一人一人が心地よく力を発揮するチームとは?(八木実樹さん)
こんにちは、八木実樹です。
マドレボニータ正会員で、飲食関係の会社の店舗サポート部門で働いています。
第3の場として趣味の「糸かけ曼荼羅」のワークショップを開いています。
チーム作りへの挫折から興味が沸いたサロン・プロジェクト
2016年と2018年に、NECワーキングマザーサロン(以下サロン)のボランティアメンバーとして活動に参画しました。
参画する少し前、私はチーム作りにおける挫折感を抱えていました。
初めましての人たちが集まったあるチームでリーダーになった私は、チームとしてのミッションをやり遂げること、責任を果たすことに必死でした。他のメンバーの気持ちに十分向き合えないまま、ただがむしゃらに目の前に起こることと戦って、みんなでやっているはずなのにどこか孤独を感じていました。
最後までミッションはやり遂げたものの、私のそのやり方はメンバーたちも自分も疲弊させてしまうこととなり、悔いが残りました。
どうすればよかったんだろう?
どうすれば、一人一人が心地よく力を発揮しながらチームで何かを成し遂げることができるんだろう?
そんな問いが、私の中に生まれました。
初めてサロンに参加したのは、その突っ走っていた最中のことでした。
まとまらないなりに言葉を紡ぎ、急かされることも遮られることもなく、話に耳を傾けてもらう…それはまるで、抱きしめてもらったようなあたたかさでした。
そして、サロンの進行役や他の参加者から発せられた問いかけに、またグルグルと頭が動き出し、言葉を探しながら思考が深まっていく…そんな感覚を味わいました。
サロンの場を作っているのは、自分と同じ、ごく普通の母たち。
「この舞台裏はどんな風になってるんだろう?」
サロンのプロジェクトに興味を持った瞬間でした。
対話から生まれる安心感・信頼感・価値観の受容
翌年、私は先ほどの問いを胸に、サロン・プロジェクトに初参画。答えはきっとこの中にある、そんな予感を抱いていました。
サロンのチーム運営はキックオフミーティングから始まります。
・チーム全員が集まれる日にミーティングを設定する
・全員が参画への思いを言葉にする
・全員が一人一人の思いに耳を傾ける
一人も欠けることなく、全員が大切にされている。全員の思いが尊重されている。そう感じる時間でした。
このキックオフに象徴されるように、チームの活動では「話す」こと、「聴く」ことがいつも大切にされていました。
対話がベースにある関係。
業務的な話だけではなく、家族のこと、仕事のこと、自分の好きなこと、やってみたいこと、大事にしていること……いろいろなことをお互いに話し、また耳を傾けました。
そんな風に対話を重ねる中で、安心感と信頼感が育まれるのだということを知っていきました。
そして、チームメンバーとの対話を通して、またサロンに何度も参加する中で、多様な価値観に触れました。
大切にしたいことは人それぞれに違って、自分の中には全くない選択肢であっても、その人にとってはその選択が当たり前だったり、悩んで葛藤した末に選び取ったものだったりする。自分とは違っても、その人にとって大切な選択なんだ、と。
いろいろな価値観に出会い、自分はどう?私だったら?と問い直すことを重ねました。
「私はどうしたい?私はどうありたい?」そう自分に問うことが、数年かけて日常になりました。
チームの活動の中でも、一人一人の違い・個性というものを肌で感じました。
仕事も、子どもの数も年齢も、大切にしていることも、それぞれに違うメンバーたち。
そんなメンバーたちが、自分の得意なこと、強み、できること、できる時間を持ち寄って活動します。一方で、これは苦手、やりたくない、やりたいけれど今は時間を取れない、ということもある。お互いにそれらを伝え合いながら補完し合うということが、だんだんとできるようになっていきました。
それまで人に頼ることが苦手で、何でも自分でやることで解決しがちだった私は、「苦手なことまで私がやらなくちゃと抱え込むのは傲慢なことだな」と感じるようになりました。他の人が輝く機会を奪うことにもなるんだ、と。
得意な人に委ねる。
苦手なことは苦手だと言っていい。
みんなで対話しながらいい方法を考えよう。
そんなことが少しずつできるようになってきました。
対話がチームの色を豊かにする
「どうすれば、一人一人が心地よく力を発揮しながらチームで何かを成し遂げることができるんだろう?」
私が知りたかったその問いの答えは、対話すること、そして一人一人の違いを認め合うことだったのだなと今改めて感じています。
「やると決めたらやりとげなくちゃ」という責任感は相変わらず強くあるのだけれど、サロンでの学びは少しずつ、私を柔らかくしてくれたと感じています。
私のやっている糸かけ曼荼羅のワークショップで大事にしているのは、「一人一人が心地よくやりたいようにやってほしい。私はそのためのサポートをしよう」ということ。十人十色のカラフルな糸かけ曼荼羅ができあがるその過程、取り組み方にも個性が存分に表れて、見ているのが本当に面白く、幸せになります。
違うことは豊かなこと。サロンがそう私に教えてくれました。
対話のある、安心と信頼に満ちた関係性が、いろいろな場に生まれていきますように。
一人一人が本来もつ力を発揮し、リスペクトし合える世界になりますように。
そのために、サロンから生まれた知見が存分に活かされていくことを願っています。
リターン
3,500円
【全額寄付】プチ応援コース(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方はぜひお願いします。
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
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マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
- 支援者
- 127人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
10,000円
【全額寄付】全力応援コース(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方、ぜひお願いします。
・特設サイトにお名前を掲載いたします(ご希望の方のみ)
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
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マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
1万円をご寄付いただいた場合、税額控除額は(寄付金額10,000円-2,000円)× 0.4 = 3,200円です。払うはずだった税金3,200円分が減税となり、その分マドレボニータに直接渡せる、つまり税金の投入先を自分で選べるという仕組みです。
*注意事項:お名前の掲載について、公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 支援者
- 35人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
10,000円
テキスト『マドレ式対話の場づくりの手引き』
マドレ式対話メソッドおよび対話の場づくりの知見が詰まったテキスト『マドレ式対話の場づくりの手引き(仮称)』 をお届けします。
これ1冊で、マドレボニータの対話プログラムや場づくりのすべてがわかります。
- 支援者
- 172人
- 在庫数
- 26
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
マドレ式対話の場づくり「オープンラボ」参加チケット
今夏開催の「マドレ式対話の場づくりラボ《夏ラボ》」(全4回)のうち、第3回の2019年8月31日(土)は「オープンラボ」として単発でもご参加いただけます。
ゲストとして、NPO法人CRファクトリー代表・呉哲煥代表をお招きし、マドレボニータ代表・吉岡マコとのトークセッションも行います。
・日時:2019年8月31日(土)10~16時予定
・会場:東京都内(調整中)
※「オープンラボ」の参加チケットは、「クラウドファンディング」での購入のみとなり、定員になり次第締め切ります。
- 支援者
- 40人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2019年8月
30,000円
【全額寄付】ハイパー応援コース(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方、ぜひお願いします。
・特設サイトにお名前を掲載いたします(ご希望の方のみ)
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
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マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
3万円をご寄付いただいた場合、税額控除額は(寄付金額30,000円-2,000円)× 0.4 = 11,200です。払うはずだった税金13,200円分が減税となり、その分マドレボニータに直接渡せる、つまり税金の投入先を自分で選べるという仕組みです。
*注意事項:お名前の掲載について、公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
35,000円
【限定15名】「夏ラボ」参加チケット+テキスト『マドレ式対話の場づくりの手引き』
今夏開催の「マドレ式対話の場づくりラボ《夏ラボ》」(全4回)の参加チケットです。
対話の力を育むための、相互的で体験的な学びの場です。
・日時:7/20、8/3、8/31、9/21(土)10~16時予定 (4回連続)
・会場:東京都内(調整中)
・内容:対話を深める(話す・聴く、1対1~多数の場)、場づくりの意図と方法、プログラムを紐解く、進行練習と量稽古、オンラインコミュニティ、実践課題(予定)
※「夏ラボ」の参加チケットは、「クラウドファンディング」での購入のみとなり、定員になり次第締め切ります。
- 支援者
- 13人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2019年7月
100,000円
【全額寄付】スペシャルサポーター(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方、ぜひお願いします。
・特設サイトにお名前を掲載いたします(ご希望の方のみ)
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
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マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
10万円ご寄付いただいた場合、税額控除額は(寄付金額100,000円-2,000円)× 0.4 = 39,200です。払うはずだった税金39,200円分が減税となり、その分マドレボニータに直接渡せる、つまり税金の投入先を自分で選べるという仕組みです。
*注意事項:お名前の掲載について、公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
300,000円
「マドレ式対話の場づくりラボ」開催招致権
「マドレ式対話の場づくりラボ」を丸ごと開催できる権利です。自分の地域で開催したいという方が、ラボを招致することができます。
・開催日程、場所、方法等はご相談のうえ決定いたします。
・テキストは含みません。ラボ開催の会場費および旅費交通費は別途ご負担いただきます。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2019年12月
300,000円
講演・個別相談「リモートでコミュニティを運営するコツ」(3時間)
マドレボニータは創設時から全員がリモートワークです。アメリカ在住の事務局長をはじめ、スタッフは東京、長野、大阪、奈良と居住地はバラバラ。またインストラクターや、100名を超えるボランティアメンバーも、オンラインでコミュニケーションしています。
物理的な距離は離れていても、団結力をもって運営していくノウハウを蓄積してきたマドレボニータのスタッフがご相談にのり、その知見を惜しみなくシェアさせていただきます。
・開催日程、場所、方法(対面/オンライン)等はご相談のうえ決定いたします。
・会場費および旅費交通費は別途ご負担いただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2019年12月
500,000円
吉岡マコ講演会お好きな場所で開催
創業21年、法人設立11年の経験から、講演会、相談会などのニーズにお応えします。
0を1にする、1を100にする、リーダーシップ開発、エンパワメント、人が力を発揮することについて、半径50センチを掘り下げること、スケールアウトとクオリティ、コミュニティ創造論、コミュニティ生成論など、テーマはご相談に乗ります。
・開催日程、場所、方法等はご相談のうえ決定いたします。
・会場費および旅費交通費は別途ご負担いただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2019年12月