ピューマの新ペア応援プロジェクト

ピューマの新ペア応援プロジェクト

～これからも日本の動物園でピューマに会いたい～

 

【達成のお礼とネクストゴール挑戦について（4月22日追記）】

　ピューマの新ペア応援プロジェクトへのご支援、ありがとうございます！

　４月15日から開始の「ピューマの新ペア応援プロジェクト」が公開６日目にして目標額の80万円を達成することができました。当園が初めて挑戦するクラウドファンディングのため不安もありましたが、皆様からの温かい応援コメントにより「動物園」と「動物たち」、そして「自然」が持っている「人を惹きつける魅力の強さ」に改めて気付かされました。当園に足を運んで下さる方、ピューマファンの方、動物園ファンの方、岩手や盛岡にご縁のある方…皆様からの温かいご支援に対しまして心からお礼申し上げます。

 　職員一同 、皆様からのご支援と想いを有難く貴重なものと受け止め、「新たなピューマのペアリングによる繁殖」そして「これからも日本の動物園でピューマに会えること」を実現するよう取り組んでまいります。 

 

　皆様からの心強いご支援により短期間で目標を達成しましたが、ピューマ飼育環境のさらなる改善を目指し、残りの約1か月間でネクストゴールを120万円と設定して新たな挑戦をすることにいたしました。

　当初の目標金額では獣舎内と運動場の簡単な改修や餌内容の改善を計画しておりましたが、これからのご支援により獣舎内を周年快適にするためのエアコン設置や繁殖に向けた室内監視カメラ設置を視野に入れ、ネクストゴールに挑戦します。

 

　初めてのクラウドファンディングでネクストゴールに挑戦することは大きな試みですが、ピューマの新ペアの応援を引き続きよろしくお願いいたします！

 

 

開園当初からピューマを飼育してきた盛岡市動物公園

　盛岡市動物公園は、盛岡市制施行100周年記念事業として、平成元年４月22日に開園しました。

盛岡市の中心部から東へ約3kmに位置し、自然豊富な岩山地区にあります。

　アフリカゾウ、キリン、ライオンなどのアフリカの動物、ニホンザルやノウサギ、キジやイヌワシなどの日本の動物、姉妹都市のビクトリア市（カナダ）から贈られたピューマやカナダカワウソなど、約100種類700頭羽の動物展示を行う大規模公園として、市の主要な社会教育施設や観光施設となっています。

　また、37.2haの広大な敷地内には沢が流れ、森林や草原など豊かな自然環境を有しています。その自然観察に適した環境を活用し、昆虫採集や野鳥観察、植物観察など、野生動物だけではなく自然について学ぶ様々なイベントを実施してきました。

　開園から約30年間、たくさんの皆様に愛されてきた盛岡市動物公園は、令和2年12月からリニューアルのための休園に入り、令和4年4月（予定）にリニューアルオープンします。来園する皆様のより多様なニーズに応える施設として生まれ変わるとともに、動物福祉の理念に基づいて動物たちの飼育環境をより豊かなものにすることを目指しています。

 

 

動物園の人気者・ピューマとその現状

　ビクトリアコーナーで飼育展示しているピューマは、開園当初に姉妹都市ビクトリア市（カナダ）から贈られ、愛嬌がありながらも迫力のある肉食獣として来園者の人気者になりました。その後、新しい個体を導入できず一時的に展示個体がいなくなることもありましたが、世代交代をしながら現在まで飼育展示を継続しています。しなやかな身体と優れたジャンプ力を観察できるピューマのガイドは毎回大人気で、たくさんの参加者を魅了してファンを増やして来ました。

 

　

　しかしながら、ピューマは国内での飼育頭数が15頭（2020年3月現在）しかいないため、将来的に日本の動物園からピューマがいなくなってしまうことがないよう、血統を管理しながら国内の動物園で連携して繁殖を目指しています。

　盛岡市動物公園では過去２組の繁殖ペアを飼育展示し、3度の繁殖実績があります。生まれた子供たちは各地の動物園へ移動し、繁殖に貢献してきました。

　現在当園で飼育しているピューマは、2019年9月に愛媛県立とべ動物園から当園へ仲間入りしたオスの“タフ”（静岡市立日本平動物園帰属）1頭のみとなっています。1頭での展示ではあるものの、精悍な顔つきながら愛嬌のある“タフ”はあっという間に人気者になり、全国のピューマファンの皆さんが盛岡まで会いに来てくれています。

 

 

心待ちにしていたピューマの繁殖ペア飼育再開

　“タフ”は2018年8月14日生まれで、もうすぐ2歳。ピューマの性成熟は2～3歳のため、ペアとなるメスを探していたところ、静岡市立日本平動物園で飼育展示しているメス“ニーナ”がお嫁さん候補となりました。

　“ニーナ”は2019年2月7日に静岡市立日本平動物園の“アルタイル”と“ベガ”の間に初めて生まれた子です。両親は共に海外の血統なので、日本国内のピューマにとって“ニーナ”は貴重な存在であると言えます。まだ1歳であどけなさが残る、とてもおてんばで人気者の“ニーナ”。近い将来“タフ”と相性の良いペアとなり、繁殖して家族が増え、日本国内のピューマの繁殖に貢献してくれることと期待しています。

（2頭が運動場で同居するのは、もう少し先になります。楽しみに待っていて下さいね！）

 

 

　

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピューマの新ペアに期待する動物園の将来

　若い2頭がより健康に毎日を過ごし、将来繁殖して家族となり、盛岡や全国の子供たちに可愛らしいピューマの赤ちゃんを紹介できるよう、そして動物園のピューマ繁殖に貢献してこれからもずっと日本の動物園でピューマに会うことができるよう、皆様のご支援をどうかよろしくお願いします！

　皆様からのご支援は、6年ぶりとなるピューマの繁殖ペア飼育再開に伴う飼育環境や展示環境の改善、健康管理や繁殖準備のために活用させて頂きます。

 

盛岡動市物公園公式ホームページ　http://moriokazoo.org

 

 

 

 

 

 

プロジェクト終了要項

オープン完了予定日    
2021年4月30日

建築・改修場所    
盛岡市動物公園（住所：岩手県盛岡市新庄字下八木田60-18）ピューマ舎

建築・改修後の用途    
新ピューマ舎として飼育展示使用

その他    
※ピューマ輸送について
輸送完了予定日：2020年5月31日
輸送元：静岡市立日本平動物園
輸送元の同意：同意が取れている

※着手予定日：2020年7月１日