この夏、e-EducationFuture Codeはそれぞれ「教育」・「医療」という強みを生かし、バングラデシュの看護師を養成するプロジェクトに取り組んでいます。

8月10日から1週間かけて、e-Educationバングラデシュプロジェクト代表、マヒンが日本で撮影した映像授業にバングラデシュの言葉、ベンガル語で声と文字を入れていきます。

 

授業を受けるひとにとって、”いちばん”の授業と学習環境を

 

 

マヒンは現在日本の大学院に留学中のバングラデシュ人。2009年に、e-Educationプロジェクト代表の税所篤快とともに、e-Educationプロジェクトを創設、以来現地のリーダーとして教育プロジェクトを引っ張ってきました。現在はバングラデシュと日本を行き来しながら、プロジェクト運営に、学問に、励んでいます。

 

(e-Educationプロジェクトの様子)

 

そんなマヒンのこだわり。それが、「授業を受ける学習者にとって最も適切な授業と学習環境を用意する」こと。生徒にとってわかりやすいものになるように、マヒンはいつも、バングラデシュ語で授業をつくっています。e-Educationプロジェクトはこれまで数か国でプロジェクトを展開してきましたが、すべて現地の先生による現地の言葉を用いた授業を提供しています(英語の授業を除く)。

 

今回のプロジェクトは、バングラの新人看護師たちが内容を理解し、自信を持って業務に関われるように工夫されます。
業務を行う度、「いま、患者さんに何が起きているのか?」という疑問が彼女たちの中にわけば、映像の内容を理解している証
やみくもに暗記させてきたバングラの教育方針をも現場で変えていく、そんな映像にマヒンのベンガル語が重なっていきます。

 

(ベンガル語で台本の相談をしあう宮川さん、そしてマヒン。)

 


授業の工夫

 

現地に受け入れられる授業をつくるために!
言語だけではなく、学習方法にも工夫をこらしていきます。

 

Berlandによれば、「バングラデシュの看護養育では伝統的に教員の口述による講義と暗記を中心とした学習が主に行われてきたという現状がある」そう。しかし、その一方で、「教科書や視聴覚教材の活用、クリティカルシンキングに焦点を当てた教育的な取り組みが報告され始めている」というのです!(Berland et al.,2010;Grameen Caledonian College of Nursing,2010) 


また、講義の撮影を行い、コース終了後の変化が新人看護師に芽生えるか、評価を行ったり、フォローアップしていく計画もあります。

 

授業づくりはまだまだ続く…

 

ノンストップで3時間が経過。映像編集、ナレーションの録音、これがなかなか終わらない。6分の映像、まだ3分も終わっていません。部屋に飛び交っていたバングラデシュ語、英語、日本語にも、徐々に疲れの色が…。

 


(録音の様子。左からマヒン、筆者)

 

…授業づくりは、まだまだ続きます。

 

2013年8月16日 e-Educationプロジェクト 久保唯香

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