能登半島地震、被災地・珠洲市からやって来た猫たち。part2

クラウドファンディングも残り４日となりました。

皆さんの熱い応援に、心が震えています。

なんとしてもプロジェクトを達成したい。そして、能登半島地震の被災猫たちもできる限り受け入れていきたいと考えています。

 

環境省と石川県と連携協働する私たちの被災動物救援活動の報告part2です。

 

２月１２日夜、第２便となる被災猫７頭が長旅を乗り越えて東京にやって来ました。

動物病院でメディカルチェックを受けている第２便の猫たち。

７頭にほぼ共通しているのは、猫ウイルス性鼻器官炎、いわゆる猫風邪の症状があること。最優先で鼻器官炎の治療が行われています。幸い元気と食欲があるので、きっと順調に回復してくれるでしょう。

 

本日は他の３頭をご紹介します。

 

写真１枚目は、前回ご紹介した４頭と一緒に苅谷動物病院グループ・三ツ目通り病院で医療を受けている茶白のミミちゃん、女の子、推定１歳。人恋しくてたまらないのでしょう、獣医さんにもスリスリゴロゴロです。風邪症状がひどく、カイチュウが検出されました。猫エイズウイルス（FIV）擬陽性との結果が出ていますので、また日数を置いてウイルス検査を行います。

 

 

次は、明大前動物愛護病院でメディカルチェックを受けている三毛猫のムーンちゃん、女の子、推定２，３歳。外猫の手術済み印である耳先カットはありますが、環境省を通じて送られてきた石川県南部小動物管理指導センターの書類によれば、未手術とのこと。

飼い主さんが所有権を放棄する時に「不妊手術を行っていない」と伝えたと思われますが、なぜ耳先カットが？　

下重彰子院長が毛刈りを行って確認したら、手術痕は見つかりませんでした。未手術と断定して、来週早々不妊手術を行います。

ちなみに、ムーンちゃんは、事故によるものか先天性なのかはわかりませんが、左前肢の指が半分欠損しています。歩行に問題はありません。とっても甘えっこのムーンちゃんです。

 

 

 

 

三毛白のミーちゃんは、赤坂動物病院に入院しました。とても小柄な女の子、推定１歳。ウイルス性鼻器官炎の目鼻の症状がひどく、左目は眼球が委縮して見えなくなっています。

第１便の２頭と第２便の７頭、計９頭は、ノトちゃんが猫エイズウイルス陽性、ミミちゃんが猫エイズウイルス擬陽性であることを除けば、ほかの子は猫エイズウイルス（FIV）も猫白血病ウイルス（FeLV）も陰性です。

 

 

猫たちは、みんなとても良い子で人が好き。澄んだ瞳で、じっと私たちのことを見つめます。　「わたしたち、とおくからきたの。いろいろ大変だった。これからよろしくおねがいします」と言っているよう・・・

みんな、たくさん食べて、元気になって。シェルターに入ってリラックスして過ごすようになったら、新しい飼い主さんを見つけようね。

たくさんの人が応援しているよ。