知的障害・発達障害のあるお子さんのための教材を揃えたい!
知的障害・発達障害のあるお子さんのための教材を揃えたい!

支援総額

313,000

目標金額 301,700円

支援者
18人
募集終了日
2015年6月6日

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2015年06月03日 14:46

【あと3日!】皆様のお力で達成率50%を超えました!

皆様のご支援とご協力があり、プロジェクトが50%に達することができました。

本当にありがとうございます。

これでますます頑張ることができます。

 

今回はありあんちで活用している心理学の一種の「応用行動分析」について書こうと思います。

 

【異端の心理学「応用行動分析」】

一般的に心理学と聞いて思い浮かべることは「人間の心をみる」ということでしょう。

「あの人はどう思っているのかな?」ということを考えるのが心理学という学問の印象です。

しかし、応用行動分析は人の心に注目するのではなく、行動に注目します。それゆえ「異端」といわれることがあるのですが、この応用行動分析が特に自閉症スペクトラムのあるお子さんの療育に有効だと科学的に証明されています。

 

【環境をを観察して行動の原因を探る】

例えばAさんの目の前にショートケーキといちごのミルクレープがあったとします。ショートケーキはAさんの右側でミルクレープはAさんの左側にあります。

Aさんはショートケーキを選んで食べました。

見た目が似ている両方のケーキですが、どうしてAさんはショートケーキを選んだのでしょうか。

 

一般的には「ショートケーキの方が好きだから選んだ」という考え方になりますが、Aさんの心はAさん以外は誰もみることができません。つまり本当に好きかどうかは分からないのです。もしかするとAさんはミルクレープの方が好きなのに気分を変えてショートケーキを選んだという可能性もありますよね。

このように一般の心理学では相手の気持ちを「予想」することだけに留まってしまいます。

 

一方、応用行動分析ではAさんの行動をどのように解釈するかということを説明します。

まずはAさんの利き手がどちらかなのか行動観察します。すると右利きだということが分かりました。

そしてケーキを出したとき、Aさんがケーキをみたのかどうか観察します。両方とも見たのか、あるいは片方なのか、それとも全く見ていないのか、ということです。

ケーキが置かれている位置を観察します。どちらもAさんにとって同じ位置に置かれているのか、それともどちらかが近い位置になっているのかということです。

お皿の色にも注目します…。

というようにAさんではなく、Aさんが置かれている環境をあらゆる角度から観察していきます。

その結果、「Aさんは右利きだからショートケーキを選んだ」ということや「ショートケーキの方がえAさんに近かったから選んだ」などと、目に見えることで分析していきます。

目に見えるということは事実を観察することになります。見えない心の中をのぞくよりも見える環境をの方が誰もが事実として受け止めることができる、という訳です。

 

【より適切な行動を起こさせるには?】

今の例でいきますと、Aさんがいちごのミルクレープを選択するようにするおいうことです。

もし一般的な心理学の考え方でしたら「心を変える」ことが浮かびますがそれはなかなか至難な業です。

 

応用行動分析は「環境」に行動の原因を求めるので環境を操作します。

例えばミルクレープをAさんの利き手の方に置く、お皿の上にミルクレープと一緒にフォークを乗せておく、ミルクレープのいちごを増やす、ミルクレープの方に紅茶をセットするなどです。

このようにすることでAさんがいちごのミルクレープを選びやすくなるような環境的工夫をすることで、Aさんがいちごのミルクレープを選ぶ可能性を高くするのです。

 

【実際の指導ではどのように生かしているのか】

環境に行動の原因を求める応用行動分析をどのように活用しているのかをお伝えします。

 

ここに列車の写真が6枚あります。この中から「923形」を見つけてください。

 

知っている方はすぐに探せるでしょうが、そうでない場合は難問です。そのため「お助けヒント」が必要になります。

 

まずは最も難易度が低いヒントの出し方です。

カードを1枚だけにします。

 

こうすることで「何を選べばよいか」だけでなく「どのような意味の指示なのか」ということも分かるようになります。

 

次にカードを増やして位置を工夫します。

 

 

同列に配置して指示を出しながら指さしするのもOKです。

 

このように少しずつ工夫したヒントを出しながら、枚数を増やしたり並べ方を変えたりしながら最終的に6枚のうちから923形を選択できるようにしていきます。

 

 

【お子さんが分かりやすいヒントを出して成功に導いていくのが応用行動分析】

ヒントと言っても指導者が出しやすいものではなく、あくまでのお子さんが分かりやすいものを毎回選択していきます。

そうすることで、お子さんの学習が早くかつ的確になります。

 

リターン

3,000


alt

・サンクスメール

・ホームページにお名前を掲載する権利

申込数
11
在庫数
制限なし

10,000


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・サンクスメール

・ホームページにお名前を掲載する権利

・個別療育塾ありあんちの療育の紹介(PDFファイル)

・「応用行動分析学を活用した療育」の講習会の招待状

・世界に一つだけ!個人に応じた個別課題のサンプル(PDFファイル)

申込数
9
在庫数
制限なし

3,000


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・サンクスメール

・ホームページにお名前を掲載する権利

申込数
11
在庫数
制限なし

10,000


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・サンクスメール

・ホームページにお名前を掲載する権利

・個別療育塾ありあんちの療育の紹介(PDFファイル)

・「応用行動分析学を活用した療育」の講習会の招待状

・世界に一つだけ!個人に応じた個別課題のサンプル(PDFファイル)

申込数
9
在庫数
制限なし
1 ~ 1/ 5

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