はじめまして。

トランスジェンダーとして、広告代理店で働いている岡部 鈴(おかべ りん)と申します。

皆さんは、セクシャルマイノリティに対する偏見やいじめ、これは一体どこから芽生えてくるのか考えたことありますか?

生まれたばかりの赤ちゃんから始まって、自然にそんな風に考えるようになる訳ではありませんよね。

私自身、子供の頃、将来自分がセクシャルマイノリティと呼ばれる立場になるなんて想像すらしていませんでした。

そればかりか、大人たちの偏見に満ちた考えや差別の言葉を何の疑問も無く、面白半分に大声でリツイートしていました。

ひょっとしたら、まわりには、当事者の子も居て、知らず知らずのうちに私は誰かを傷つけていたのかも知れません。

今思うと、とても心が痛みます。

ひとを愛する意味すらまだ知らない子供達が拡散する、大人たちの作った偏見の連鎖。

それを断ち切るには、何より早い段階で子供たちに正しい知識を伝えることだと私は思います。

今回、私もトランスジェンダーとしての体験を踏まえた本を出版させて頂くことになりました。

くしくも、本の最後の一文はこの映画の題名と同じ「私はわたしなのだから」で終わります。

もっと自由に、自分らしく生きて良いのだということを。

色んな愛のかたちがあるということを。

そして何より、愛することの素晴らしさを。

大人たちは早いうちに子供たちに伝えていく義務があると思うのです。

プロジェクトの成功を心より応援します。

 



【岡部 鈴さんプロフィール】
1963(昭和38)年長崎県生まれ、長崎大学水産学部中退、九州電子計算機専門学校卒業。専門学校講師、プログラマー等を経験後、広告代理店にてITスタッフ、総務部長を務める。
2012年、トランスジェンダーであることを社内でカミングアウト後、女性社員として働き始め、現在はファイナンス部門のディレクターとして勤務。文藝春秋より告白的ノンフィクション「総務部長はトランスジェンダー 父として、女として」を6月22日に発売予定。

 

総務部長はトランスジェンダー

父として、女として
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908601