プロジェクト概要

かつての御正月の風物詩を安倍川に取り戻したい!

2015年1月3日に安倍川河川敷で「揚げ初め」会を開催します

 

はじめまして。静岡市葵区で江戸幕末期より駿河凧を手がける「凧八」の五代目で凧絵師の後藤 光と申します。今年のお正月に中学時代の後輩で声楽家の武仲千恵さんと凧揚げをした際に、「職人さんの作った本物の凧の面白味を、多くの人や子供たちに体感してもらいたい!感動を味わって欲しい!」という武仲さんの思いと、「かつての御正月の風物詩を安倍川に取り戻したい!」という私の思いが生まれました。そしてその思いを叶えるべく、「志、天高く 実行委員会」を立ち上げ、2015年 新春 駿河凧揚げ初め会を開催することを決めました。

 

ですが、当日揚げる凧の準備費及び会場設営費が不足しています。

かつての光景を取り戻すため、どうかご協力お願いします。

 

(凧作りの作業部屋。染料で色を挿してゆくところ。)

 

 

静岡市に戦国時代から伝わるという「駿河凧」

現在は凧揚げの機会がなく、伝統的な職人技は廃れてしまう

 

「駿河凧」は、静岡市に戦国時代から伝わるという和凧です。昭和の時代には、安倍川の河川敷でお正月に凧揚げをする人々の姿が多く見られましたが、今はそのような景色もありません。全国的に見ると、地域をあげての大凧祭りや、愛好家による自作の凧を持ち寄っての凧揚げ大会、伝統的な凧揚げ祭りが根付いている土地もありますが、静岡市の安倍川での凧揚げは廃れてしまいました。

 

私が凧絵師を務める「凧八」は、江戸幕末期より駿河凧を作り、伝統を守っています。しかし、現在の駿河凧の需要は、ほとんどが装飾用です。凧揚げ祭りもありませんから、凧揚げの機会もないのです。これでは折角の職人技が生きません。

 

(昭和の時代「庶民の芸術」と讃えられた

三代目 凧八  故・加藤辰三郎。)

 

駿河凧の揚がり具合を左右するのが竹ヒゴです。曾祖母が手がけていた竹ヒゴの技を、私の母 福嶌幸江が受け継ぎ30余年。竹ヒゴ作りは力仕事です。長年続けてくると、手指の関節が変形したり、肉体的な負担も多い作業です。この先あと何年、具合の良いヒゴを作ることが出来るか微妙な歳にもなりました。私の描く凧絵も、母の設える竹ヒゴも、この後を継ぐ者がありませんので、私たち母娘は凧八最後の職人ということになります。

 

(仕入れた竹を切るところから始まる竹ヒゴ作り)

 

 

今年の御正月に中学時代の後輩と行った凧揚げを経て

凧揚げ大会の開催を決めました!

 

今年の御正月、かねてから「凧揚げをしよう」と話していた後輩の武仲千恵さんとその御家族や御友人と凧揚げをしました。日頃デジタル化した物に囲まれている生活を離れ、大人も子供も自然との戯れやアナログの面白味を感じて夢中でした。そして凧揚げに感動した武仲さんから思いがけない話が持ち上がりました。「青空に舞う凧八さんの鮮やかな凧と、その凧上げを楽しむ笑顔に出会い、この感動を一人でも多くの方々と味わいたい。」

 

私は凧揚げ開催を決めました。凧八の現状から、今を逃したら次はないという思いがありました。明治時代まで安倍川で凧揚げ祭りがあったことを、子供の頃から知っていた私には、凧揚げの復興はひとつの願いではありましたが、実際に私ひとりでは何もできずに今日まで来たのです。様々な思いやきっかけがあり、新たに実行委員会を立ち上げ、新春の安倍川「河原行き」へと向かっています。

 

(実行委員会メンバーと告知チラシを見ながら打ち合わせ。)

 

 

「揚げ初め」大会では、凧揚げを楽しむだけでなく
多くの皆様と初春の喜びを分かち合いたいと思っています。

 

凧八の駿河凧製作の作業は、乾燥した冬場がピーク。貼っても塗っても乾きの早い季節に、真新しい凧が次々と仕上げられていきます。今冬仕上がったばかりの凧を、2015年1月3日に安倍川河川敷で「揚げ初め」します。私たち「志、天高く 実行委員会」と、若かりし頃凧揚げに興じた御年輩から、凧揚げ初体験の方、地元静岡のみならず、広く参加者を募っています。

 

雨天だった場合のことも考えて、確実に凧のお渡し会ができるよう屋内イベントも用意しています。もちろん、この場を借りて、より多くの皆さんと初春の慶びを分かち合いたいと思っています。

 

▶イベント日時:2015年1月3日
▶イベント場所:静岡市安倍川河川敷
▶イベント内容:年始の御挨拶、駿河凧の揚げ方レクチャー、参加者への揚げ方指導など。職人も同席しますので、不具合ににはその場で対処します。

 

(2013年1月、 安倍川河川敷にて。この空を駿河凧でいっぱいにしたい。)

 

 

日本の昔ながらの「御正月の風景」を目にすることで、

地元の皆さんに伝統ある駿河凧とその老舗「凧八」を誇り思って欲しい。

 

現在設定している凧揚げ参加費では、凧揚げ当日の傷害保険や告知等印刷費並びに発送費を賄うだけで余剰がありません。当日揚げる凧や揚げるための凧糸や糸巻きの準備費及び、会場設営費が不足しています。

 

(空に揚がったときに映えるように描かれた特徴ある凧八の凧絵。)

 

凧絵に描かれたのは勇壮な武者、艶やかな歌舞伎、金太郎や桃太郎といった日本の童話に出てくる童子、すべて「志」を持ったこの国の誇れる人物やキャラクターです。その色鮮やかな凧を新春の空に揚げることで、共に集った参加者の皆さんは、世代をこえて日常とは違った会話が弾むことでしょう。

 

未来をになう子供たちはこの土地の文化に触れ、後世へと語り継ぐ存在になってくれるはずです。老舗の駿河凧専門店「凧八」の職人技が生き、私たち職人や絵師はもちろん、凧八の御先祖たちも喜んでくれるでしょう。

 

安倍川河川敷で凧揚げをする姿は、橋を交通する人々からも見えますから、目にした人たちは日本の昔ながらの「御正月の風景」を目にすることで、心が温まるでしょう。そして地元静岡の皆さんが、伝統ある郷土玩具・駿河凧とその老舗「凧八」を誇りに思ってくれたなら、そこからまた新たな何かが始まるやもしれません。

 

(2013年御正月。初の凧揚げに夢中になる小学生。)

 

 

◆引換券商品のご紹介◆

 

駿河凧色紙飾り1点(¥10,000引換券商品)

 

揚がるミニ駿河凧1点(¥30,000引換券商品)

 

丹精込めて一つ一つ手作り致しますので3月25日頃の配送となります。

 


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