北海道、道東の風景を全国へ。松本直樹初の画集を出版したい
支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 9人
- 募集終了日
- 2018年6月29日
5回目の投稿です。
最初に、今月行われる個展のポスターが完成しました。
こちらになります。
松本直樹
北の自然展2018 ~道東の自然と釧路の街並み~
2018年6月18日~6月29日
会場:大地みらい信用金庫 釧路東支店
住所:北海道釧路郡釧路町桂5-1-4 (国道44号線沿い、近くには大型ショッピング施設のイオン様があります)
時間:9時~15時
そしてこの個展の最終日である6月29日がクラウドファンディングご支援の最終日となります。
皆様、是非ともご高覧くださいませ。遠方の方で個展にご興味がございましたら個展ポスターをお送り致します。お気軽にメッセージをくださいませ。
目標金額へは、まだ大幅に足りない状態なのですが最後まで頑張りますので、ご支援の程宜しくお願い致します。
では、第4回目の続きとなります。
パニック障害の発作は高頻度で襲ってくるのですが、夢のために芸術系の専門学校に入学した話しです。
2003年3月某日。まだまだ沢山の雪が残る北海道ですが、高校までを過ごした道東の釧路から道央の札幌に引っ越しました。
私の実家から札幌までは約350キロ。当時は高速道路も1部しか開通していなかったため、いくつもの山道を越えなければならず、車で7時間の道のりでした。当時は自分の車なんて持っていませんでしたから、少々調子が悪くなったと言っても簡単に釧路まで帰ってくることはできません。
引っ越し先は札幌の中央区。東京にも見劣りしない程のビル街にススキノと言った全国有数の歓楽街。
釧路の端の端で周りには湿原しか無い地域に暮らしていた私は大変なカルチャーショックでした。
借りた安い賃貸マンションはススキノのすぐ裏で、毎日深夜まで賑わっていました。あまりのカルチャーショックと初めて親元を離れることへの心細い気持ち。そして病気に対することの不安で、引っ越し当日は晩御飯を一口しか食べることができず、照明のスイッチも入れずに深夜まで真っ暗な部屋の中で破裂しそうな心を必死に抑えていた記憶が未だにあります。
約1カ月、札幌で生活をして生活をして少しずつ都会での一人暮らしに慣れ始めたところで専門学校への通学が始まりました。
私の進学した学科は漫画とアニメに特化したところで、その中でも漫画を専攻しました。
講師陣は業界で活躍をしている・したきた先生達ばかり。(例えば副担任は『アルプスの少女ハイジ』を手掛けた方でした)同級生は高校まで美術部等で腕を磨いてきた実力者ばかりです。私の様に運動部の出身者も数名だけ居ましたが、この生存競争を勝ち抜いてプロになるにはどのように他を上回っていかなければならないのか悩んでいると担任の先生が…
「過去にプロになった生徒たちを見ていると、美術部出身よりも意外に運動部出身が多いんだ。運動部は始めは下手でもガッツと貪欲さがある。卒業する頃には実力が逆転していることもよくあることだ。」
こう仰っていたのが印象的で、私には何とも心強いお言葉でした。
ただ、通学開始から1週間も経たない頃、釧路から大変に悲しいお知らせが…
過去の投稿記事でも紹介しました、野球部の私に美術のイロハを叩きこんでくださった末期ガンである美術の先生が亡くなってしまったのです。
悲し過ぎて言葉も出ませんでした。釧路に戻り葬式へ出席することもできませんでした。でも「プロになって先生に絶対に恩返しをする!」このことだけは強く胸に誓いました。
再び専門学校の話しですが、幸いにも入学当初はパニック障害の発作はあまり起こらず、学校での友人関係も良好で、朝から夕方まで講義。帰宅後から深夜まで宿題と漫画やデッサンの練習に追われる充実した日々ではありました。
ただし、食欲は一向に無い日々が続き、食べたとしても乾麺のお蕎麦を半人前程度食べるのがやっとのこと。友人から頻繁に誘われる学食や外食のお誘いはパニック発作が起きやすい場所でしたので全てキャンセルしている状態でした。
病気のことはプロになる上で不利になると思い一切話していませんでしたから、友人からは「松本って、付き合いの悪い奴だよな」と思われていたことでしょう。
ゴールデンウイークに一旦釧路に帰り、ゴールデンウィーク後も努力は続きます。ただただ「プロになって両親と亡くなった先生を喜ばせたい。」これだけでした。
しかし、何も食べない身体で毎日深夜まで絵を描く生活は確実に身体へ大きな負担がかかっていたのです。
先輩に誘われて出かけた出先で遂に倒れてしまいました。
救命センターへ運ばれて診察を受けると、『極度のストレスによる胃潰瘍と十二指腸潰瘍』とのことでした。
深夜でしたが両親が釧路からすっ飛んで来ました。
奇しくもその日は6月1日。高校時代に野球の北海道大会で倒れた日(パニック障害のきっかけとなった日)と一日違いでした。
学校の講義に1日遅れるだけでも大変なのに、とても学校へ行ける体調では無く入院こそしませんでしたが1週間まるまる休んでしまったのです。
高校卒業後は引っ越しを理由に心療内科へは行っておりませんでしたが、遂に札幌の地で行くことになりました。
実は、当時はまだこの時点でも「パニック障害」とは診断されず、『不安神経症』と診断されていたので発作の正体が分からないままであったのです。謎の激しい発作に怯える日々でした。
ここからです。4回目の投稿の終盤で記述した「『死』をも覚悟した地獄の一人暮らし」が始まったのは…
抗不安薬を飲みながら学校へ行くようになったのですが、まず「学校のエレベーターに乗ることが出来なくなりました」。
私の通学していた専門学校は札幌大通り公園に面したビル型の建物。私の学科で使われる教室は6階と9階で、エレベーターにて移動することが基本でした。
しかし、エレベーターに乗り込むだけで「圧迫感」と「不安感」が同時に襲いパニック発作になってしまいます。毎日エレベーターに乗る度に発作に襲われフラフラな状態で教室にたどり着きました。
食事は全く受け付けなくなりました。
唯一口に含むことができたのが「ドライフルーツのバナナ」でした。冷蔵庫で食べやすいように冷やしながら朝と夕食にそれぞれ2~3枚ずつ。比較的調子の良い日はそれに追加で消化しやすく味も優しいカステラを2口3口。それだけでした。
高校野球で筋肉をつけて81キロまで増やした体重はついに60キロ程にまで減ってしまいました… 私の身長が181センチなので、見た目は本当に「骨と皮」と言った感じです。
それでもプロになりたい! この一心で専門学校の数ある学科で一番と言われている運動部のようなスパルタ指導にも耐え、課題はほぼ全て教室一番乗りで提出。更に学校の課題とは別に深夜まで投稿用の漫画を制作。この毎日が夏休み終了後の9月頭まで続きました。
ただ、運命とは残酷なもので、ここで更に追い打ちをかけるような出来事が起こります。
不況の煽りを受け、父の勤める会社は給料が減り私への仕送りは生活が出来ない程に減らされてしまったのです。
母からは「学校を辞めて釧路に戻ってくるか、札幌で働きながら学校へ通うか選びなさい。」と言う、どちらを取るにしても目標であるプロの絵描き(当時はプロの漫画家)になることから大きく後退してしまう究極の選択を迫ってきたのです。
毎日、極度の体調不良の中で深夜まで課題や漫画制作をしていた一切の時間が無い私でしたが、実家に戻っても絵を学ぶことなんて出来る環境が無かったですし、意地でバイトをしながら学校へも通うと言う選択を取りました。
このことが更なる体調不良に繋がると言うことを分かっているのにも関わらず……
文字数が大変に長くなってしまいましたので、ここから先は次回に続きます。
今日の投稿の最後に、このような中でも夢であったプロとなり、来年で15年の節目を迎えます。今後の画家人生のためにも初の画集を出したいと決意しております。
皆様の暖かいご支援。心よりお願い致します。
リターン
5,000円
【画集出版を全力応援!】ポストカードセット、お礼のお手紙
・2018年5月より販売を開始した松本直樹の作品のポストカードセット
(6種類1組、表紙に直筆サイン入り)
・一筆箋によるお礼の直筆お手紙
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年7月
10,000円
【画集出版を全力応援!】アルファポスター、サイン入り画集
・2018年5月より販売を開始した松本直樹の作品のポストカードセット
(6種類1組、表紙に直筆サイン入り)
・一筆箋によるお礼の直筆お手紙
・2018年に行われた個展ポスターをランダムで3枚セット
(在庫が無くなり次第、代替品に変更)
・サイン入り!画集
※画集は11月以降の発送となります
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年7月
30,000円
【画集出版を全力応援!】複製画、画集にお名前の掲載、サイン入り画集
・2018年5月より販売を開始した松本直樹の作品のポストカードセット
(6種類1組、表紙に直筆サイン入り)
・一筆箋によるお礼の直筆お手紙
・2018年に行われた個展ポスターをランダムで3枚
(在庫が無くなり次第、代替品に変更)
・サイン入り!画集
※画集は11月以降の発送となります
・画集にお名前の掲載(ご希望者のみ)
・額装した松本直樹作画の複製画
(通常12,000円で販売のもの)
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2018年7月
50,000円
【画集出版を全力応援!】直筆松本直樹作画のクロッキー、サイトにお名前の掲載、サイン入り画集
・一筆箋によるお礼の直筆お手紙
・北海道銘菓の詰め合わせ
・2018年に行われた個展ポスターランダムで5枚セット
(在庫が無くなり次第、代替品に変更)
・サイン入り!画集
・画集にお名前の掲載(ご希望者のみ)
・松本直樹オフィシャルサイトにて半年間お名前又は企業名の掲載
※サイトがある場合には相互リンク
・額装した松本直樹作画のクロッキー作品
(画像のような早描きデッサンのようなもの。15,000円相当)
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2018年8月
100,000円
【画集出版を全力応援!】松本直樹作画のアクリル画又は水彩画の原画、ポスター・サイトにお名前の掲載、サイン入り画集
・一筆箋によるお礼の直筆お手紙。
・北海道銘菓の詰め合わせ
・2018年に行われた個展ポスターランダムで5枚セット
(在庫が無くなり次第、代替品に変更)
・松本直樹オフィシャルサイトにて1年間お名前又は企業名の掲載
※サイトがある場合には相互リンク
・サイン入り!画集
・画集にお名前の掲載(ご希望者のみ)
・2019年に行われる予定の個展ポスターに「スポンサー」として個人名又は企業名を掲載
(12月末まで)
・額装した松本直樹作画の作品、アクリル画又は水彩画の原画
(通常50,000円以上で販売しているもの)
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2018年8月