幸せの居室づくりまであと半分！

人と同じように、犬も猫も、きめ細やかな感情を持っています。

犬はアピール上手が多く、猫は人が気づかないレベルで繊細に反応しています。

 

そして、感情があるのと同じように病も。

ストレスにさらされる環境ならばなおさらです。

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４月、立て続けに入った通報。どれも、

「多頭飼いの飼い主さんが、入院や引っ越しのため猫たちが置き去りになっている」

そうしたお宅は、長年近隣との摩擦があることが多く、残された猫は突然、

生きるすべをなくしたのみならず、今までのうっ憤のはけ口になってしまいました。

寒さ厳しい季節、食べ物を、暖を、安心を求めてさまよう彼らにとってなんと残酷な事でしょう。

 

当然それを見過ごせない地域の人もいますが、

「迷惑をかけられた」

と声高に言われると、反論することはできない・・・日本独特の強固な同調圧力の前に、猫をかばうことは難しいのです。

それでも、残酷な光景は優しい人の心をむしばみ、

食事がのどを通らない、夜も眠れない・・・

悲痛な叫びとなって、私たちのところに連絡が来ます。

 

もふっこひだでは、本来、外で暮らす猫には避妊手術を施して、一代で終わる大切な命を、地域の方の見守りの中で過ごさせていただく

「地域猫」を推進しています。

でも、トラブルのある地域には、それが不可能。猫たちの命を救うため、保護せざるを得ません。

 

そうして仲間とともにやってきた、なごりちゃん。

その地域最後に保護された４月半ば、名残雪が降っていました。

こうした子の多くは、人への不信感が強く、慣れることができない・・・

そんな中、重度の糖尿病が発覚したなごりちゃん。

預り担当者が異変に気付き、尿検査。

 

通院はストレスになるので、投薬と食事療法で様子を見ることになりました。

 

長年暮らした家を追われたこと。

優しい飼い主さんと別れたこと。

駆除対象として逃げ回ったこと。

そして、保護されたとはいえ、知らないたくさんの仲間に馴染みきれないこと。

 

保護直後に避妊手術。お腹に赤ちゃんがいる状態でした。

穏やかにはなりましたが、精いっぱいの毎日。

 

もふっこひだには、こうした子がたくさんいます。

ありったけの愛情を注いでいますが、数の多さはそのままストレスになってしまうというジレンマ。

せめて少し余裕を持たせてあげたい。

 

その為のシェルターです。

やっとで半分近くになりました！

皆様のご支援心より感謝申し上げます

 

引き続き応援いただけますよう、お願いいたします！