ミャンマー緊急人道支援 「忘れられた世界」で涙を流す人々に　

今回みなさんより頂いたご支援で、ミャンマーの政変により避難している方々がいる場所、2か所へ食料を届けることができました。
 
1か所は前回の記事でご紹介した、ミャンマーでの怪我の治療・療養中の方が集まる場所であるセーフハウスです。もう一か所は、ミャンマーでの政変により故郷の村に住むことができずに避難している人々が集まって生活している場所です。
 
支援した避難場所の一つでは、約280世帯の方々が生活をしているところでした。1年前に大きな戦闘があり、その際に避難をしてきた人がほとんどだそうです。
避難している人の中には、技術者などもいるため灌漑設備を作ったり、家庭菜園を行ったりと様々な工夫を行いながらみんなで協力して生活しています。しかし乾季による水不足で農業ができないことや、避難者数が多いなどの理由により、十分な食料を得ることが難しい状況でした。
 

 　　　　　　　　　　
食料を持って行ったときには、ほとんどの食材の備蓄がなくなってしまった時期だったため、大変喜ばれました。また、クリスマスや、新年などお祝い事の多い時期に食料を受け取れたことにも喜びの声が届きました。
 
これもみなさまのご支援のお陰です。誠にありがとうございました。
 
 
【今後について】
READYFORを通じたクラウドファンディングによるプロジェクト期間は区切りとなりましたが、ピースウィンズでは継続してミャンマー国内外に避難されている方々の支援を行っていきます。
その状況は、HPやfacebookで発信してまいります。
https://readyfor.jp/projects/myanmar2022

ミャンマーの2021年2月1日の政変から2年が経ちますが、今でも人々は避難を余儀なくされ、困難な生活を送っています。
私たちも精一杯活動してまいりますので、どうぞ引き続き応援していただければ幸いです。