プロジェクト概要

 

京都では、「かまど」のことを「おくどさん」と「さん」をつけて親しみやすく呼んでいます。

 

それに火を付けて、煮炊きをして、ご飯を作っていました。100年前の家には必ずあったものです。

 

時代とともにガスコンロに変わり、今ではIHになっているところもあります。

 

この「おくどさん」がある京町家をずっと残していきたい。

 

改修の際に一度なくなってしまった「おくどさん」を復活させるために、みなさまのお力をお貸しください。

 

 

築100年の京町家カフェにおくどさんと流し台を再現。板の間の下にある防空壕もみんなに見てもらえるようにしたい!

 

こんにちは。喜多見すみ江です。京都東山にある、築100年の京町家で日本茶カフェをしています。

 

もともと、この京町家は夫の家族が住む民家でした。その夫が亡くなり、7年前には義母も亡くなり、空き家に。そこで京都市景観まちづくりセンターの専門家の人に調査してもらうと、私が思っている以上にこの家は上質で貴重だということがわかりました。

 

京都市は、昭和25年以前に建った建物を京町家としています。この家はまた、市民が残したい建物として推薦を受け、京都市に認定してもらってもいます。

 

しかし、そのような京町家は、年々減っていきつつあるのが現実です。この家をどうしていったら維持できるのか。ここから私の小さな挑戦は始まりました。和束町というお茶の産地に住んでいたので2年前に日本茶のカフェとしてオープンさせました。

 

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表玄関には格子戸や犬矢来があります。

 

 

「以前にあったはずの通り庭や、天井をふさいだ為に見えなくなった火袋を見てみたい」カフェに改築する際、できるだけ元の形に戻すことを考えました。

 

床を取り天井を取れば、玄関から続く通り庭が現れ、台所の上には大空間の火袋が見えました。台所に続く床もすべて取り外せば、床下に防空壕を発見しました。その時はカフェに使用するための改築しか考えていなっかったので、当然のように床を貼りました。

 

100年の間、人が住むには色々な手が入り改築もされます。この家も例外ではなく井戸だけは残されましたが、流し台やおくどさんは壊さていました。

 

京町家に興味を持ってくださるカフェのお客様とお話しするなかで、「おくどさんがあったら、もっと元の京町家の姿をリアルにわかっていただけるのではないか」と思いはじめました。

 

防空壕も見てみたいという要望も多く、防空壕も見てもらえるようにしたいとも考えています。

 

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上部左手に井戸がありその並びに流し台とおくどさんがあったと思われます。

 

 

井戸の並びに、流し台と「おくどさん」を再生。 板の間の下にある防空壕も見学出来るように改築することで、元の京町家の姿を取り戻したい。

 

カフェの特徴として築百年の京町家でその中には坪庭、通り庭、火袋、井戸が見られるカフェということで営業してます。それを知った方がわざわざ見に来てくださることもあります。

 

普段の生活の中でなかなか目にすることができないからこそ、とても良かったと喜んでもらうことが多いです。更に流し台やかまどが実際にあったら、どんなに喜んでもらえることでしょうか。そして防空壕もぜひ皆さんに見ていただきたいと考えています。

 

これだけ町家のアイテムが揃っていて、さらに見せてもらえる場所は、京都でもそんなに多くないと思います。

 

京町家には玄関を入ると奥まで続く通り庭があります。その並びに井戸がありその隣に流し台とおくどさんが続きます。

 

今回皆さまからいただいたご支援で、その取り壊された流し台とおくどさんを作ります。その反対側には板の間の部屋がありますがその下に防空壕がありました。こちらも見学できるように改築します。

 

工事が完了すれば、カフェオープン中であれ、流し台やかまどははいつでも見ていただく事ができます。防空壕は予約が必要です。

 

見ること自体に料金をいただく予定もなく、カフェでお茶を飲んでいただいたり、茶道体験をしていただけたらと思います。

 

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この板の間の下に防空壕がありました。

 

 

元の京町家の姿に戻してあげることで、この家が、これから先100年でもこの京都に存在し続けてほしい。

 

京町家といっても、人が住んで生活していたら、自由に見てもらうことは出来ません。カフェにしたからこそ、皆さんに自由に見ていただくことが出来るようになりました。

 

京町家は守らなければ残ってはいきません。今は無いものを再生することは、この家をこれから100年、皆さんに見てもらえる価値をつけることです。この京町家の台所を再生することは重要だとお客様を迎えながら感じてきました。

 

カフェに来ていただけるお客様にさらに京町家のアイテムが揃っている町家として充実した物を見ていただけるようにしていきたい。何卒この小さな挑戦を応援していただけますようよろしくお願い申し上げます。

 
毎月第3土曜日に開催している「きっさこ和束路地裏市」(2月から野菜広場に改名)
近くの方が新鮮な野菜を買いに来られます。​

 

 


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