「新たな自然観を探求する」環境教育サマースクールを開催したい

支援総額

3,565,000

目標金額 3,000,000円

支援者
130人
募集終了日
2021年7月31日

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2021年07月09日 10:58

発案者よりご挨拶・メンバー紹介(青木光太郎)

こんにちは、KOTOWARI 会津サマースクールの発案者の青木光太郎です。私たちとプロジェクトについてよりよく知っていただくために、数回に分けて、メンバーとプロジェクトの紹介をしていきます。今回は、本サマースクールをはじめることになった経緯、それにかけて、発案者の自己紹介とプロジェクトにかける想いを書いていきます。

 

 

本プロジェクトのはじまりは、はるばる海をまたいで、インドにまで至ります。去年まで数年間をインドで過ごし、ヒマラヤを主な拠点として私は瞑想の修行をしていました。「混沌こそが世界の原色である」という格言にある通り、人間の秩序や支配からはみ出すような原色の「自然」がインドにはありました。自然、というと私たちは雄大な山嶺や深い碧の海を思い浮かべますが、インドで観えた「自然」は境目なく世界の全てを混じり合わせ、人間の都合によって作られた自然の枠を超えていました。

 

そのような「自然」は凍てつくヒマラヤの山々にもあれば、打って変わって、バラナシの細く入り組んだ路地に居座る、埃まみれのウシの目にも見られます。自然環境の中であるか、そうでないかは「自然」には関係ないことであり、人間や自然、広く言えば生と死など、近代化を経た社会では当たり前とされてきた二項対立の区分けを逸脱する、この大きなものへの信仰と帰依が、インドには永い時の流れの中で脈々と続いてきました。

 

インドの修行者たちの間で時を過ごす中で、彼ら彼女らがひれ伏す「自然」について私は少しずつながらも理解を深めていきました。このような「自然」は昔の日本にも神社を通じて祀られていたものであり、ただの自然資源としての森や海という括りを超えて、人間の世界に意味を与える大きな役割を負ってきていたのでした。近代文明は科学技術や経済の力によって未だかつてない全能感を人間にもたらしたものの、同時に、「自然」を人間の世界の枠に押し込め、人間の中にある「自然」からも人間自身を切り離してしまったのだと、私は知りました。

 

 

 

それからコロナ禍の日本に戻り、去年の暮れに出会った恩人との会話をきっかけに、サマースクールのアイデアが生まれました。この会話の中で「例えば、大いなる自然を背景にインドに色濃く残る神々といった存在への畏敬の念、そしてかつて日本の文化の中心でもあった「自然」を人々の中に取り戻すことは、真の意味での持続可能性に近づくことだという気がしています」という内容を伝えたところ、若者のための環境教育の重要性を感じていた彼女が深く共感してくれました。市川海老蔵氏と共にNPO法人Earth&Humanを立ち上げた彼女が、団体の方向性を見定めていたタイミングでの出来事でした。

 

それから私は、有機農法の農業を学ぶ大学時代からの友人「宇野宏泰」を福島県の会津に訪ねていきます。彼の所属する「無の会」の児島先生も洞察し、実践をしていた「自然」の理解の共有、宇野や児島先生の周りに集まってくる人々との出会いを通し、会津でのサマースクールのイメージが固まっていきました。それから東京のとある企業で事業戦略をしている、同じく大学時代の友人だった「呂建逸」も加わり、KOTOWARI 会津サマースクールのアイデアが次第に形になりはじめていきます。

 

 

本サマースクールは、環境問題を背景とした自然との関わりについて、一人一人の参加者に自分自身の答えを見つけていってもらうための手段を伝え、その手段を身につけるための機会を提供していこうとするものです。リベラルアーツの理念に基づき、政治哲学や経済思想、また組織論やビジネス理論といった幅広い枠組みから、環境問題と人間社会の関わりを本質的に考えていく内容となっています。この学びを通して、参加者自身の「自然」に近づく一歩を踏み出してもらえればと思っています。

 

持続可能性という問いに対する私にとっての答えに近いものが、インドで観えてきた「自然」であるだけで、これは私が自分自身で見つけたものです。また、私個人の考えであり、団体の意志や見解を示すものでもありません。本サマースクールが参加者一人ひとりにとっての答えを見つけ、その実践のために進んでいける機会になれば、これ以上に嬉しいことはありません。

 

末筆になりましたが、KOTOWARI 会津サマースクールを応援してくださっている皆様、誠にありがとうございます。みなさまからのご期待と想いに背中を押されて、私たち主催者は参加者と共に未来に向けての歩みを進めていけます。今後ともご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

 

 

青木光太郎

 

 

略歴:翻訳家、プロジェクト発案者。大学時代から哲学を学び、去年まで数年間はインドのヒマラヤ山脈などで瞑想修行に打ち込む。大学卒業後は投資運用会社のBlackRockに勤め、その後は東京大学で開催した公開講座や教育の本質を考察するウェブメディアの連載など、教育関連の事業の経験もある。1992年生まれ。Wesleyan University哲学部卒業。

リターン

5,000


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プロジェクト応援コース

・感謝のメールをお送りします
・活動報告をお送りします

支援者
30人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

10,000


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オンライン聴講コース

・ゲスト講義をオンライン聴講いただけます
※2021年8月17~20日のサマースクール期間中に実施する、ゲスト講師による講義をオンラインでライブ、あるいはアーカイブで聴講いただけます。聴講に関する詳細は、8月初旬までにメールにてご案内いたします。

・感謝のメールをお送りします
・活動報告をお送りします

支援者
66人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

30,000


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報告会ご招待コース

・サマースクールの報告会にご招待いたします
※報告会は10月に開催予定です。詳細は9月上旬までにメールにてご案内いたします。

・ゲスト講義をオンライン聴講いただけます
※2021年8月17~20日のサマースクール期間中に実施する、ゲスト講師による講義をオンラインでライブ、あるいはアーカイブで聴講いただけます。聴講に関する詳細は、8月初旬までにメールにてご案内いたします。

・感謝のメールをお送りします
・活動報告をお送りします

支援者
20人
在庫数
10
発送完了予定月
2021年12月

50,000


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会津の自然の恵みコース

・会津伝統農法で栽培された有機米を2kgお贈りします
※必要な許認可・資格等をすでに取得している「自然農法無の会」より発送いたします。
※「自然農法無の会」はJASマークを取得しています。

・サマースクールの報告会にご招待いたします
※報告会は10月に開催予定です。詳細は9月上旬までにメールにてご案内いたします。

・ゲスト講義をオンラインで聴講いただけます
※2021年8月17~20日のサマースクール期間中に実施する、ゲスト講師による講義をオンラインでライブ、あるいはアーカイブで聴講いただけます。聴講に関する詳細は、8月初旬までにメールにてご案内いたします。

・感謝のメールをお送りします
・活動報告をお送りします

支援者
8人
在庫数
12
発送完了予定月
2021年12月

100,000


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お名前掲載コース

・ウェブサイトにお名前を掲載いたします(希望制)

・会津伝統農法で栽培された有機米を5kgお贈りします
※必要な許認可・資格等をすでに取得している「自然農法無の会」より発送いたします。
※「自然農法無の会」はJASマークを取得しています。

・サマースクールの報告会にご招待いたします
※報告会は10月に開催予定です。詳細は9月上旬までにメールにてご案内いたします。

・ゲスト講義をオンラインで聴講いただけます
※2021年8月17~20日のサマースクール期間中に実施する、ゲスト講師による講義をオンラインでライブ、あるいはアーカイブで聴講いただけます。聴講に関する詳細は、8月初旬までにメールにてご案内いたします。

・感謝のメールをお送りします
・活動報告をお送りします

支援者
3人
在庫数
12
発送完了予定月
2021年12月

300,000


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コーポレートスポンサー

・ウェブサイトにスポンサーとしてロゴ、組織名を掲載いたします。
※掲載するロゴデータのご送付に関しては、プロジェクト成立後にメールにて詳細をお送りいたします。

支援者
1人
在庫数
9
発送完了予定月
2021年12月

500,000


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スポンサー記念イベント

・ウェブサイトにスポンサーとしてロゴ、組織名を掲載いたします。
※掲載するロゴデータのご送付に関しては、プロジェクト成立後にメールにて詳細をお送りいたします。

・ご支援いただいた組織をスポンサーとして、今後の講義やイベントにお名前を記念として掲げ、開催させていただきます(例:KOTOWARI建設記念講演)。
※講義やイベントは2021年12月までに開催します。詳細は、プロジェクト成立後にメールにてご連絡いたします。

支援者
2人
在庫数
3
発送完了予定月
2021年12月

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