プロジェクト概要

 

赤ちゃんが生まれ出るその瞬間まで、母子ともに無事であると言い切ることはできません。NICU(新生児集中治療室)で医師が治療をしなければ、この世に出てきたばかりの赤ちゃんが命を落としてしまうこともあります。一刻も早く治療を行うため、保育器を載せたドクターズカーで医師が赤ちゃんの元へ駆けつけます。保育器などの医療機器は年々改良されています。私たちは古くなった保育器を更新し、より良い設備で新しい命を迎え入れたいと願っています。

 

 

 

 

 

 

 

小さな命のリレー。赤ちゃんを守るため医師が駆けつける独自のシステム

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。大阪母子医療センター新生児科主任部長の和田和子です。私たちのセンターは、大阪に6ヵ所ある総合周産期母子医療センターの一つとして、NICU(新生児集中治療室)を備え、ドクターズカーを保有しています。新生児搬送用として対応可能なドクターズカーを保有している病院は大阪府内でも多くありません。

 

ドクターズカーの役割として、緊急度の高い成人の患者さんを運ぶこともありますが、命の危険がある生まれたばかりの赤ちゃんをNICUのある病院へ迅速に運んで治療することが挙げられます。

 

大阪には、独自のネットワークシステムNMCS(新生児診療相互システム)があり、新生児の集中治療に十分な施設が整っていない助産院、産院、病院等からの連絡を受け、ドクターズカーで赤ちゃんを迎えに行き、車内で治療を行いながら治療ができる病院へ送り届けるという非常に大きな役割を果たしています。

 

これまでにたくさんの命を繋いできました

 

 

赤ちゃんが入る搬送用保育器。最新のもので対応したい

 

新生児搬送で重要なことは、赤ちゃんをより迅速に、より安全に、より適切な施設に搬送することです。初期治療は非常に重要であり、搬送中も赤ちゃんの状態の安定化、体温の維持、呼吸状態の維持等の治療が車内の保育器の中でされてます。

 

また、搬送用保育器は、通常の保育器とは違いバッテリーを搭載し、移動時の振動が最小限に抑えられる等、移動する際の利便性や安全性を考慮したものが必要となります。

 

こうした医療機器は、より高機能のものが開発されており、私たちのセンターが使用しているドクターズカーと搬送用保育器は購入年次が古くなっているため、より良い機器を装備したいと思っております。

 

小さな命を運ぶ「保育器」を新しくするため、どうか皆様のお力をお借しください!

 

劣化が進んできたドクターカー

 

ドクターカーに設置されている搬送用保育器

 

 

少子化が進むことで病院が統合。リスクが増す可能性がある出産

 

少子化という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。少子化が進むことで、赤ちゃんや子どもを診察する病院が統合されて、数が減少するということは遠い未来の話ではありません。

 

赤ちゃんを産む場所として、病院や助産院、自宅など様々な選択肢があると思いますが、“もし何かあった場合”、そのようなリスクは重症度が高い患者さんを受け入れる病院が近くにあるかどうかで変わってきます。特に私たちの病院がある大阪では、半数以上が産科診療所を始め病院以外の場所で出産をしています。

 

そうしたなか「大阪で生まれた病気の赤ちゃんをすべて新生児専門施設へ入院させよう」と、命の危険がある生まれたばかりの赤ちゃんを専門の小児科病院へ迅速に運んで治療するネットワークシステムNMCS(新生児診療相互システム)が1977年に開始され、今までに多くの命が繋がれてきました。

 

私たちは、このNMCS(新生児診療相互システム)の大阪南部ブロック(大和川以南)の情報センターを担っています。

 

 

 

保育器をそのまま持って赤ちゃんの元へ駆けつける

 

産科管理の向上や胎児心拍モニタリングの普及に伴い、順調な妊娠・分娩経過を出生直前まで確認できた場合でも、仮死状態で生まれる赤ちゃんが毎年10万人以上、

5人に1人の割合で生まれており、出生時に何らかの助けを必要としています。

 

こうした出生時蘇生を必要とする赤ちゃんに対応すべく、ドクターズカーには、走行中の治療が可能となる、保育器・人工呼吸器・監視装置等の高度医療機器が装備されています。これにより、新生児の死亡率の低下、障害や後遺症の重度化防止が可能になりました。

 

また、搬送用保育器は、移動中も保温できるようバッテリー電源が搭載され、赤ちゃんがいる所まで移動できるように軽量化が図られています。

 

現在は、呼吸器付きの保育器と通常の保育器が各2台ずつで、計4台を所有しており、搬送時には、呼吸器付きと通常の保育器各1台を載せて出動します。

搬送後は消毒のため、他の2台に積み替えて次の搬送に備えます。

 

呼吸器付の搬送用保育器

 

通常の搬送用保育器

 

 

精神的なストレスが減った。地域の助産院、産院、病院も守られる

 

NMCS(新生児診療相互援助システム)は地域の産科医師にとっても安心できる仕組みとなっています。当センターと連携のある地域の産科医師にお話を伺いました。

 

大阪府堺市で開業し、産婦人科を始めました。以前に別の県にいた際には、NMCSのようなシステムがなく、新生児の状態が悪くなると1件1件自分で搬送先を探さなければならず怖い思いをしておりました。また、自分たちで治療することには限度があり、職員もクタクタとなり「こんな怖い思いをするのはもう嫌だ」と何度も思いました。

 

しかし、NMCSの担当の先生に相談すると、新生児科の医師がドクターズカーで迎えにきて、治療をしながら搬送をしてもらえます。加えて、搬送先の産科では、赤ちゃんだけではなく、お母さんも受け入れてもらえることがほとんどで、母児が別々になる心配もありません。

 

お母さんだけでなく医師も安心できて、精神的なストレスがものすごく減っています。このシステムがなければ、個人の産科はお産を続けることは出来ないと思っています。"

 

地域の助産院、産院、病院が守られることは、多くの母児の安心に繋がると思っています。ドクターズカーは要請があれば、保育器とともに、母と子の命を守るため、全力で駆けつけていきます。

 

お母さんに抱きかかえられる赤ちゃん

 

 

無条件に全力を出せる。生まれてくるすべての命に未来を

 

新生児科の医師達で話をしていました。「赤ちゃんは本当に癒される存在です。大変な現場ではあるけれど、命の中で最も弱く助けを必要とするこの小さな命をみると、何も考えずに無条件で全力を出せるんです」

 

赤ちゃんを診ている新生児科では、生まれた瞬間からその子どもの一生を共に歩んでいく存在でもあります。経過を診るために通院をするケースが多くあるためです。

 

私たちは成長や発達を一緒に見守りながら、無事に育っていくお手伝いをこれからもしていきたいと思っています。より最新の装備で治療を行うことができますよう、皆さまからもお力添えください。

                

新生児科の仲間たちと

                            

資金使途

 

ドクターズカーの購入費用は、車両をドクターズカーとしての機能を持たせるための改造費用を含めて約2千万円かかりますが、ドクターズカーの更新の目途は立っています。ただ、これに搭載する搬送用保育器を現在4台所有していますが、いずれも購入年次が古く、更新する場合、約1千万円かかります。クラウドファンディングでは、この費用の一部を募ります。

*保育器の購入1台あたりに250万円〜300万円程

 

第1ゴールを保育器1台の購入、第2ゴールとして保育器の追加1台、第3ゴールとして保育器の追加1台、最終的には計4台の購入まで目指していきたいと考えています。

 

 

今回クラウドファンディングを活用する理由

 

冒頭で説明している独自のネットワークシステムNMCS(新生児診療相互システム)は、先人たちの献身的な努力などにより大きな成果を上げてきました。私たち大阪母子医療センターは、これからも先人たちの意思を継ぎ、新しい命を未来に繋げていくため、安心してお母さんが子どもを出産できる環境を作っていくために、ドクターズカーを走らせていきたいと思っています。

 

このドクターズカーに搭載する搬送用保育器は、購入年時は古いとはいえ、安全に使用することが出来ますが、今回は、ドクターズカーの更新に合わせてより多く軽量化等の機能が向上した保育器に更新したいと考え、新たな試みとしてクラウドファンディングを活用いたしました。

 

 

大阪母子医療センターについて

 

名称:地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪母子医療センター
住所:大阪府和泉市室堂町840

HPアドレス:http://www.mch.pref.osaka.jp

facebookアドレス:http://www.facebook.com/mch.pref.osaka

 

周産期と・小児医療の基幹病院として、地域の医療機関では対応が困難なハイリスクの妊産婦や新生児・乳幼児・小児に対し高度な医療を提供しています。

 

 

税制上の優遇措置

 

大阪母子医療センターは特定公益増進法人として定められています。当センターに寄付金を頂いた個人・法人は税制上の優遇措置が受けられます。

 

大阪母子医療センターのご寄付は、所得税法上の寄付金控除の対象となる特定寄付金又は法人税法上の全額損金算入を認められる寄付金です。寄附金品領収証明書は、2017年12月までに送付します。

 

 

ご支援いただいた皆さまへのギフト

 

▼寄附金品受領証明書

ご寄附いただいた全ての方にお送りします。

 

▼サンクスメール

ご寄附いただいた全ての方に感謝の気持ちを込めてサンクスメールをお届けします。

 

▼モコニャングッズ

大阪母子医療センターのキャラクターである「モコニャン」(母と子より命名)のオリジナルグッズをお届けします。

 

▼書籍

大阪母子医療センターの職員が執筆した書籍をお届けします。

※病院を紹介したもの

 

▼キッズセミナーへのご招待

毎年8月に行う人気イベントにご招待します。

お子さんやお孫さんが、医師や看護師等の指導の元で手術の体験等に参加できます。(2018年8月開催予定)

※通常は大勢の応募者から抽選を行う人気のイベントです。

 

▼ドクターズカーのお披露目会

ドクターズカーのお披露目会を行います。
※出動している場合は病院見学会のみとなりますので、ご了承下さい。
※お披露目会は、2018年4月以降に行います。

 

▼病院見学会へのご招待

NICUなどの病院内の見学会を行います。
※お披露目会は、2018年4月以降に行います。

 


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