誰もが自由に研究発表できる学会「第3回ニコニコ学会β」を開催

誰もが自由に研究発表できる学会「第3回ニコニコ学会β」を開催

支援総額

1,030,900

目標金額 600,000円

支援者
90人
募集終了日
2012年12月13日

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プロジェクト本文

今回のプロジェクトは、誰もが自由に研究発表できる学会「ニコニコ学会β」の第3回目を開催するプロジェクトです。
きたる2012年12月22日(土)に六本木ニコファーレで「第3回ニコニコ学会βシンポジウム」を開催します。また、シンポジウム開催後の2013年1月にはニコニコ生放送で報告会を実施します。
 
はじめまして、江渡浩一郎と申します。
私はITの研究領域において集合知の研究に従事しております。
私は長年、集合知の研究をする中で、みんなが一緒になって初音ミクの動画を作るように、プロとアマが一緒になって技術開発したり、研究発表したりする、そんな新しい共創の場を研究の世界にも実現したいと思っていました。
 
そうして立ち上げたのが、誰もが自由に研究発表できる新しい学会「ニコニコ学会β」です。
ニコニコ学会βは、従来のプロの研究者だけが発表するような学会ではなく、そのような枠組みを超えた「ユーザーのユーザーによるユーザーのための学会」なのです。
 
(第2回ニコニコ学会βの様子)

  

 
前回の第2回ニコニコ学会βは皆さまのあたたかいご支援のおかげで、無事に開催することができました。
しかし、開催地が関東ということもあってか、発表者はまだ関東地方に偏っています。
そのままだと注目されないけれど実は素晴らしい「野生の研究者」は、まだまだ日本各地にたくさんいらっしゃるはずです。
今回の第3回ニコニコ学会βでは、特にそのような日本各地の野生の研究者に発表してほしいと思っています。
 

日本各地の野生の研究者に研究発表してほしい。

私は「日本独自のイノベーション」に注目しています。
初音ミクやニコニコ動画は、そのような日本独自のイノベーションの代表だと思っています。そのようなイノベーションの種は、ニコニコ動画で研究発表をしているような野生の研究者が持っているはずです。
今回のニコニコ学会βでは、そのような「イノベーションの種」を日本中から集めたいと思っています。
(外骨格型の人力パワードスーツ「スケルトニクス」。沖縄高専の学生が作り上げた)
 

皆さま、私たちの挑戦、誰もが自由に研究発表できる学会「ニコニコ学会β」を継続することにお力をお貸しいただけないでしょうか。

今回のプロジェクトでは、第3回ニコニコ学会βシンポジウムを開催するための費用の資金調達を行います。

その大部分は野生の研究者に遠方から来てもらうために使います。もしその用途に余ったお金は次回以降のニコニコ学会βの準備費用にします。

どうか皆様に協力していただきこの夢を実現させていただけないでしょうか。心よりお願い申し上げます。
 

■目標金額の使用用途

今回ご支援いただく資金は、下記の目的で使わせていただきます。

・野生の研究者の旅費及び宿泊費など。

・遠方からの登壇者の旅費及び宿泊費など。

・デモを行う作品などの輸送費など。

・委員以外の登壇者への、最低限の謝礼。(委員は全員ノーギャラです!)

・その他、運営に関わる事務費、雑費。

上記金額の支払いに充てた後に生じた余剰金は、次回以降のニコニコ学会βの準備費用として、有効活用させていただきます!

(指でフレーミングするだけで写真がとれるカメラ。岐阜県にあるIAMASの古山善将さんが作り上げた)

 

■引換券詳細

ニコファーレに支援者の方のメッセージを表示いたします(2525円ご支援の方)

合計30文字以内のメッセージ(お名前を入れてもOK)をニコファーレに表示します。

(会場にメッセージが表示されている様子のイメージ画像)
 

お礼状をお送りします(1万円、3万円ご支援の方)

私どもの志をご支援いただいたことへの感謝の気持ちとして、お礼状をお送りいたします。

 

●懇親会も兼ねたナイトセッション「夜のニコニコ学会β」にご招待します(1万円、3万円ご支援の方)

ナイトセッション「夜のニコニコ学会β」の入場券をお送りいたします。

オンラインに開かれたニコニコ学会βとは対照的に、夜のニコニコ学会βではオフラインだからこそできる「放送禁止」な研究発表に焦点を当てます。美味しいベトナムフードを楽しみながら、登壇者と交流してみませんか? 詳細はこちら

(夜のニコニコ学会β座長の市原えつこさん)
 

●ニコファーレで開催される「第3回ニコニコ学会β」へご招待します!(3万円ご支援の方)

ニコファーレの入場券をお送りいたします。

現場で登壇者の熱気を感じ、会場との一体感を味わうことができる、とても貴重な入場券です。

(第1回ニコニコ学会β会場のニコファーレの様子)
 

●ニコニコ学会β特製の白衣をお送りします(3万円ご支援の方)

ニコニコ学会β委員が着ているのと同じ白衣をお送りします。研究者魂が燃え上がりますね!

●ニコニコ学会β特製のロゼットをお送りします(3万円ご支援の方)

登壇者が胸につけているロゼットと同じものです。発表するときにつけてると、かっこいいと思いますよ!

ロゼット

(登壇者が胸につけているロゼットのイメージ画像)
 

ここからはニコニコ学会βの目指す目標について説明します。

 

科学技術創造立国、日本。

"プロ"の研究者だけが、研究者ではない。

日本各地には大勢の素晴らしい研究を行っている研究者がいる。

日本における科学の地位はあまりに低い。

私はそれほど経験があるわけではありませんが、それでも他の国では科学者を含めた知識人の社会的地位はもっとずっと上のように思います。

日本では、多くの研究者が非常に素晴らしい研究をしているにもかかわらずです。それはなぜなのでしょうか。

 

新しい時代の研究が「野生の研究者」によって拓かれる

私たちは誰でも自由に研究に参加できるという意味を込めて、「野生の研究者」という言葉を使っています。

私はこの野生の研究者を支援することが、この状況を打破する力になるのではないかと考えています。

私たち自身が科学者となって研究を進める。そうしてできた成果をお互いにコンテンツとして楽しむ。

そのようなサイクルを進めることで、お互いに研究をする心を養い、科学に目を向ける状況ができるのではないでしょうか。
野生の研究者を支援することにはそのような気持ちがこめられています。
(第1回ニコニコ学会βで研究発表を呼びかけている様子)
 
新しい技術を作り出したからといって、すぐに世の中を変えることはありません。
むしろ、技術だけでは何も変わらないことの方が多いです。
しかし、「世の中を変えようとしなかったら、いつまでたっても変わらない」のもまた事実ではないでしょうか。

新しい"技術"を開発し、それを元に人々に受け入れやすくするために細かな工夫を積み上げ、それによって最終的に大きなインパクトを世の中に与えることができる。

ニコニコ学会βは研究交流の場ですが、そのような新しい技術の種をお互いに見せ合い、切磋琢磨するための場なのです。

 

(第2回ニコニコ学会βで「イノベーションと社会規範」について議論している様子)
 

「この国における科学のあり方」。今、それが問われている。

今回の第3回ニコニコ学会βでは、今だからやる意味のあるテーマを選び、セッションを構成しています。

イグノーベル賞のセッション、冨田勲氏のセッション、そして哲学者・東浩紀氏による『福島第一原発観光地化計画』です。どれも今だからこそ面白いホットなテーマです。

          

   (塚田浩二氏と栗原一貴氏がイグノーベル賞を受賞した際の記念写真)

 

その中でも特に、東浩紀氏が推進する『福島第一原発観光地化計画』に注目したいです。

2011年3月11日に起きた東日本大震災、そしてそれに続く原発事故。

科学は、これらの問題の主要な原因の1つだと言っても過言ではありません。

そうであればこそ、私たちはいま日本おける科学のあり方について真剣に議論するべきではないでしょうか。ニコニコ学会βを通じて、共に考えていきたいと思っています。

 

皆さまのあたたかいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

▼第1回ニコニコ学会βシンポジウム、第2回ニコニコ学会βシンポジウムの開催の様子

http://niconicogakkai.jp/nng3/archive

 

■第3回ニコニコ学会βシンポジウムの詳細

【日時】2012年12月22日(土) 13:00〜19:30

【場所】ニコファーレ@六本木

【Webサイト】http://niconicogakkai.jp/nng3/

【セッション構成】

◆1stセッション「イグノーベル賞受賞記念講演」

登壇者:栗原一貴(産業技術総合研究所)、塚田浩二(科学技術振興機構 さきがけ)
座長:福地健太郎(明治大学 特任准教授) 

◆2ndセッション「冨田勲、初音ミクに出会う」

登壇者:冨田勲(作曲家、編曲家、シンセサイザー奏者)、伊藤博之(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社)

◆3rdセッション「第3回研究100連発」

登壇者:寺田努(神戸大学 准教授)、西本一志(北陸先端科学技術大学院大学 教授)、河口信夫(名古屋大学 教授)、田中浩也(慶応義塾大学 准教授)、森島繁生(早稲田大学 教授)
座長:中村聡史(京都大学大学院 特定准教授)

◆4thセッション「『福島第一原発観光地化計画』を考える」

登壇者:東浩紀(ゲンロン)、江渡浩一郎(産業技術総合研究所)、八谷和彦(ペットワークス)

◆5thセッション「研究してみたマッドネス」

座長:デカこな(コメントアート研究会)、永井美智子(ドワンゴ)
審査員:栗原一貴(産業技術総合研究所)、塚田浩二(科学技術振興機構 さきがけ)
 

◆Night session:夜のニコニコ学会β「ニッポンの恥性」

登壇者:青山裕企(写真家&「ユカイハンズ」代表)、橋本直(科学技術振興機構 研究員/工学ナビ)、福地健太郎(明治大学 特任准教授)、某社女子社員
座長:市原えつこ(社畜系アーティスト)
※別会場、ニコニコ生放送実施せず

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プロフィール

産総研で利用者参画によるサービスの構築・運用をテーマに研究を続ける傍ら、「ニコニコ学会β」の発起人・委員長を務める。博士(情報理工学)。

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リターン

2,525+システム利用料


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※ニコファーレの会場ディスプレイに支援者の方のメッセージ(30文字以内)を表示します。当日はニコ生しますので、あなたのメッセージもニコ生で確認できるかも?

支援者
36人
在庫数
制限なし

10,000+システム利用料


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※開催後にお礼状をお送りいたします。
※懇親会を兼ねた「夜のニコニコ学会β」へご招待します。チケットにはフード・ドリンク代も含まれます。発表者の多くが参加する予定です。発表者との懇親をお楽しみください。

支援者
37人
在庫数
3

30,000+システム利用料


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上記に加え、
※ニコファーレで開催される「第3回ニコニコ学会β」へご招待します。
※スタッフが着ている「ニコニコ学会β特製白衣」をプレゼントします。
※発表者が胸につけている「ニコニコ学会β特製ロゼット」をプレゼントします。

支援者
19人
在庫数
11

プロフィール

産総研で利用者参画によるサービスの構築・運用をテーマに研究を続ける傍ら、「ニコニコ学会β」の発起人・委員長を務める。博士(情報理工学)。

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