稲城市に不登校児童が通える「民間のフリースクール」をつくりたい！

▼自己紹介（会社紹介）

　はじめまして、まなびナビ合同会社 代表の中河西（なこうさい）と申します。

弊社（まなびナビ合同会社）は、東京都稲城市に拠点を置き、事業を展開しています。JR南武線「稲城長沼駅」から徒歩1分の場所に「まなびの相談窓口」（2023年5月~）を開設し、無料で「子育て・学習相談」を行っています。開設以降、稲城市を中心とする多くのご家庭にご利用を頂き、累計で80件以上の相談を受け付けています（2024年2月時点）。

 

　まなびの相談窓口HP→https://mana-navigation-store.com/

 

【「まなびの相談窓口」は稲城長沼駅から徒歩1分】

 

【ご相談はいつでも無料で受け付けています※予約制】

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

　まなびの相談窓口には多様な「子育て」「学習」に関する相談が寄せられていますが、その中でも最も多くの割合（約7割）を占めるのが「不登校」に関する相談です。全国の不登校児童の数は増加し続け、約30万人。稲城市の不登校児童も増加しています。弊社は多くの相談を受けるなかで、稲城市の不登校支援においては以下の３つが大きな課題であると考えています。

 

 

 

　地域課題①不登校支援に関する「情報提供」が不足している

　　不登校相談に来られる多くの方が「不登校支援」に関する情報を求めています。「子どもが学校に行きしぶりはじめたけど、どこに相談すればいいの？」「公的な相談窓口に行ったけど、解決にはつながっていない」「近隣のフリースクールを探したいけど、どこがあるの？」「地域にはどんな学習支援があるの？」など、子どもの状況に応じた「多様な情報」を求めています。

　　しかし、残念ながら、そのような声にこたえられる公的な窓口は存在しません。その結果、困っている方が、弊社の相談窓口を利用しています。弊社は、そのような方に情報提供をするために、以下の2つの取り組みを行っています。

 

　≪地域の情報サイト「いなぎ不登校&発達ネット」の企画・運営≫

　いなぎ地域に特化した「不登校」に関する情報サイトです。地域の支援や近隣地域の支援情報などを配信しています。また、定期的に「保護者の交流会」「何でも相談会」「子どもの無料学習会」を行っています。

　

 

　いなぎ不登校&発達ネットHP→https://inagi-fh.net/

 

 

　≪情報提供冊子「いなぎ不登校サポートブック」の作成・配布≫

　稲城市の「不登校支援」に関する情報をまとめた冊子を作成、配布しています。2024年2月より配布を開始し、市内の公立小中学校にも配布をしています。冊子の作成費用はクラウドファンディングで地域の有志の方よりご提供を頂きました。冊子の配布開始以降、多くのご好評の声を頂いております。現在も「まなびの相談窓口」で無料配布しています。

 

 

 

　地域課題②公的支援の中心である「梨の実ルーム」を利用できない人たちが多数存在する

　　不登校児童の支援は「公的支援」がその中心です。稲城市には不登校児童を支援対象にした「梨の実ルーム」があります。しかし、廃校を利用して作っているため「アクセス」が悪く、「送迎負担」もあります。市内の不登校児童の多くが、この梨の実ルームを利用したくても「アクセスが悪い」ために利用できない状態にあります。公費により支援体制を整えているにも関わらず、利用できない当事者の方が多くいます。この「アクセス課題」を解決するためには公的な不登校支援体制の抜本的な改革が必要です。

 

 

　地域課題③民間支援の中心である「フリースクール」がひとつも存在しない

　　もうひとつ、大きな課題があります。それは、不登校児童への民間支援の中心である「フリースクール」が市内にはひとつも存在しない（2024年3月 稲城市教育委員会HP https://www.city.inagi.tokyo.jp/smph/kosodate/gakko_kyoiku/freeschool.html）ことです。フリースクールを利用する場合には、近隣自治体まで通わなければいけません。フリースクールの利用は「月額2万円」まで授業料が助成がされるようになっています。しかし、その選択肢が稲城市には存在しません。

 

 

▼プロジェクトの内容

　今回のプロジェクトでは、そのような「稲城市の不登校支援課題」を解決するため、民間支援の中心である「フリースクール」を市内に開設します。開設時期は2024年夏ころを予定しています（現在の「まなびの相談窓口」を移転）。下記、スクールの概要です。

 

≪スクール名称≫

　多様な学びスクール　「まなびナビ」

≪開設時期≫

　2024年夏ころ

≪開設場所≫

　稲城市内　※場所は調整中

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

　多様な学びスクール「まなびナビ」は、地域や有志の方々と一緒に創っていきたいと考えています。地域に根差し、地域に愛される「教室」こそ、よいフリースクールだと考えているからです。地域や有志の方々の力をお借りし、稲城市の子どもたちに「地域の大人ができること」をしていきたいと思っています。そのために、下記の２つの取り組みを実施します。

 

　①地域の大人が先生になる「ちいき先生教室」

　ちいき先生教室は「地域の人」が先生となり、子どもに簡単なプログラムを実施する教室です。先生になってくれる方は地域の有志の方から募集します。稲城地域の子どもたちのために何かをしたい、そんな気持ちを持っている大人の方を募集しています。ちいき先生教室は「毎週日曜日」の開講を予定しています（子どもは原則、受講料無料）。

 

【例/地域の大学生のプログラム※昨年府中市で実施】

 

　②子どもの考え、アイデアを取り入れる「いなぎ子ども会議」

　スクールの企画、運営には「子どもたちの声」も取り入れていきたいと思っています。子どもの意見や考えを反映することが、より良いスクールづくりには必要だと考えています。そのために、スクール開設前の時期に下記の「いなぎ子ども会議」を実施します。スクール開設後も、3か月に1回程度、この「いなぎ子ども会議」を開催します。

 

 

 

▼さいごに（代表からのお願い）

　ここまで「プロジェクト概要」に目を通して頂き、ありがとうございます。心より感謝申し上げます。弊社「まなびナビ合同会社」は2022年5月に創業し、現在2期目を迎えています。その原点にあるのは、代表の中河西（なこうさい）が2020年にはじめた「地域の無料学習会」です。地域の集会所を借りて、子どもが０人の状態からはじまりました。「お金にならないのに何でそんなことしているの？」という声も頂きながら、地道に活動を続けるうちに子どもが集まってくるようになりました。現在もこの「無料学習会」は継続しています（城山体験学習館にて月2回実施）。

 

　この地域の学習会をはじめたきっかけは「子どもを育てたい地域をつくり」たいからです。私には子どもが２人います。上の子は稲城の公立小学校に通っています。「コロナの感染拡大」や「それに伴う子どもたちの学習環境の変化」、そして「その変化に対する行政・学校の対応」を見て、子どもが育つ環境を「行政・学校任せ」にしてはいけないと痛感しました。行政や学校にも「限界」があり、その「限界」をカバーしていくのは「地域」であり、地域に住む人の「志」だと思っています。学校や行政に「求める」だけではなく、学校や行政がでいない（やらない）なら「住民」が主体的に引っ張っていく地域、そんなあり方が良いのではないでしょうか。

 

　私は地域の子どもたちが、どんなことがあっても「未来に対して前向きである」地域を作りたいと思っています。私自身、稲城市で生まれ育ちました。コマクサ幼稚園、稲城第六小学校、稲城第一中学校の卒業生です。コロナなどの影響により、地域の「子どもを取り巻く環境」は大きく変わっています。不登校児童の増加を考えると、多くの不安を抱えている子どもが増えているのだと感じます。稲城地域の子どもたちが「自分に自信」を持って将来を生きていくことができるようにしていきます。このプロジェクト、そして、その後の「多様な学びスクール」。ぜひとも、ご支援のほど、よろしくお願い致します！！！

 

 

【活動の原点は「地域の無料学習会」】

 

【開始当初は１人も来ませんでした・・】

 

【現在も活動しています】