支援総額
目標金額 2,400,000円
- 支援者
- 304人
- 募集終了日
- 2020年1月31日
命を繋ぎ、共に生きる。希少猛禽類により良い救命医療と共生環境を!
#子ども・教育
- 現在
- 35,132,000円
- 支援者
- 2,174人
- 残り
- 36日
父の遺した中野の沖縄料理店人と人とを繋ぐ場を母娘で続けていきたい!
#飲食店
- 現在
- 1,043,000円
- 支援者
- 98人
- 残り
- 57日
恐竜調査研究最前線 ―極寒の地で生きた、恐竜たちの痕跡を求めて―
#大学
- 現在
- 4,585,000円
- 寄付者
- 284人
- 残り
- 22日
制度の狭間にいる難病者700万人の社会参加の選択肢を増やしたい
#医療・福祉
- 現在
- 1,690,000円
- 支援者
- 131人
- 残り
- 19日
iPS細胞による網膜再生医療実用化|患者さんに光を失わせない未来へ
#医療・福祉
- 現在
- 19,116,000円
- 寄付者
- 370人
- 残り
- 36日
ルワンダの地方の人に義足を!強制撤去を乗り越え、巡回診療の復活へ!
#国際協力
- 現在
- 5,170,000円
- 支援者
- 236人
- 残り
- 8日
ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!
#国際協力
- 総計
- 89人
プロジェクト本文
>> How to support this project with credit card <<
【感謝】ネクストゴール、達成しました!
1月24日までに241名の方にご支援いただき、ネクストゴールの340万円を達成することができました。支援してくださった方、応援してくださっている方、本当にありがとうございます!
今後の新着情報では、今回の絵本出版プロジェクト以外のことも含めて、言語復興の港プロジェクトの取り組みをお伝えします。支援してよかったと思っていただけるよう、新着情報の更新と絵本の制作を続けていきますので、1月31日23時までの残り5日間、最後までご支援・応援をよろしくお願いします。
2020年1月27日 言語復興の港
<2019年12月27日にネクストゴールを設定しました>
まずは動画をご覧ください!
子どもたちが大人になったときにも、
島のことばが聞こえる世界を残すために。
ページをご覧いただきありがとうございます。
私たち「言語復興の港」は、琉球諸島の島の人たちと一緒に、「消滅危機言語」と言われている琉球のことばの復興を行っています。それぞれの島のことばの研究者が辞書をつくったり文法書を書くための調査をしながら、島の若い人たちが再び島のことばを話すための仕組みをつくっています。
私たちはそのうち6つを占める琉球諸語の、学習教材としても使える昔話絵本を出版して島に届けるプロジェクトを立ち上げました。
「言語や文化の記録」として琉球のことばで語られる昔話を絵本のかたちで残し、同時に、絵本を楽しみながら島のことばを使うサポートをするための絵本を制作しています。
沖永良部島(鹿児島県大島郡和泊町・知名町)、多良間島(沖縄県宮古郡多良間村)、竹富島(沖縄県八重山郡竹富町)、与那国島(沖縄県八重山郡与那国町)のことばで語られた、それぞれの島に伝わる昔話を題材に、島の人たち、言語学者、イラストレーター・デザイナーが協働して制作した4つの絵本を出版し、消滅危機言語の継承保存と、言語の多様性保持を目指します。
そして今回、この絵本出版プロジェクト実現のために、クラウドファンディングへの挑戦を決めました。みなさまのご支援・応援をよろしくお願いいたします。
近い将来、なくなるかもしれない琉球語。
愛する島のことばを子どもたちに継承したい。
みなさんは、琉球語を聞いたことがありますか?
(ページの下の方に、絵本の冒頭部分の朗読が聴ける動画があります。また新着情報でも少しずつ絵本の中身を紹介します。)
沖縄本島に行ったことがある方は「めんそーれ(いらっしゃい)」や「にへーでーびる(ありがとう)」などの表現を、聞いたことがあるかもしれません。これらは琉球諸語の一つ、沖縄本島南部のことばの表現で、琉球諸島では他にもたくさんの言語が話されています。
例えば「ありがとう」は、今回出版を目指す島のことばでは、「みへでぃろ(沖永良部島)」、「すでぃがぷー(多良間島)」、「みーはいゆー(竹富島)」、「ふがらさ(与那国)」と、ぜんぜん違う表現です。
琉球諸語は、鹿児島県の奄美群島から沖縄県の八重山諸島までの琉球諸島で、伝統的に話されていることばです。現在日本本土で話されている言語とは1,000年以上前に分岐して、独自の歴史変化を経たため日本語とは異なる言語となり、現在唯一日本語との姉妹関係が証明されている言語です。
琉球諸語は、おおむね60歳以上の人たちが日常的に使っていますが、子どもたちは日本語モノリンガルとして育っていて、「いま何もしなければ」近い将来なくなってしまうと言われています。
今子どもを育立てている世代は、琉球語を聞いて理解することはできても、流暢に話すことはできず、この世代を境に、世代間継承が断絶してしまっています。
言語が「なくなってしまう」と言いましたが、言語は自然に消滅するものではありません。琉球諸語は、日本本土の諸方言と同じように、中央語である日本語(標準語)「だけ」が強い力を持ったため、「消滅させられそう」になっているという言い方のほうが正しいでしょう。
琉球諸語のような地域言語は、その地域の文化や、そこに暮らす人たちのアイデンティティを支えるものであると言えます。
また地域言語の消滅は、その地域だけの問題ではありません。社会の中から言語の多様性が失われることは、文化や価値観の多様性、人々のアイデンティティの土台を揺るがすことにつながり、画一的でのっぺりした社会に向かってしまうことにもつながります。
…と、どこかで聞いたことがあるようなことばで言わなくても、琉球の島の人たちは、じぶんたちの島のことばが大好きです。できることならなくならせず、子どもたちに継承したいと思っています。
では、どうすればいいのでしょうか?
学校教育の中で地域言語を学習するには、授業時間も指導者も現在は全く足りませんし、これを変える段取りを踏んでいる間に、言語復興は手遅れになってしまうかもしれません。しかし、本来ことばは、家庭や地域の中で親から子へ継承されていくものでした。
私たちは、家庭や地域の中で楽しみながら使える絵本を出版して島に届けることで、流暢な母語話者であるおじいいさんおばあさん、島のことばを流暢に話せなくても、聞いて理解することはできる親たち、そして日本語モノリンガルの子どもたちや島に移り住んできた人たちが、地域言語の習熟度に合わせて、一緒に遊びながら行う言語継承のサポートを目指しています。
いくつかの島ではすでに、島の人たちと一緒にさまざまな取り組みを進めています。
4つの島のことばの絵本、出版へ!
今回制作するのは、沖永良部島、多良間島、竹富島、与那国島のことばで語られた、それぞれの島に伝わる昔話を描いた4つの多言語表記の昔話絵本です。(ひとつの島につき1冊、全4冊の絵本を制作します。)
絵本として制作している4つの物語の冒頭部分の朗読を、絵本のイラストレーションと一緒に字幕付き動画で紹介します。(それぞれの絵本の詳細は、少しずつ「新着情報」で公開しますね。)
絵本には、場面ごとのイラストと日本語標準語訳のほか、島の人による朗読音声もついているため、島のことばが全くわからない人も絵本を楽しむことができます。
さらに、言語学者による物語全文の逐語訳と、ことばの解説も付録としてついてます。子どもが楽しめる絵本としても、学術的な言語資料や学習教材しても機能するパッケージコンテンツとして制作しています。
島の人たちは、言語学者と一緒に行うことばの調査や、物語の再話・朗読音声収録に参加してくださったり、制作途中のサンプルを家庭や地域コミュニティ内、幼稚園、保育園、小学校などで実際に利用して、私たちにフィードバックを送ってくださったりしています。
<出版について>
出版予定日:2020年7月1日
発行部数:各1,000部
「ディラブディ」(与那国島)<内容詳細はこちら>
「カンナマル クールク」(多良間島)<内容詳細はこちら>
「ふしぬ いんのぬ はなし(星砂の話)」(竹富島)<内容詳細はこちら>
「ましゅ いっしゅーぬ くれー(塩一升の運)」(沖永良部島)<内容詳細はこちら>
<資金使途について>
みなさまからのご支援は以下のように活用させていただきます。
・出版する絵本の印刷・製本・編集・校正費用
・READYFOR手数料
・リターン経費・送料
商業出版に乗せること。
絵本の学術的な価値を認めてくださった言語学専門の出版社「ひつじ書房」さんから絵本出版のオファーをいただきました。
ひつじ書房さんにとっては、絵本という新しい分野に挑戦することになるため、私たちがクラウドファンディングで初版の印刷製本経費を確保することにしました。
研究費や行政の助成金を使用して絵本を印刷すると、絵本を届けられる人たちが非常に限られてしまいます。1回限りの印刷ではなく絵本の提供を持続させ、また島外の人にも日本の中の言語の多様性を体験していただけるよう流通に乗せるために、絵本を商業出版物にすることにしました。私たちにとっては、助成金だけに頼らない研究費獲得という新しい試みでもあります。
消滅の危機に瀕している言語をなくさない。
一緒に消滅危機言語の復興を進めましょう!
中央語である日本語標準語だけでなく、地域言語も話せるバイリンガル話者が増えれば、現在消滅の危機に瀕している言語はなくなりません。
島の人たちがじぶんたちの島のことばを次世代に継承することをサポートし、私たちが暮らす社会の中の言語や文化の多様性を守るためにも、ご支援をお願いします。
そして今回のプロジェクトを通して多くの方々に、絵本を楽しみながら日本の中の言語と文化の多様性に触れていただきたいと願っています。絵本をとおして琉球のことばと文化を知り、一緒に楽しむことが、言語と文化の多様性を守ることにつながると信じています。
ご支援いただいた方は、お名前を絵本に記載させてください。そうすることで、島のことばの継承に関心がある人がたくさんいらっしゃることや、じぶんたちが島のことばを継承することの意義に、島の人たちが気づくきっかけになると考えています。
島の人たちと一緒に大小さまざまなプロジェクトを進めている「言語復興の港」は、それぞれのプロジェクトを船に例えています。
船に乗り込む人だけでは、消滅危機言語の復興という航路を進むことはできません。いろんな人が集まり、嵐のときには休んで力をつけることができる港には、漕ぎ手を応援する人たちが必要です。
手を振ったり銅鑼を鳴らしたり、水と食糧を積み込んだり、船に新しくマストを立てたり…。さあ、一緒に船を進めましょう!
子どもたちが
大人になったときにも
しまのことばが
聞こえる世界を
残すために
プロジェクトメンバー
絵本の制作は、消滅危機言語の復興と言語の多様性保持を目的とした「言語復興の港」というプロジェクトのメンバーが行っています。フィールドワークをとおしてそれぞれの島のことばを研究している4名の言語学者、実際に島を訪れて島の人たちとお話しながら作品制作を続けてきたイラストレーター・デザイナー、そしてたくさんの島の人たちが協働して絵本を制作しています。
ありがとうございます!
みへでぃろどー(沖永良部)
すでぃがぷー(多良間)
みーはいゆー(竹富)
ふがらさ(与那国)
<日本国外からご支援していただく方へ>
リターン送付先の住所が日本にもある方は、できれば日本の住所をご入力ください。(海外発送による配送ミス・遅延を避けるため)
日本に住所がない場合は、郵便番号は000, 0000を入力し、国外の住所を入力してください。
<リターンに関するご注意事項>
本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
※絵本の絵は現在制作中のものですので、完成にあたって変更する場合があります。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
お問い合わせはこちらから:https://plrminato.wixsite.com/webminato 「言語復興の港」は、消滅危機言語の記録保存と継承保存を並行して行いながら、そのしくみをつくっていくプロジェクトです。地域言語の研究者、作家、デザイナーなどの人的リソースや、ことばを楽しみながら学べる地域言語コンテンツ、これらの制作と利用の経験を地域言語コミュニティと共有し、地域言語コミュニティがじぶんたちで地域言語を残すことができるようなしくみを目指しています。
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リターン
10,000円
【読み比べよう!】お好きな絵本2冊+壁紙データ
・お好きな絵本2冊
・絵本のワンシーンの壁紙データ
・支援者様として絵本にお名前記載(ご希望の方のみ)
- 申込数
- 56
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
20,000円
【4冊コンプリート!】絵本ぜんぶ
・絵本4冊(各1冊)
・絵本のワンシーンの壁紙
・支援者様として絵本にお名前記載(ご希望の方のみ)
- 申込数
- 141
- 在庫数
- 制限なし
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- 2020年7月
10,000円
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