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ハンセン病回復者 林さんの本『天使在人間』日本語版を作りたい

鄧 晶音

鄧 晶音

ハンセン病回復者 林さんの本『天使在人間』日本語版を作りたい

支援総額

226,000

目標金額 1,000,000円

支援者
19人
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プロジェクト本文

中国のハンセン病回復者・林志明さんの本『天使在人間』を、

ハンセン病問題を風化させないよう日本語に翻訳して出版したい!

 

初めまして。鄧晶音(とう あきね)と申します。2007年から中国のハンセン病回復村でのワークキャンプに参加してきたことがきっかけで、昨年、ハンセン病回復者・林志明(リン チミン)さんと出会いました。彼は、自身の体験や周囲の回復者の方から聞いた話をまとめて、ハンセン病患者の歩んできた、苦難と悲しみの歴史を緻密に描いた小説を、発表・出版しています。ハンセン病患者と家族友人の目線に立って描かれた『天使在人間』では、17の短編に様々な苦難に遭いながら、それでも「人間らしく」生きようとした人たちが登場しています。

 

林さんは今はお元気ですが85歳とご高齢です。林さんがご健在のうちに1日でも早く日本語版の出版をしたいと思っています。ですが日本語に翻訳した『天使在人間』500部の出版費用100万円が足りません。

 

(ハンセン病回復者・林志明さん)

 

 

かつて隔離・排除されてきたハンセン病患者・回復者

回復者を代表して声をあげた 林志明さん

 

ハンセン病は有史以来記録に残る感染症のひとつです。かつては不治の病とみなされており、原因や治療法が確立されても、患者を隔離・排除する差別は行われてきました。林さんは1929年に生まれました。8歳の時にハンセン病を患い、以降は苦難の人生を歩みました。ハンセン病差別のために職を追われ、それからは生活のために「売字(人のために字を書いて売る仕事)」を20年ほど続けていました。

 

売字の傍ら、林さんは自身の体験や周囲のハンセン病患者・回復者の方から聞いた話をまとめて、小説を書きました。15年もの月日をかけて大著『苦難不在人間』を書き上げ、1999年に出版しました。そして2010年には『天使在人間』世に送り出しました。

 

(ハンセン病病院 築50年ほどのレンガ造りの建物)

 

 

4月の来日『苦難不在人間』と『天使在人間』

 

今年4月、林さんは国立ハンセン病資料館に招かれて、初来日しました。国立ハンセン病資料館では、かねてより林さんの絵画や書の展示をして、林さんを日本にお招きしたいとの計画がたてられていて、それが今年ついに実現したのです。4月5日には、東京都東村山市にある国立ハンセン病資料館のビデオホールにて林さんの講演会が催され、絵画や書は5月11日まで同資料館のホールに展示されました。

 

この講演会では、主に林さんの書画活動や人生についてお話しされていました。その際に、林さんは書画活動以外に、自身の著書に触れていました。私は昨年11月に林さんにお会いした際に、『苦難不在人間』の翻訳をさせてほしいと林さんにお伝えしていましたし、既に翻訳にとりかかっていました。そのため、来場された方からの質問に対して、林さんから私に「いつ出版できる?」、「年内の出版は可能か?」と質問が投げかけられました。

 

(4月5日 講演会の様子)

 

『苦難不在人間』は原作が40万字を超える、非常に長い小説です。また日中戦争や文化大革命など、中国の歴史とも関係した内容ですから、翻訳を終えられる時期はいつになるか答えられませんでしたし、年内の出版はほぼ不可能かと思っていました。林さんは15年かけて書き上げ、ハンセン病患者・回復者が味わってきた苦難の歴史を淡々と書き綴った『苦難不在人間』の日本語版の出版を切望されていますし、私自身もそうしたいと思っています。

 

ですが膨大な文量に加え、複雑に入り組む歴史が登場する『苦難不在人間』は、翻訳を終えられる時期はもとより出版できるのがいつになるのか先が読めない状態です。それに加え、85歳とご高齢の林さんにはいつ何があるかわかりません。そのような状況下で「数年単位で出版を待ってほしい」という返事は私にはできませんでした。さらには4月の来日公演に来場された方も、林さんの著書の出版を心待ちにしています。そこで『天使在人間』という、17の短編が集められた短篇集の翻訳・出版にとりかかることを、林さんと相談して決めました。

 

(絵を描く林さん)

 

ハンセン病患者・回復者とその家族・友人が歩んだ道

経験から描いた小説『天使在人間』


『天使在人間』はハンセン病患者・回復者とその家族・友人が歩んだ道をハンセン病患者と家族友人の目線に立って生々しく描き出しています。ハンセン病というだけで、夫には離婚され子どもを取り上げられた母親。自分の美貌と肉体を利用して、4人のハンセン病患者の男性を慰めたハンセン病患者の女性。30年越しに罪を告白し、許しを請うたハンセン病患者の元恋人。17の短編に様々な苦難に遭いながら、それでも「人間らしく」生きようとしたハンセン病患者・回復者が描かれています。

 

 

風化するハンセン病問題

 

中国ではかつてハンセン病患者の多くは、家を出てハンセン病病院へ入所しました。政府は山奥の交通の便の悪い場所に推定800の病院を設置して、そこに患者は収容されました。その総数は明らかではありませんが、数万人に登ると予想されます。そこに入所した患者の多くは回復者となっていますが、まだなお残る差別や偏見のため、また後遺症による不自由な体では家族の厄介になってしまうとの思いから、病院にとどまり続けています。そして、高齢化が進み病院に生活する回復者の方は年々減少しています。

 

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“在和外国友人的交往中,我和日本康复者的交流最多,友谊也最为深厚。希望自己的书能变成日文,让这些日本朋友也读到。” ー林志明ー

 

「外国の友人の付き合いの中で、日本の回復者の方との交流が最も多いですし、友情も最も深いです。もし自分の本が日本語で出版できたなら、日本の友人にも読んでもらえます」

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林さんはこれまでに中国広東省内の60余りのハンセン病村を訪れ、ハンセン病患者・回復者の苦難に満ちた生活を見聞きしています。また、ハンセン病回復事業に力を注ぎ、ハンセン病回復者の抱える社会・経済・心理問題に注目しました。

 

1994年にブラジルでIDEA(ハンセン病患者・回復者・支援者によって運営される、ハンセン病患者・回復者・全ての人々の尊厳の確立を目指す団体)が設立する際は、ブラジルまで赴いています。1999年には、中国国内のIDEAである広東省漢達康福協会(HANDA)理事会に加入し、2008年以降は終身名誉理事長となりました。こういった活動を通じて、林さんは日本のハンセン病回復者とも知り合いました。4月5日の講演会の際も、国立多磨全生園に入所されている回復者の方もご出席され、林さんの講演会に寄せてのメッセージもくださいました。

 

(4月5日講演会 日本のハンセン病回復者の方とともに)

 

 

ワークキャンプを通じて感じた

病院に生活する方々への想いとハンセン病問題風化への危機感

 

2001年以降、中国ではハンセン病病院でのワークキャンプが実施されるようになりました。2004年にJIAという現地NGOが発足し、中国人大学生と日本人学生が協力して、道路舗装や建物の修繕などを行ってきました。それがきっかけで、私も2007年に初めてワークキャンプに参加しました。ワークキャンプを通じて出会ったお年寄りを、私は自分の祖父母のように慕っています。愛する祖父母が「ハンセン病というだけで、どうしてこんなにも辛い生活をしなければならないのだろうか」という疑問が生まれ、それは怒りを伴う感情で私を突き動かしました。

 

そうして私はハンセン病問題を貪るように勉強し、ハンセン病患者・回復者の歩んできた道のりを知ろうとしてきました。けれども、どんなに知識を集めた所で私は当事者ではないので、言葉の重みや伝えられる感情はごく薄っぺらいものでしかありません。

 

(4月講演会後 林さんとの談笑)

 

 

『天使在人間』の翻訳本500冊を今年中に出版したい!

 

けれども、ぼんやりしているうちにハンセン病回復者の方々は亡くなっていくのです。日本でも今年5月に神さん・谺さんという、これまでハンセン病問題の解決のために先頭に立ってきた指導者を相次いで失いました。あと20年もすれば、中国でも病院で生活されている方の多くが、この世を旅立ってしまうでしょう。このままでは、中国のハンセン病患者が歩んできた苦難の歴史が失われてしまうと焦りを感じ、またそれがもどかしく思えたのです。

 

そんな時に、林さんと私は出会ったのです。林さんの「日本語版を出版したい」という願いと、ハンセン病問題を風化させたくないという私の願いは重なりあい『天使在人間』の翻訳本500冊を今年中に出版できるよう奔走しています。日本語版の『天使在人間』が出版されれば、著者である中国のハンセン病回復者・林志明さんは長年の願いが叶います。どうか皆様のお力をお借りできないでしょうか。

 

タイトル:『天使在人間(仮)』
製作期間:2014年4月5日〜2014年11月30日(予定)
製作物の完成予定日:2014年12月25日(予定)
製作主体:林さんの本を出版したい人の集まり
発行部数:500部
流通先:書店販売・通販(予定)
仕様:サイズ/A5判(148mm×210mm) ページ数/250P前後


(翻訳の様子)

 

引換券について

 

■サンクスレター

■『天使在人間』の日本語版 1冊

■翻訳本にお名前を掲載

■オリジナルブックマーク 1枚

■林さんからのビデオレター(DVD、日本語訳付)

 

 

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プロフィール
鄧 晶音
鄧 晶音
2007年から中国のハンセン病回復村でのワークキャンプに参加しています。昨年林さんにお会いして『天使在人間』の翻訳を行っています。

リターン

3,000

サンクスレター

支援者
6人
在庫数
制限なし

10,000

サンクスレター
『天使在人間』の日本語版 1冊
翻訳本にお名前を掲載

支援者
11人
在庫数
制限なし

15,000

サンクスレター
『天使在人間』の日本語版 1冊
翻訳本にお名前を掲載
オリジナルブックマーク 1枚

支援者
2人
在庫数
制限なし

30,000

サンクスレター
『天使在人間』の日本語版 1冊
翻訳本にお名前を掲載
オリジナルブックマーク 1枚
林さんからのビデオレター(DVD)

支援者
1人
在庫数
制限なし
プロフィール
鄧 晶音
鄧 晶音
2007年から中国のハンセン病回復村でのワークキャンプに参加しています。昨年林さんにお会いして『天使在人間』の翻訳を行っています。

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