プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

滋賀県・地元の酒米 山田錦で「竹生嶋・花嵐 純米大吟醸」を醸す


はじめまして、地酒「竹生嶋」吉田酒造の蔵元、吉田肇です。私ども吉田酒造は琵琶湖北西岸、滋賀県高島市マキノ町海津にある酒蔵で、明治はじめから酒造りをしています。

 

海津は、江戸時代より湖上交通の要所として栄えました。そして、私どもの醸す「竹生嶋」は、地元の商人や漁業に携わる方々に愛されてきました。

 

いま、「日本酒ブーム」だと言われています。しかし日本酒全体の需要は低迷したままで、とくに私どものような5人前後で酒造りをする小規模の酒蔵の経営は厳しいのが現状です。

 

このたび、皆さまに支援いただき、仕込みタンク1本分の酒米「山田錦」を地元の農家から購入したいと考えています。経営を安定させることで酒蔵を存続させ、地元海津の歴史と美しい街並みを次の世代に残していきたいのです。

 

文化的景観に指定された吉田酒造

 

 

地元海津の歴史と美しい街並みを守りたい

 

海津は古くから琵琶湖を利用する湖上交通の要所として栄えました。江戸時代から続く美しい街並みは文化庁の「重要文化的景観」に指定されています。吉田酒造の建物もその景観を構成する重要な要素として指定されています。

 

私どもは酒造業として、農業、漁業、観光業など地元の産業とともに地域を活性化し、歴史と自然を受け継ぎ、守っていく役割があると考えています。

 

約100年前の海津の港の風景

 

 

なぜ酒米の購入の支援をいただきたいのか

 

しかしながら、日本酒の需要が低迷する現在、私どもの規模の酒蔵では、日本酒造りに必要な酒米の購入にも苦労する状態が続いています。

 

現在の酒造業界の商慣行では、製造原価のほぼ40%にも達する米の購入を、秋の短い期間に現金で決済する必要があります。ほぼ1年分の仕入れ代金を現金で用意しなければならないのです。

 

酒米購入時の現金決済という商慣行は、もともとは酒蔵が農家に必要以上のリスクを負わせないという目的から始まりました。しかし、酒造業界低迷の今、体力のない小さな酒蔵にはこの慣行は負担の大きいものとなっています。

 

花嵐の醸造風景
花嵐の醸造風景

 

私どもは酒蔵を存続させるための新しい方法を模索してきました。消費者の皆さまにご協力をいただき、消費者・農家・酒蔵が一緒になって酒造りをすすめるという方法です。このプロジェクトでは「酒米ファンド」という形でご支援いただき、酒米を購入し、そのお米で造った日本酒を皆さまにお返ししたいと考えています。

 

皆さまのご支援は、私ども酒蔵だけでなく、米を作る農家の方の支援にもなります。このように酒造業、農業を存続させることで、それらとともにある地元の漁業、観光業などの産業を活性化させることができます。酒蔵のみならず地域の産業、そして海津の町並みと自然を次の世代に残していくことができるのです。

 

 

ご支援いただく酒米で作る日本酒「花嵐」

 

「花嵐」は私ども吉田酒造が、「地元の農家の方が作る酒米を使い地元の酒を造ろう」と20年ほど前に始めたブランドです。

 

地元の農家、吉原紘二さんが栽培する地元産の山田錦。私どもも田植えや草刈り、稲刈りなどを手伝いながら、「酒造りは米作りから始まる」と一緒に活動してきました。

 

酒米農家の吉原さん

 

このプロジェクトのリターンの「花嵐」は、地元産山田錦を使った純米大吟醸酒です。穏やかで上品な香り、やわらかな味わいと透明感のあるマイルドな味わいが特徴になっています。

 

花嵐 純米大吟醸(リターンは4合瓶でお送りします)

 

一部のリターンでお送りする「花嵐 長期熟成酒」は花嵐 純米大吟醸を12年間熟成させたお酒です。軽やかな蜂蜜の香りと、ややとろりとした蜜のような口当たりが魅力的な熟成酒です。

 

花嵐 長期熟成酒

 

また、地元海津の鮒寿司や若あゆの木の芽煮など水産物の加工品も合わせてお送りします。花嵐と一緒に、地元の食材を楽しんでいただきたいからです。酒造業は地元の産業とともにある、ということも感じていただけたらと思います。

 

琵琶湖の発酵食品「鮒寿司」と酒

 

 

酒蔵を受け継ぎ、海津の歴史と町並み、自然を守りたい

 

私どもはまた、酒蔵経営の傍ら地域活性化や観光の活動にも力を入れています。

 

日本酒の原料の酒米を作る農業、日本酒と一緒に楽しむ酒の肴を支える地元の漁業、水産加工業、観光業などの地元の産業を活性化させる中心として酒蔵はあります。

 

皆さまのご支援をいただくことで、酒造りを存続させ、酒蔵が中心になって地域の産業を活性化し、海津の歴史ある景観、町並み、豊かな自然、人々の暮らしを次の世代に遺していきたいと考えています。

 

海津の歴史的街並み

 

 

地域を守り、活性化させるあたらしい輪を作りたい

 

人口減少、過疎化が進むなか、地域だけで産業を活性化していくことはとても困難です。県外や県内の都市に住んでいらっしゃる方に、海津の日本酒や食材を楽しんでもらうこと、つまり地域の外の皆さまの力が必要です。

 

花嵐を一口飲んで海津の町並みに思いを馳せ、琵琶湖の幸を味わいながら海津の自然を思い描いていただきたいです。そして、いつかは我々の地元、海津に訪れていただき、海津の良さを感じていただきたいと思います。

 

私ども酒蔵を支援していただくことで、海津という町が皆さまの「もう一つの地元」として愛されるようになればと願っています。ぜひ、皆さまのご支援を賜りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 


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