年 第62回 ニッコールフォトコンテスト モノクロ部門特選 2015年 第16回 上野彦馬賞 入選 ​2016年 第12回 名取洋之助写真賞 受賞

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リターン

120


サンクスレター

サンクスレター

お礼のお手紙をお送りいたします。

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

5,000


「国破れて山河あり(仮)」写真集1冊とサンクスレター

「国破れて山河あり(仮)」写真集1冊とサンクスレター

・「国破れて山河あり(仮)」写真集 1冊
今回のプロジェクトで作製した手製本です。
(署名入り)
・サンクスレター

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

120


サンクスレター

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お礼のお手紙をお送りいたします。

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

5,000


「国破れて山河あり(仮)」写真集1冊とサンクスレター

「国破れて山河あり(仮)」写真集1冊とサンクスレター

・「国破れて山河あり(仮)」写真集 1冊
今回のプロジェクトで作製した手製本です。
(署名入り)
・サンクスレター

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月
1 ~ 1/ 5

プロフィール

川上真(カワカミ マコト) 1985年、埼玉県生まれ。ドキュメンタリーフォトグラファー。写真スタジオカメラマン、ブライダルカメラマンを経て2012年よりフリーとして活動開始。 インド・ムンバイにあるUdaan School of Photographyワークショップ、写美Photo Documentary Workshop(第7期、2014年)に参加。 2014年から2年間、日本経済新聞契約フォトグラファー 2016年に渡英。 2018年よりオランダのハーグ在住。 主な掲載媒体:日本経済新聞社、朝日新聞社、日経ビジネス、岩波書店、文藝春秋などの新聞、雑誌。 主な受賞歴 2014年 第62回 ニッコールフォトコンテスト モノクロ部門特選 2015年 第16回 上野彦馬賞 入選 ​2016年 第12回 名取洋之助写真賞 受賞

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