支援総額
目標金額 532,665円
- 支援者
- 54人
- 募集終了日
- 2014年2月8日
安全性の確保にむけ
「自然の薬草を口に入れて大丈夫なの?」
プロジェクトの実施を前に解決しなくてはならない問題です。カンボジア国立医科大学にある薬学研究所では、自生している数種類の薬用植物について成分調査を始めていますが、安全性の研究にまでは至っていないため、多くの国民が使用しているにも関らず、政府保健省では生薬の登録が進んでいないのが現状です。
小学校薬草園での打ち合わせ
植物の安全性の確認のためには2段階の調査が必要とされます。ひとつ目は、これまで(各国で)すでにヒトによって食物(薬物)として口に入れられているという「食経験」が確認されている事。2つ目の段階としては、過去に研究者により科学的に安全性が証明されていると言う情報。1つ目について、今回取扱う薬用植物は、118名のカンボジアの伝統医療師を対象とした調査で、通常、伝統薬の原料として使用頻度の高いものを選択しています。更に海外での使用例が確認されればさらに信憑性は高くなります。2つ目については、前述のようにカンボジアの研究機関ではまかないきれないため、海外の研究機関からの協力を必要とします。
今回我々は、カンボジア国立伝統医療局からの要請という形で、日本の漢方薬研究の権威である、正山征洋 九州大学名誉教授(現長崎国際大学教授)に現地へ視察に来て頂くという機会を得ました。
正山教授は、漢方薬の原料である「生薬」や「天然物化学」研究の第一人者。日本生薬学会長や世界中医薬学会連合会副会長を努めるなど、国内外における要職を歴任してきた日本を代表する薬用植物のパイオニアです。佐賀県玄海町にある「薬用植物栽培研究所」では国内で需要の高い「甘草(カンゾウ)」栽培研究の中心となって取り組んでいます。
今回の視察では、カンボジア伝統医療に関係する保健省伝統医療局、医科大学薬学研究所、国立薬草園、および、カンポットで実施している「小学校の薬草園」を視察していただきました。そして、今回我々が国立伝統医療局と協力して進めている本プロジェクトで取扱う薬用植物について、安全性についての検索調査に日本の大学が協力して下さる事になりました。もちろん調査結果はカンボジアの研究に反映され、公的データとして多くの国民が安心して伝統薬を使用できる礎となります。
「小学校薬草園」自体は小さなプロジェクトですが、カンボジア政府、そして日本の研究機関の協力を得て、今後のカンボジア伝統医療の発展のために貢献できると考えています。
カンボジア国立伝統医療局にて局長、副局長と
カンボジア国立医科大学 薬学研究所にて
リターン
3,000円
お礼のメールと活動報告書(PDF)をお送り致します。
また、皆さまのお名前をCaTHA Facebookファンページにてご紹介させていただきます。
- 支援者
- 18人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
上記にプラスして日本人石鹸職人によってカンボジアで2ヶ月間もの行程をかけて造られている「高純度天然ハーブ無添加石鹸」1個(2,700円相当)をお送り致します。
- 支援者
- 21人
- 在庫数
- 29
20,000円
上記にプラスして、小学校の薬草園に植える「各薬草のサインボードに皆さまのお名前」を明記させていただきます。企業様、研究機関、店舗のロゴ等を入れる事も可能です。
また、プロジェクト現場を視察する3泊4日のカンボジアツアー(アンコールワット観光、交流会、付き)への招待券をお送り致します(費用は自己負担です)。
※日程は2014年5月ゴールデンウィークを検討しています。
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 35
100,000円
上記にプラスして、子供達が書いたイラスト入りの手紙と写真をお送りいたします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 8