子どもたちに「未来へ繋ぐ宿泊体験」を届けたい！

僕は、自分がやりたいことがあるから、

いつでもすぐに行動を始める。

 

でも、飽きっぽくもあるので、

次々にやりたいことが変わっていく。

だから、休みの日をのんびりすごすると言うことがあまりない。

 

まあ、僕の話はさておいて。

 

このままで大丈夫なのか？

と思うことがある。

 

それは、受験勉強に通過すれば、人生が保証されているかのような錯覚のこと。

ちなみに、僕は、受験は、一度もこけたことがない。

唯一あるのは、運転免許だけ。

なんと、4回も落ちた。

しかも、大学３年生の時、真剣に勉強して、である。

 

でも、高校受験も1回でパス。

大学受験も1回でパス。

教員採用試験も２６倍の倍率だったが1回でパス。

 

そのたびに、錯覚をして、地獄を見た。

実は、受験の合格は、ゴールではなく、次の人生のスタートでしかないのに、次のスタートがだら〜としたまま半年ほどは無駄にしていた。

 

 

 

誰かに言われた通り、動くのは得意なのに、

教師になってからは、自分で考えなきゃならないことが多すぎて、

毎日、パンクしそうだった。

 

ましてや、最初に担任させていただいた子どもたちはエネルギーいっぱいで

これまで、誰かに言われた通りのことをやっていればいい人生だったから苦労はたくさんさせていただいた。

 

 

 

 

さて、何が言いたいのか？

 

２０年前、僕が社会人になった時代より

今の方が、明らかに時代の変化のスピードは速い。

 

ましてや、今、10歳や11歳の小学５年生が

社会人になる時、時代の変化は、さらにスピードを増しているだろう。

 

その時、お受験時代を生きてきた私たち大人の常識は

どれくらい通用するのだろうか？

 

僕は、ほとんど通用しないだろうと予測している。

 

なら、逆に、何が必要か？といえば

 

「自分で決めて、やれるところまで、

　とことん挑戦したきた経験」

 

だったりすると思う。

だから、僕は、今年の夏、ファミリーキャンプ〜虫つかまえの冒険〜を2回企画した。

 

「未来へ繋ぐ宿泊体験」同様に、重要なことだと思ったからである。

 

 

 

子どもたちは、お利口に話は聞いてくれない。

聞いてくれるのは、１分以内だ。

それを過ぎると、少しずつ騒ぎ出す。

２分過ぎると、じっとしていない。

自分がやりたいことにまっしぐらだ。

 

でも、虫のいる場所を次々と探し出すのはプロだ。

飽きると言うことを知らない。

次に、森へでて、遊びまくる。

自分たちなりのルールも作る。

 

「自分で決めて、やれるところまで、

　とことん挑戦したきた経験」

 

をしている。

そして、何気なく言う。

 

「ゲームより楽しい」

 

「学校の勉強より楽しい」

 

これは、何が楽しいのか？

といえば、多分、内容よりも

 

「自分で決めて、やれるところまで、

　とことん挑戦したきた経験」

 

なのだと思う。

この感覚を取り戻すチャンスが、

宿泊体験だったりするのではないかろうか？とも思う。

 

真面目に、言われたことをしっかり聞く力も必要だ。

ただ、それだけでは、ロボットにとって変わられてしまう。

だからこそ、

 

「自分で決めて、やれるところまで、

　とことん挑戦したきた経験」

 

を生活の中に作っていきたい。

そのきっかけとなるのが

 

「宿泊体験」

 

だと思う。

 

 

先日のファミリーキャンプ〜虫つかまえの冒険〜の一場面。

2歳の息子は、最初、お姉ちゃんたちに手を引かれていたが、

数分後、手をはなし、一人で、暗闇を駆け回っていた。

恐れるものも何もなかったのだろう。

１度の泣くことなく、どこかのお兄ちゃんたちのグループで

セミの幼虫の孵化をみんなが見守ろうとしている中、

素手で、その幼虫を捕まえようとして、みんなに叱られていた。

それでも、泣かずに、何かを感じている様子だった。

 

やっぱり「宿泊体験」は必要なんだと思う。