NICUボード完成と活動報告

みなさま

こんにちは。

NPO法人Mother’s Tree Japanです。

皆様のおかげで、今年度も残すところあと少しになりました。

みなさまもお元気にお過ごしでょうか。



本日は二つのお知らせがあります。

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1.指差しボードの進捗報告とお願い

2.近況報告

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1. 指差しボードの進捗報告とお願い

おかげさま、NICUボードが完成しました！

今回も可愛い、わかりやすいイラスト付きで作成しています。


産まれた我が子がNICU に入り不安でいっぱいの外国人ママと、サポートしたいけれど言葉の壁でうまくコミュニケーションが取れない助産師さんたちが、スムーズにコミュニケーションを取れますように…。

3月中にリリースです！



そして現在は陣痛カードの完成に向けて作業を進めております。



また、最後の小児科ボードなのですが、外国人妊婦さんが日本語ができないなら健診も引き受けないと言われるケースが相次いだため、今年度は先に「妊婦健診ボード」を作成することになりました。


内容が変更になりましたことをお詫びするとともに、ご理解いただけますようお願い申し上げます。


これを持って外国人妊婦さんが産婦人科医に行き、せっかくの妊娠の喜びに冷水を浴びせられる悲しい体験をせず、当たり前に健診を受けられるようになったらいいなと願いを込めて作っています。


現在は翻訳作業とイラストの打ち合わせの大詰めです。


小児科ボードも、来年度に作成していきたいと思います！


ラストスパート、頑張ってまいります♪

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2.近況報告

今年度もたくさんの外国人妊婦さん、ママをサポートすることができ、依頼も益々増えております。


ここのところは胸を痛めるケースも相次ぎました。


マタハラで仕事を辞めざるを得なくなったバングラデシュの妊婦さんは健康保険証が偽物を支給されていました。


お祈りを休み時間にすることを理由に、旦那さんが辞職に追い込まれてしまった乳児を抱えたインドネシアママからのSOS。


外国人だからと言うことで不妊治療を断られてきたミャンマーの女性からの相談。


一度ビザの関係で健診の間が開いたことを理由に、妊婦健診を断られて途方に暮れているフィリピンの妊婦さんからの連絡…


本当に胸が痛みます。


けれど、一緒に傷つき、一緒にその人たちのために怒り、それらのケースを私たちと一緒に解決に結びつけようとしてくれる弁護士さん、ケースワーカーさん、助産師さんにもたくさん出会います。


そして、一つ一つ、手探りで、時に自分の価値観を揺さぶられながら、外国人ママと一緒に解決の糸口を探していきます。



この活動をしている中で思うのは、「自分の中の価値観の振子を揺らし続ける力」と、「傷つき悩み続ける力」だなと感じます。


ともに傷ついたり、一つ一つのケースに新鮮に悩み続けることそのものが仕事なのかもしれないなとも思います。


これからも様々なママたちのサポートをしていく中で、しなやかさと繊細さ、粘り強さを同時に育てていきたいなと思いながら日々活動しています。


これからも応援よろしくお願い申し上げます！

NPO法人Mother’s Tree Japan事務局長
坪野谷　知美