
支援総額
目標金額 15,000,000円
- 支援者
- 415人
- 募集終了日
- 2022年6月30日

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- 2,578,600円
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プロジェクト本文
>>(English)Overview of the project
>>(English)How to Support by Credit Card
大切な風景を「残す」仕組みをつくりたい
―築110年の建物を活用し、課題解決の仕組みづくりへ
建築家、スキーマ建築計画代表として東京で活動する私、長坂常は、旅先の広島県尾道市の山手地域で、築110年以上の今は誰も住んでいない建物に一目惚れし、縁あって前オーナーから譲り受けることになりました。
そこにしばらく滞在し、この地域に魅了されると同時に、他の地方都市と同様、高齢化に伴う人口減少の問題、さらに、車が入ることのできない斜面地のため、古くなった建物の改修が容易ではないなど、この地域が抱える様々な課題を実感した私は、よそ者ではありますが、「建物だけではなく、心から大切にしたいと感じたこの美しい尾道の風景を、このままでは残していくことができない」という危機感から、今回のプロジェクトを立ち上げました。
まずは、この歴史ある建物を次の時代に残していけるように、修繕工事を実施します。尚、この工事の詳細をオープン化することで、尾道や近しい条件の他の地域で、同じような境遇で困っている人たちのガイドの一つになればと考えています。
さらに完成後の建物は「LLOVE HOUSE」と名付け、世界中から訪れるクリエーターに中長期的に滞在してもらえる、アーティスト・イン・レジデンスとして活用していく予定です。そこで新しい文化交流のあり方を提案しながら、クリエーターと地域の人々が相互に影響を与え合うことで、山手での暮らしを豊かにするきっかけをつくっていきたいと計画しています。
今回、「一人が多くの資金を投じたから、残すことができた」というあり方ではなく、この取り組みに賛同くださる方々に参加してもらい、「この場所を一緒につくっていく一員」として、まずは建物を残すこと、その先の新しい文化交流、それを通じたコミュニティづくり...できるだけ多くの皆さまと私たちの経験を共有する方法を模索していきたいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。
大切な風景を残したいという一建築家の思いとこれからの取り組みに賛同いただける方からのあたたかいご支援をお待ちしております。
▍建築家・長坂が見初めた尾道の風景
―港町として発展した時代に生まれた、尾道特有の文化を継承する茶園
改めまして、ページをご覧いただきありがとうございます。建築家、スキーマ建築計画代表の長坂常です。
皆さんは、広島県尾道の山手を訪れたことはありますか。 入り組んだ路地、急な坂道を抜けた先に突如として広がるその風景を望むと、美しさに息を呑むだけでなく、コトコトいわせて走る船、トンテンカンテンと近くの造船所の音…どこか懐かしく、日本の原風景を思わせます。
この計画は、私が旅先のこの尾道で、ある建物に一目惚れしたことから始まりました。
ホテル LOGの301号室に宿泊した日、ちょうどその部屋の窓から、まるで東京物語のワンシーンのような、風情ある畳の間があり、そこをうっすら灯りが照らしていました。その情景が美しくて、しばらく見惚れていたのですが、なかなか人影が現れず、なぜか「その先に何かあるのでは?」と深い想像に駆り立てられたのでした。
築110年以上となるその建物は、当時は茶園(さえん)であったといわれています。茶園とは景色のよい山手に建てられた別荘で、接待などにも用いられていたようです。志賀直哉の代表作『暗夜行路』の一節にも登場する、志賀自身が住んでいた長屋とかつては同一敷地内にあり、その長屋の大家の家であったと伝え聞いています。
そんな特別な場所を、縁あってこれまで大切に管理されていた前オーナーの山根さんから譲り受けることとなりました。
後になって分かったことですが、毎夜、そこにあかりを灯していたのがこの山根さんでした。彼は幼少期からこの建物に憧れていて、ひょんなことからオーナーとなり、これまで自身で補修するなどしてこの場所を守ってきました。ただ、やはり活かすことは難しく、誰か相応しい人を探されていたのだそうです。つまり、私はこうして彼の期待を全身全霊で受け止めることになったのです。
▍地域の財産を明治から令和、
さらにその先へ残すために必要な工事
―車のない明治時代にできた町に当然綻びはある。その時・・・
こうして、地域の人たちにとっても大切な財産であるこの尾道の家を託された私は、よそ者でありながらも、建物はもちろんのこと、過疎化が進む山手で、この美しい風景をどうすれば残していけるだろうかと考えました。
尾道の町は、その魅力に惹かれて移住してくる人たちがいる一方で、他の地方都市と同様に高齢化による過疎化が進んでいます。とりわけ山手地域は、車が入ることができない斜面地のため、高齢になると住み続けることが難しくなります。古くなった家の改修も容易ではないため、過疎化の傾向が顕著で、空き地や空き家が目立つようになり、空き家再生に向けた取り組みなども数多く行われています。
その一角を我々が譲り受け、まずは、再びこの先数十年は使い続けられるように改修を行います。我々が手がけると言っても、今回は極力デザインを施さず、当時の生活を体験してもらうため、ありのままで修復したいと思っています。ただ、それでも相手は100年を超える建物。
構造的に歪みが出て、建具すらスムーズに動かなかったり、そのために柱梁を弄り、水平垂直を取り直したり、浄化槽もないため、それを新規で作ったり、電気も旧式ゆえそれを直したり、まあまあな大手術を必要としています。
さらに、接道していないことから大型の重機を使えず、材料の搬入も一苦労です。決して簡単な工事ではありません。
▍新しい交流の場 LLOVE HOUSE ONOMICHI
修繕工事を施し、どのような場所にしたいのかを考えたとき、尾道の素晴らしい環境を、クリエーターや建築家、アーティストなどの友達に体験してもらい、そして、それぞれの活動を行なってもらい、その活動に地域の人たちにも参加してもらえる・・・そんな場所を目指したいという思いが浮かんできました。
小スケールですが、深い絆が築かれる新しい国際交流の場を作りたいと漠然と思い、親友でもある元LLOYD HOTEL、代官山LLOVEのアートディレクターでもあるスザンヌ・オクセナールに相談しました。
―新しい文化交流のあり方を考える
この場所では、世界中から訪れるクリエーターが、中長期的にこの尾道の長坂の家を間借りし、そこを一時お店にしたり、ギャラリーにしたり、レストランにしたり...そして、滞在中彼らは地域と様々なかたちでコミュニケーションを取ることになります。
クリエーターには、この家、尾道という場所を通じて、新しい景色、価値に触れ、インスピレーションを得て、そしてその発見や感じたことを地域の人々に共有してもらいたいと考えています。そうすることで、相互に影響を与えながら、地域の人々が山手での暮らしを豊かにするきっかけをつくっていけたらと思います。
そして、これから、ここで生み出される新たな気づきや、知を共有できる方法を模索しつつ、この場所をそれぞれの立場で活かし、様々な活動が交われば、と考えています。クラウドファンディングを通じて参加してくださった方、実際に訪れることができない方も含めて、大きな豊かな対話が生み出される場となっていくことを目指しています。
また、昨年の第17回ヴェネチア ・ビエンナーレへの参加を通じて、インスタやFacebookなどSNSを通じて、個人で世界に好きな時に発信できるツールを持ちながら、わざわざ国内で作ったものを遠い国まで高いお金と長い時間をかけて運び、多くの人と同時に展示し、それを多くの人が訪れ同時に見るという国際展示のあり方に少し疑問を感じていました。
もちろん、実際に現物を見るのは大事ですが、本当に見たいものは個人で問い合わせ、実際に生まれた場所まで足を運び、作者と作品を前に一対一で話をする方が今の時代には向いているのではないかという思いがありました。
環境問題に目を背けることが不可能になった今、「実際に訪れる」ことの意味をあらためて考え、短期集中型の滞在から中長期分散型への転換の必要性と共に、オンライン時代における一対一のコミュニケーションが生み出す交流の新しいかたちを提案していきたいと考えていました。
今回つくるこの仕組みを上手く機能させることで、旧態の大型のアートやデザインイベントに代わる、新しい国際的な文化コミュニケーションのかたちが、ここ尾道から、今後世界の様々な場所で展開されていくことを期待しています。
▍代官山でのLLOVEから11年、再び始動!
―スザンヌ・オクセナール との対話を通じて
そして、われわれは、この新しい文化交流がなされるこの家を「LLOVE HOUSE」と名付けることにしました。
この「LLOVE」とは、日蘭国交樹立400年を記念して、2010年に東京で開催された展示のことです。ここでスザンヌは、日本のラブホテルからインスピレーションを得て、「LLOVE Hotel」すなわち「愛の満ち溢れたホテル」というコンセプトを打ち立てました。 そして、彼女によって投げかけられた「"LLOVE"とは何か?」という問いに対して、私を含めた日本やオランダの建築家やデザイナーたちは、それぞれの視点からLLOVEを表現しました。
その後も、対話は途切れることなく続き、オランダ、日本の間を時々行ききしながら、私たちは絆を深めていきました。 その「LLOVE」から10年以上が経った今、スザンヌと、この尾道の家をどうやって海を越えた先にいる友人たちと共有できるのか、やりとりを重ね、少しづつその仕組みをかたちづくっています。そして、LLOVEのコンセプトを引き継ぎ、現代版の愛に満ち溢れた家として、LLOVE HOUSEと名付けることとなったのです。
LLOVEから10年、ゆっく双方向に築き上げてきたコミュニティを核に、さらにそのコミュティをローカルかつインターナショナルに広げ、世界中の貴重な風景を守っていきたいと考えています。
>>LLOVE HOUSEのコンセプトはこちら
Dear Suzanne, この前、広島の尾道というところに古い民家を譲ってもらいました。尾道は東京かからだいぶ遠い。札幌や福岡よりもよっぽど行くのに時間がかかる。だけど、どうしてそんな遠くにわざわざ家を買ったのかって聞かれそうだね。>続く
▍スザンヌからJoへの手紙
Dear Jo, 広島県尾道市の家を譲りうけたという、あなたからの手紙を受け取ってから、その家に惚れ込み、窓拭きをしているあなたをずっと見ていました。そして、それ以来ずっとこの家についての話をしてきましたね。1996年、私もあなたと同じように、アムステルダムの旧港にあるロイド・ホテルという古い建物に魅了されました。>続く
- プロジェクト実行責任者:
- 長坂常(スキーマ建築計画)
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年8月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
有限会社スキーマ建築計画が古民家を改修するための費用と、その他手数料、諸経費を募るプロジェクト。
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プロフィール
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リターン
10,000円+システム利用料

A|工事を応援 1万円
●オープニングレセプションご招待(希望制)※1
●LLOVE HOUSE ONOMICHIからの情報配信 ※2
●工事参加メンバーTシャツ(希望制/クラウドファンディングに向けて元スタッフの石橋佑季さんに寄せていただいたイラストを使用したTシャツです。Tシャツの柄はご支援項目にかかわらず、1種類のみとなっております。詳しくは文中をご確認ください。)
※1 2022年9月中の実施を予定し、2022年8月中に詳細をご連絡いたします。
※2 メールなどで工事の進捗、今後のイベント情報などを共有させていただく予定です。
- 支援者
- 270人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
30,000円+システム利用料

B|工事を応援 3万円
●オープニングレセプションご招待(希望制)※1
●LLOVE HOUSE ONOMICHIからの情報配信 ※2
●工事参加メンバーTシャツ(希望制/クラウドファンディングに向けて元スタッフの石橋佑季さんに寄せていただいたイラストを使用したTシャツです。Tシャツの柄はご支援項目にかかわらず、1種類のみとなっております。詳しくは文中をご確認ください。)
※1 2022年9月中の実施を予定し、2022年8月中に詳細をご連絡いたします。
※2 メールなどで工事の進捗、今後のイベント情報などを共有させていただく予定です。
- 支援者
- 97人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
100,000円+システム利用料

C|工事を応援 10万円
●オープニングレセプションご招待(希望制)※1
●LLOVE HOUSE ONOMICHIからの情報配信 ※2
●工事参加メンバーTシャツ(希望制/クラウドファンディングに向けて元スタッフの石橋佑季さんに寄せていただいたイラストを使用したTシャツです。Tシャツの柄はご支援項目にかかわらず、1種類のみとなっております。詳しくは文中をご確認ください。)
※1 2022年9月中の実施を予定し、2022年8月中に詳細をご連絡いたします。
※2 メールなどで工事の進捗、今後のイベント情報などを共有させていただく予定です。
- 支援者
- 40人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
300,000円+システム利用料

D|工事を応援 30万円
●オープニングレセプションご招待(希望制)※1
●LLOVE HOUSE ONOMICHIからの情報配信 ※2
●工事参加メンバーTシャツ(希望制/クラウドファンディングに向けて元スタッフの石橋佑季さんに寄せていただいたイラストを使用したTシャツです。Tシャツの柄はご支援項目にかかわらず、1種類のみとなっております。詳しくは文中をご確認ください。)
※1 2022年9月中の実施を予定し、2022年8月中に詳細をご連絡いたします。
※2 メールなどで工事の進捗、今後のイベント情報などを共有させていただく予定です。
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
1,000,000円+システム利用料

E|工事を応援 100万円
●オープニングレセプションご招待(希望制)※1
●LLOVE HOUSE ONOMICHIからの情報配信 ※2
●工事参加メンバーTシャツ(希望制/クラウドファンディングに向けて元スタッフの石橋佑季さんに寄せていただいたイラストを使用したTシャツです。Tシャツの柄はご支援項目にかかわらず、1種類のみとなっております。詳しくは文中をご確認ください。)
※1 2022年9月中の実施を予定し、2022年8月中に詳細をご連絡いたします。
※2 メールなどで工事の進捗、今後のイベント情報などを共有させていただく予定です。
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
2,000,000円+システム利用料

F|工事を応援 200万円
●オープニングレセプションご招待(希望制)※1
●LLOVE HOUSE ONOMICHIからの情報配信 ※2
●工事参加メンバーTシャツ(希望制/クラウドファンディングに向けて元スタッフの石橋佑季さんに寄せていただいたイラストを使用したTシャツです。Tシャツの柄はご支援項目にかかわらず、1種類のみとなっております。詳しくは文中をご確認ください。)
※1 2022年9月中の実施を予定し、2022年8月中に詳細をご連絡いたします。
※2 メールなどで工事の進捗、今後のイベント情報などを共有させていただく予定です。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月