井笠地区の救急医療を守るため、脳外科手術に必要な顕微鏡の更新を!

井笠地区の救急医療を守るため、脳外科手術に必要な顕微鏡の更新を!

支援総額

25,297,000

目標金額 10,000,000円

支援者
243人
募集終了日
2022年3月24日

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プロジェクト本文

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ネクストゴール到達の御礼とサードゴールのご案内



院長の村上裕二です。すでにご支援いただいている1000万円、またこの度のネクストゴールにおける追加のご支援400万円(合計1,400万円)で、手術用顕微鏡の機械本体を購入することが可能となりました

 

あらためて、温かいご支援をしてくださった皆様に心より御礼申し上げます。多くのご激励ご声援のメッセージには、村上脳神経外科内科の職員だけでなく、職員の家族や、関連施設である社会福祉法人の職員も元気と勇気をいただくことができたと感じています。本当に有難うございます。

 

皆様のご支援により第一目標の手術用顕微鏡の更新が実現します。プロジェクト開始当初、まずは手術用顕微鏡の更新をと考えておりましたが、ネクストゴール達成後の現在もご支援のお申し出をいただいており、当院へのこれからの期待と受け止めています。

 

ネクストゴールを越えるご支援分については、手術用顕微鏡の保守費用並びに村上脳神経外科内科の救急医療継続のための医療機器(血球計数器など)の更新や運営費用の一部、合計600万円に充てさせていただければと考えております。

 

〈600万円の内訳〉
1:手術用顕微鏡の保守並びにプロジェクト運営費(300万円)
2 :救急医療継続のための医療機器の更新・運営費の一部(300万円)

 

そのためサードゴールを+600万円した2,000万円に設定させていただきます。
引き続き、残り42日間、皆様のご理解とご協力をお願い致します。


2022.02.10
村上脳神経外科内科 院長 村上 裕二

 

 

 

 

私は医師として、岡山県笠岡市でクリニックを立ち上げ、

地域に「救急医療」と「脳神経外科手術」の技術をもって

全力で診療に勤めてまいりました。

 

「目の前の命を救いたい」

 

医師を目指した時からの想いは、今でも消えません。

 

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響は色濃く、

経営に与えた影響は想像以上のものであり

命を救うための医療機器の継続運用が難しくなりつつあります。

 

身近な「もしもの事態」から命を救うため

医療機器更新費用のために、ご支援・ご協力を

よろしくお願いいたします。

 

 

村上脳神経外科 院長

村上 裕二

 

 

「目の前の助けられる命」を
これからも岡山県井笠地区で守るために。

 

ページをご覧いただきありがとうございます、脳神経外科専門医の村上裕二です。幼少期、愛犬を獣医に見せることができず失ってしまった経験から、「自分の目の前の助けられる命は救いたい」と思い、医師の道を進みました。

 

そして、地元 岡山県笠岡市で脳神経外科医として、手術でしか助からない命を地域で守り続けたいと23年前に「村上脳神経外科内科」を立ち上げました。

 

2021年、1年間に延べ約24,000人の外来患者さん、約450人の入院患者さんがいらっしゃいました。救急搬送されてくる方は、年間約350人、手術を必要とされる方は年間約100人ほどとなります。

 

医師をしている中で、どうしても助けられない命、そして社会復帰が難しい方も診てきました。社会復帰が難しくなった人も最後まで介護し、できる限りリハビリを続け、住み慣れたわが家へ帰れるようにと、今では医療法人が運営する有床診療所だけではなく、平成18年に隣接の井原市に設立した社会福祉法人において、ケアハウス・特別養護老人ホーム・デイサービスの複合施設を構えるまでに至りました。

 

 

 

笠岡市には救急指定医療機関は当院含め3件、隣の井原市には4件ありますが、脳外科疾患の手術ができる医療機関は井笠地区(笠岡市・井原市含む地域)では当院のみとなります。

 

脳外科手術がもし当院でできない場合は、岡山県倉敷市あるいは広島県福山市の病院に高速道路を利用して搬送することにもなりかねず、時間がかかってしまいます。

 

手術が必要な場合は、発症から治療に至るまでの時間が短いほど助かる可能性も一般的に高まります。ここ笠岡で手術できる脳神経外科を継続することが、この地域に貢献できる私の使命であると考え、各地域連携病院と各所連携して救急対応を行っており、継続して地域の皆様の健康を支え、地域住民の救急受け皿となるべく診療にあたっております。

 

【当院の救急受入件数】   【t-paによる血栓溶解療法実績】

・2017年:404件            14件

・2018年:380件            12件

・2019年:352件            20件

・2020年:335件                          18件

 

・常勤医師数:1人(2022年1月24日現在)

 

私一人で対応できる救急車の受入件数は、年間約350件ではありますが、救急患者さんは救急車のみで搬送されてくるだけではありません。ご家族が助けを求め、自家用車で何とか当院に辿り着き、手術によって回復される方々もおられるのが現状です。

 

「地元である笠岡市に何ができるのか」を考えてきた23年間。ここが私の最終地点ではありません。

 

地域の皆様にとって、これからも救急指定診療所としての役割を継続し、より良い医療を提供していくため、脳神経外科での手術には欠かすことのできない手術用顕微鏡を更新するため、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

 

 

起こるかどうかわからない事態に備える

〜手術用顕微鏡の必要性〜

 

岡山県笠岡市の地に診療所を構えてから23年、有床診療所として、救急医療・手術・入院に対応できる体制を整えてから21年が経過しました。これまで、救急医療・手術に対応するため、さまざまな医療機器を融資やリースなどで購入・更新し、より良い医療を提供できるよう力を入れてまいりました。

 

この度、皆様に支援をお願いさせていただき、更新を予定している手術用顕微鏡は、接眼レンズと対物レンズがあり、ものを拡大してみるということでは、通常の顕微鏡と同じですが、拡大する部分を自由に動かせるようにしたものです。

 

それにより、術野を数倍から数十倍に拡大し、また非常に強力な光源を持っているため、狭い術野でも深部まで光が届き、接眼は双眼ですので、人が両眼で見るのと同じように立位に見え、距離感がつかみやすく、それにより血管や神経、病巣と正常組織が判別でき、脳外科手術には必要な装置となります。

 

 

救急医療に欠かせない手術用顕微鏡は使用して20年が経過しました。現状、不具合こそありませんが、耐用年数から考えると、いつ故障するかわからない状況にあります。当院の手術における使用頻度は高く、手術件数の約4割、年間40件以上「手術用顕微鏡」を使用します(2019年:42件、2020年:51件)


もし、手術用顕微鏡が故障し、更新することができなければ、手術を諦めることも検討しなければなりません

 

 

機器の更新を検討していますが、新型コロナウイルスの感染拡大が原因で、小規模な診療所にとっては今後の経営を揺るがしかねない状況が日々続いております。

 

報道でも、新型コロナウイルス患者を受け入れている病院の経営状況の悪化が伝えられていましたが、感染拡大に伴う経営の悪化は病院だけではなく、私たちのような小さな診療所にとっても同じ状況で、前年同月比、10%~30%の収入減少が毎月のように続いています。

 

さらに新型コロナウイルス感染症が経営に与えた影響は私の想像を超えるものであり、感染防止に対応する職員へ精神的・肉体的疲労の負担をかけております。

 

 

新型コロナウイルス感染症対策に必要な追加物品などについては、感染拡大を防ぐために必要なものを吟味し、収支に影響を与えないように自己資金及び国の助成金の範囲内で準備をしてきました。

 

もちろん診療に関わるもの以外の出費を抑えることや、今までにも医療機器の更新のために積み立てを行うことで資金確保に努めて参りました。

 

現在は減収により積立はできておりませんが、収入と過去の積立の一部取り崩しで現在の支出に関して捻出しています。

 

コロナで影響を受けた今の状況では、更新を考えていた手術用顕微鏡に関して費用の全てを自己資金のみで準備することが難しくなってきました。しかしながら、救急医療を続けていくためには、「起こるかどうかわからない事態に備える」こと、つまり現行の手術用顕微鏡が故障しても、脳外科手術を継続できるための準備が必要になります。

 

そこで、この地で開業した使命であるとの認識に立ち返り、下記の3つの想いを改めて考えさせられました。

 

・不幸なもしもの可能性を少しでも低くする(=助けられる命の可能性を少しでも高める)こと

・井笠地区の未来の救急医療を少しでも守り続けること

・この地で救急医療に携わる職員の生活を守ること

 

手術ができなくなるかもしれない現状を黙って受け入れるのではなく、目指す想いのために手術用顕微鏡の更新資金につき、クラウドファンディングによるご支援をお願いすることを決意いたしました。

 

顕微鏡の更新に必要な費用は約1,400万円、プロジェクトの運営費及びその後の保守料等も含めると約1,700万円の費用が掛かる見込みです。

 

更新費用としての、自己資金は何とか700万円を準備することができました。

補助金も検討してまいりましたが、現在のところこの度のプロジェクトの対象となる補助金を見つけるまでには至りませんでした。

 

手術用の顕微鏡を更新したい!

 

しかしながらこれ以上の積み立ての取り崩しは、日々の診療を支えている職員の賞与にも大きな影響を与えかねません。そこでお願いです。更新費用の残りの資金1,000万円のご支援をお願いさせていただきたいのです。

 

 

 

患者さんが住み慣れた地域で覚悟をもって

井笠地区の地域医療と救急医療を支えていく。

 

これまで本当に多くの患者さんを手術してまいりました。

 

●患者さんより
突然今までに感じたことのないような頭痛におそわれ受診しました。すぐにCTとMRI検査を受け、脳動脈瘤と診断。幸いにもすぐに入院することはない状態でしたが、後日、脳動脈瘤の破裂を予防するため、脳神経外科手術を行いました。無事手術も終了し、あれから10年以上経過していますが、安心して元気に日常生活を送っています。今ある生活も院長先生はじめ看護師やスタッフの皆様のお陰と感謝しています。本当にありがとうございました。

 

●患者さんより

極寒のゴルフ場のグリーンの上で、突然頭部に激痛を覚えその場に倒れた。救急車で村上脳神経外科内科に運ばれ、緊急手術。2日後にベッドの上で目覚めた私は、くも膜下出血で手術を受けたことを知った。
ゴッドハンドと呼ばれた院長の手術とスタッフの献身的な温かい看護により、後遺症もなく完全復活を成し遂げ大感謝!今後の村上脳神経外科内科の繁栄と発展を心よりお祈り申し上げたい。

 

 

手術でしか助からない目の前の命に今後も向き合っていくため、皆様から頂いたご支援で、脳外科疾患の手術に不可欠な、手術用顕微鏡の更新を行います。

 

手術用顕微鏡の更新ができなければ、開頭で行う頭蓋内手術の脳神経外科手術ができません。

 

手術用顕微鏡も、機種はさまざまありますが、ご支援達成後はこれまでと同等性能のものを購入し、地域の皆様が安心して、手術ができる環境整備を図りたいと考えております。

 

購入する手術用顕微鏡
ライカマイクロシステムズ㈱製造様より写真の使用許可を得ております

 

代表的な手術として脳血管障害(脳動脈瘤クリッピング術、脳出血血腫除去術、血管吻合術など)、脳腫瘍(非常に多くの脳腫瘍の種類があります)、機能性脳疾患(顔面痙攣、三叉神経痛など)、脊髄疾患(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊髄腫瘍など)があります。

 

【村上脳神経外科内科で行う脳神経外科手術例】


・脳動脈瘤頚部クリッピング術

・頭蓋内腫瘍摘出術

・脳動脈瘤被包術

・水頭症手術(シャント手術)

・頭蓋内微小血管減圧術

・動脈血栓内膜摘出術(内頚動脈)

・椎間板摘出術

・頭蓋内血腫除去術

・頭蓋骨腫瘍摘出術

・頭蓋骨形成術

・減圧開頭術

・椎弓形成術

・前方椎体固定術

・椎弓切除術

・脊椎固定術

 

大規模病院から比べれば狭い範囲かもしれません。しかし、かかりつけ医として地域の方の健康に責任を持ち、脳神経外医としての宿命を背負い、体が動く限り、患者さんが住み慣れた地域で手術を続ける覚悟です。

 

田舎の小さな町でも、コロナ禍でも、かかりつけ医としての責務、いつ起こりえるかわからない地域の救急医療を支える覚悟をもち笠岡市で急性期治療を行い、「村上脳神経外科内科だからこそ救える命」で地域医療を支えていきたいと思います。

 

 

 

身近な「もしも」を支える医療機関として

地域に必要な医療を提供し続けます。

 

たまたま住んでいる場所や運の良かった方だけが、どこかの病院で手術が受けられるようではいけません。

 

今回のプロジェクトを通して手術用顕微鏡を購入し、救急における脳神経外科手術を継続することができれば、

 

「近くで受け入れをしてくれる病院があれば…ここまで状態が悪化しなかったかもしれない…」

「すぐに手術ができていれば…もしかしたら助かったかもしれない…」

 

という思いに微力ですが応えることができます。

 

地域の方にとって、ご本人や身近な人に「もしも」のことが起こった時、機能的にも支えることができる医療機関があることは、心の安心にも繋がります。村上脳神経外科内科が、地域にとってそのような存在に少しでも近づきたいと考えています。

 

さまざまなご意見があることは重々承知しています。しかしながら決断したからには、この選択は正しかったと将来私たちが誇れるよう、最後まで諦めず走りきります。

 

井笠地区で脳外科疾患の手術を継続させるため、救急医療を守るためにみなさまのご支援が必要です。

 

何卒ご支援のほどよろしくお願い致します。

 

 

地元救急隊員より応援コメント

 

救急隊員は、地域住民を守るため、日夜救急業務に携わっています。そうした中で、村上脳神経外科内科様には、救急の受け入れに、日々対応していただいております。地域に欠かせない重要な救急告示医療機関の一つであり、私たち救急隊員も大変心強く頼りにしている医療機関であります。
この度の医療機器更新で、早期治療を行うことにより救命率が向上し、救急医療の発展に寄与していただけるよう、今回のプロジェクトの成功を心からご祈念いたします。

 

 

 

ご留意事項

 

● 支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの支援獲得のPRのために利用させていただく場合があります。

 

● 本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

 

本プロジェクトページ掲載に係る内容に関してのお問い合わせ


本ページの記載内容に関しご不明な点などございましたら、下記までお問い合わせください。

 

村上脳神経外科内科 清水宛

電話:0865-69-2345

メール:clerk.1655@gmail.com

 

プロジェクト実行責任者:
村上裕二(医療法人村上脳神経外科内科)
プロジェクト実施完了日:
2022年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

医療法人村上脳神経外科内科がこれからも笠岡市で井笠地区近隣の救急患者の受入れ、脳外科疾患の緊急手術を継続する。集まった資金は、脳外科疾患の手術に不可欠な手術用顕微鏡の購入(更新)に使用します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要資金と目標額の差額は、自己資金及び補助金にて補填予定。対象となる補助金がない場合は、自己資金にて補填予定。

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プロフィール

平成10年3月 岡山県笠岡市にて脳神経外科を開業。有床診療所(19床) https://www.murakami-nougeka.jp

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リターン

3,000


alt

3000円のご支援

■ 感謝のメール



申込数
109
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月

10,000


alt

1万円のご支援

■ 感謝のメール
■ ホームページへのお名前掲載(ご希望者のみ)
■ 待合室にお名前を掲示(ご希望者のみ)

申込数
404
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月

3,000


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3000円のご支援

■ 感謝のメール



申込数
109
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月

10,000


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1万円のご支援

■ 感謝のメール
■ ホームページへのお名前掲載(ご希望者のみ)
■ 待合室にお名前を掲示(ご希望者のみ)

申込数
404
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月
1 ~ 1/ 8

プロフィール

平成10年3月 岡山県笠岡市にて脳神経外科を開業。有床診療所(19床) https://www.murakami-nougeka.jp

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