Aさんとの出会い－ 第2回緊急深夜パトロール実施報告①

先週6月14日の深夜、第2回目の緊急深夜パトロールで、Aさん（50歳・男性）に会いました。

 

 

 

私たちが、このコロナ禍で緊急深夜パトロールを開始したのは、先月5月16日。普段の夜間パトロール（第1・3・5金曜19時30分～21時30分）では会えない方たちがいるため、終電が終わったあとの市内をパトロールしています。

 

Aさんは、先月16日に初めて出会ったとき、路上にでて1週間目だと言っていました。

 

こちらから話しかけると、住まいがないことについてはポツリポツリと話してもらえました。食糧は受け取っていただけるものの、2回目とはいえ見ず知らずの私たちに、どうして今の状態にあるのか、ご自身については話してもらえず、まだ心を開いていない様子でした。おそらく、仕事でなにかあったんじゃないか？と予想されますが、詳細はわかりません。

 

そこに、理事長の副田もかけつけ、Aさんの話を聞き始めます。

 

 

それでも、残念ながらご自身のことは話してもらえませんでした。この1か月でかなり痩せてきており、衣服の汚れが目立つようになっていたことが大変気がかりです。

 

Aさんには、私たちが提供する住まいの利用を提案していますが、首を縦に振ってもらえません。Aさんのいた周辺は綺麗なビルが立ち並ぶため、雨風はしのげますが、これからは酷暑が予想されます。

 

次回のパトロール時に、またお会いすることができれば、今一度Aさんに声をかけ様子を伺っていくよう、スタッフ内で情報共有をしています。

一度途切れた社会とのつながり（Home：ホーム）を再び結ぶには、本人の希望が不可欠です。Aさんから私たちに連絡がくることを願いつつ、いつだれが連絡をしてくれてもよいように、住居支援の準備が必要です。

 

#ひとりにしない支援 、皆さまご協力をよろしくお願いいたします