人も猫も幸せに暮らせる社会を目指して

 

 

はじめまして。富士北麓を中心に山梨県内全域で殺処分ゼロを目標に猫のTNRおよび保護活動を展開している個人ボランティアグループ、山梨ねこボランティアネットワークの佐々木芳絵と申します。

 

この度は私達のプロジェクトに関心を寄せていただきましてありがとうございます。私達はそれまでの個人個人の活動をお互いに支え合う為、有志で2020年10月より山梨ねこボランティアネットワークという横つながりのネットワークを立ち上げ、今日に至っております。

 

 

私達は前述のとおり、TNRを柱とした野良猫対策に20年程前から富士山北麓を中心に取り組んでまいりました。

 

初めは1匹ずつ捕まえては近くの病院で手術をしてもらったり子猫がいたら保護して里親を探すという活動を細々と続けておりました。日が経つに連れ、メンバーも増え、出来る事も幅が出て参りましたが、その分保護する猫も増加いたしました。

 

 

なるべく健康な成猫は手術後、耳カット、健康チェックをした上で元の場所に戻す事にしています。しかし中には怪我が酷い子、病気の子、とても元の場所では環境的に育たないと思われる子猫達などがいて保護する流れになる事も多いのが現状です。

 

 

そんな中、最近では一部のメンバー宅でキャパオーバーのまま多頭飼育となり、良く聞くボランティア崩壊の恐れも出てきております。私達はこのまま崩壊してしまう訳にはいきません。今いる猫達、そして今後保護しなければならない子達併せて、安全に衛生的に飼養し、可能性のある猫達は譲渡し、病気、障害の程度が重篤な子達は継続的に治療をし、終生飼養していかなくてはなりません。

 

 

その為には先ず必要なのが保護できる空間と飼養と治療にかかる費用です。このまま個人個人で猫達を抱え込んでいると費用も場所も足りなくなります。正直言って、「もう辞めようか、今の猫達を何とか譲渡、もしくは終生お世話して貰える団体へ託そうか」など、具体的に終わらせる為の計画を立てはじめていました。そんな時に自宅の空いている敷地に猫の為に使って欲しいと、相談者様からコンテナを一台寄付していただいたことがきっかけで、こんな中途半端で辞めるのでなく、この活動を続けて、これまで相談者さん、行政、議員さんそして猫達からも教えていただき、身につけたノウハウに基づいたシステムを作り上げ、若い世代の人達に引き継いで行くことが、使命かもしれないと思い直しました。

 

　　

 

そこで皆様のお力をお借りして猫と人が平和に幸せに共存する街づくりに少しでも貢献する為に私たちに出来ることと思って考えました。  

 

 

 

自宅では細々と裏千家の茶道教室を開いており、楽しくお茶を学んで、好きな方はプライベートスペースに入って猫さんに触れ合って帰るという一風相容れない二つの要素を持ってこれまでやってきました。

 

 

しかし前述の通り、猫を保護できるスペースに限度が有りますので、茶庭の一部に景観を損なわない様設計士と相談した上で、猫ハウスを増築する事に致しました。猫ハウスは茶庭や茶室から窓越しに見ることができ、逆に猫達から野点や茶室の様子を伺うこともできるというコンセプトでの建築となります。

 

 

猫ハウスは猫を保護して収容するだけでなく、譲渡のためのお見合い場所としても活用する予定です。

特に営業はしませんが消毒や服装などのお約束を設けた上で、猫ハウスで猫と触れ合って頂くことも考えています。以前一度だけ猫のためのチャリティー茶会を開いた事がありますが、コロナ禍が落ち着いたらまた開催することも計画しています。その時は猫に見てもらいながらの野点席も設けたいと思います。

 

次々に猫を収容するのでなく、譲渡を前提としたお見合い可能な猫を主に入れて、保護→譲渡の流れを作り上げて行きたいと考えています。お世話はメンバーはじめ、一般の方々でボランティア出来る方を募集します。

 

●猫ハウス建設200万

・・・●猫ゲージ・猫砂等生活用品購入費用　50万

・・・●毎月の子猫の医療費等　50万

 

猫ハウスが完成した後も、維持費はかかりますがまずは猫を安心して保護できる場所を確保するために目標金額は猫ハウス建設費最低ラインのプロジェクトを立ち上げさせていただいております。