恩師の意志を胸に。「神戸朝鮮高級学校舞踊部」応援プロジェクト

メッセージリレー第6弾は、金剛山歌劇団にて、プロとして活躍する、李ファソンさんです！

幼い頃から当たり前のように踊ってきた舞踊。舞踊を心から愛し、また、プロとして舞踊と向き合ってきたファソンさんに、熱く語っていただきました。

【朝鮮舞踊が今の自分にとってどういう存在であるか、どういう影響をもたらしているか】
プロとして14年目を迎えた今、
私は人生の大半を舞踊と共に生きてきました。
朝鮮舞踊は私にとって、
学びをくれる師であり、共に歩む親友のような存在です。
舞踊があってこそ私は思いの丈を、人々に伝えることができるのだと思います。
朝鮮の音楽に触れ、民族衣裳に袖を通し、
<心で舞う>時、自分の魂が揺さぶられ観る人たちへ作品に込められた想いが共鳴する感覚があります。
プロになり悩んだりつまづいたりすることもありますが、そんな時亡きチスニソンセンニムの尊い教えが、いつも背中を押してくれました。
公演の度、最前列で暖かい眼差しで見守ってくれたこといつまでも忘れません。
ソンセンニムをはじめ、
たくさんの方の支えの中私は舞踊家として歩むことができ、人生が照らされてきたと思います。そんな大切な舞踊を通してこれからも同胞の心に寄り添い、日本の方々とウリを繋ぐ架け橋となれる芸術を花咲かせていきたいと思っています。



【なぜ守りたいのか】
小さい頃は当たり前のように踊っていた舞踊。トンムたちとただただ楽しく踊っていたあの頃は、それがどんなに大切なものか気づけていませんでした。
自分が何よりも情熱を注ぎ楽しんできた舞踊、
それは大切なウリハッキョ無くして在日同胞社会で存在出来なかったと思います。
私たちの未来を輝かせようと守ってくれたハラボジハルモニ、アボジオモニたちのバトンを受け継ぎつぎは私たちが学生たちの明るい未来を守っていきたいと思っています！

【現役生へメッセージ】
学業にソジョに、将来の進路のことなど、
学生のころは私自身ご飯を食べながら寝てしまうほど、しんどかった毎日でしたが(笑)
その毎日が今どんなことがあっても打ち勝つ強さの源となっています！
目の前にあることを、一つずつ全力で取り組んで「今」を楽しんでください。
神戸朝高が輝き続けること、
そして学生のみんなの元気いっぱいの笑顔をいつも見守っています！


今回OG会の発足から一緒に携わることができたことをとても嬉しく思っています。
何年ぶりに会えた先輩後輩方が舞踊を通して繋がれた姿を、チスニソンセンニムも見守ってくださるんだろうなと。
現役とOGが一丸となり新しい一歩を踏み出す時、微力ながら力になれたらと思っています。
<춤은 마음으로>この心でOGの皆さん、共に頑張っていきましょう！
そしてこの取り組みを見てくださっているみなさん、朝高生の明るい未来のためお力添えをどうぞよろしくお願いいたします！