コロナ不安と戦う不妊治療中の方へ。絵本で癒しを届けたい

コロナ不安と戦う不妊治療中の方へ。絵本で癒しを届けたい

支援総額

1,108,000

目標金額 1,000,000円

支援者
53人
募集終了日
2020年6月30日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

 

はじめに


はじめまして。桜木籐子(さくらぎとうこ)と申します。

 

私は、今回制作する絵本の原案者であり、不妊治療当事者で、現在体外受精(顕微授精)の治療を続けております。お忙しい中このページをご覧くださり、誠にありがとうございます。 

 

夫の桜木好古(さくらぎよしふる)とは、結婚して6年目となります。私たち夫婦は、結婚をしたら当たり前のように子を産み、 育てるという考えがありました。

 

私たちにはそれが難しいことがわかり、不妊治療という未知の世界を歩むことに決めました。

 

 

二人で決めた不妊治療の道は、ときには一緒に歩くことができないこともあります。 そんなとき、私たちを受け止め、支えてくれた人たちの顔が浮かびました。

 

病院の待合室で私と同じように治療にのぞみ、涙を流していた同じ境遇の方々の顔も思い出しました。

それから、夫の顔も。 

 

あの時、赤ちゃんがほしいと思っていた気持ちを取り戻したい。

私たち夫婦は、生まれてきた赤ちゃんをともに抱きしめたい。

 

そんな私の思いを受け止めてくれた病院、自分と向き合うきっかけを与えてくださった主治医の先生とのお話、そこで感じた私の思いや生まれた言葉をノートに書き留めることにしました。

 

 

先生との話や、自分の想いを書いたノートが3冊を超えたとき、私たちのように今不妊治療をしている夫婦をテーマに、一つの物語を残したい、絵本にしたいという 気持ちが湧きあがってきました。

 

 

 

思い返せば辛いとき、私はいつも絵本を読んでいた

 

不妊治療中、私が独りで悩みを抱えたときは、絵本を手に取っていました。そしてある日、不妊治療中の人へ向けた絵本はないのだろうかと思いました。

 

 

妊活に関する絵本をつくっている出版社を探して相談しましたが、そのような絵本はなかなかない試みらしく、それならゼロから不妊治療中の人に向けた絵本を自分たちでつくろう!と思い、私の大好きな画家に絵本を一緒につくってほしいと頼んだのです。 

 

その方の絵は心の弱さや儚さの中に一筋の希望を感じさせてくれます。また、その方の境遇から「痛み」が分かる作家だと私は感じたのです。

 

彼女の作品を通して、私たちと同じように不妊治療をしている方々へ、そして"私たち自身"へのエールを送るために、この企画が始まりました。 

 

 

画家・西出弥加との出会い

 

はじめまして。本企画では絵本の制作を担当させていただきます西出弥加(にしでさやか)と申します。 

 

画家、デザイナーとして『オオカミとウサギ』、『ライオンと小鳥』など、本来共存し合えない動物をモチーフに多くの作品を制作しております。 

 

また、アスペルガー症候群のため、学生時代は社会活動が困難なときも多々ありました。現在は自身の経験を通して、発達障がいをテーマに、当事者や親子向けの社会活動を行っております。

 

そして自分は生まれつき体と心の性別が一致しておらず、子どもを持つという考えを巡らせることが少なかったように感じます。結婚はしておりますが、その結婚相手も性自認が曖昧なためか、子どもがほしいと言われたことはありませんでした。

 

自分は作品をつくるとき、全て自分で経験してきたことをモチーフにして描いてきました。

 

桜木ご夫婦よりお誘いを受けたとき、当事者でない自分が絵本で表現するということは、「無意識に読者の方を傷つけてしまうかもしれない」と思い、一度はお話をお断りさせていただきました。

 

しかし桜木ご夫妻は、そんな自分のもとに足を運んでくださり、「不妊治療というと、何か触れてはいけないような、ネガティブな印象をもたれている。そんなイメージを変えていきたい」、「当事者として、自分が経験した辛さを抱えてほしくない」と何度も何度もお話をしていただきました。

 

桜木ご夫妻は職業も違えば考えもまるで違う、普通に生活していれば出会うことがない関係性かもしれません。境遇は違うけれど生き辛さがある者同士として、お二人の熱意に感化され、当事者でない自分にできことがあると思いました。 

 

そして、「生き辛い世界だと思ってほしくない」と、この企画をともに歩いていくことを決めました。

 

今回、自分にとって未知の世界であったこのテーマを表現するにあたり、とても慎重に考えています。不妊治療に関して当事者・医療関係者の方々へ取材をしたり、数多くの関連作品にも触れました。

 

毎日桜木ご夫婦と向き合い、話す日々を半年以上続けています。 不妊治療についてたくさんの方に知っていただき、治療中の方々にエールを贈れるような絵本を届けたいと思っています。

 

 

 

お星様を探すテーマについて

 

 

私、桜木がお世話になっている病院のフロアは、病院であることを感じさせないリゾートのような内装になっています。 しかし、そのような病院であっても、私は今後のことを考えると、独り、待合室で不安に押しつぶされそうになりました。  そして、うつむきながら、泣きたくなる気持ちをこらえていました。  

 

「やめよう」  

 

不安に耐えられずに帰宅しようと立ち上がったとき、そこに一枚の絵が飾ってあることに気づきました。 その絵は、草原に鳥たちと花が描かれた何気ない絵です。待合室のフロアの照明は吊り下げ式の球体型のもので、その照明の光が絵を照らしていました。それが私には鳥たちが星を見上げているように見えました。

 

そのとき待合室を見渡すと、さっきまでの私と同じようにうつむいて涙している方もいれば、 さまざまな年齢の方がいることにも気が付きました。私たちはあの星を待っているんだ!と思いました。

 

 

そのとき、自分でノートに書いた言葉を思い出しました。

 

 

 

何をするのか

 
今回の挑戦では、つがいのペンギンがお星様を探すストーリーの絵本の作成を目指します。また、最終目標として、全国の不妊治療の病院へ寄贈をしたいと考えています。

 

■作成する絵の雰囲気

 

■絵本概要

・36ページ予定

・B5サイズ変形(257mm×182mm以下)

・イラスト完了予定日:2020年8月31日

・絵本製作完了予定日:2021年5月29日

 

・原案:桜木籐子・春山好古 /   作・絵:西出弥加  /  演出:鈴木祥

・初回発行部数:400部

 

※サイズや仕様は変更する可能性があります。ご了承ください。

※支援者様が増えるほど部数が増える予定です。

 

 

いつ、どのようにするのか

 

クラウドファンディング期間は5〜6月の2ヶ月間、商品のご到着予定は2021年1月〜5月です。

 

■支援金の使途内訳につきまして

クラウドファンディングでいただいたご支援は、以下に使用させていただきます。

 

・絵本はハードカバーで全ページカラーのため印刷費含め1000部を下限として100万は最低限かかります。

・寄付額が多いほど寄贈クリニックの地域が広がります。

 

◆100万コース◆

1,000,000円 絵本印刷費

300,000円   リターン製作・郵送費

200,000円  病院寄贈費(郵送費/神奈川県)

-------------------------------------------------------------------------

1,500,000円→1,300,000円(2020年6月25日変更)

 

◆300万コース◆

2,000,000円 絵本印刷費

500,000円   リターン製作・郵送費

500,000円   病院寄贈費(郵送費/全国)

-------------------------------------------------------------------------

3,000,000円

 

◆450万コース◆

3,000,000円 絵本印刷費

750,000円   リターン製作・郵送費

660,000円   病院寄贈費(郵送費/全国)

-------------------------------------------------------------------------

4,500,000円

 

 

 

誰がするのか

 

このプロジェクトは下記3名を共同代表として進行します。

 

 

 

最後に

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

 

私、桜木が始めたこの企画は西出をはじめさまざまな方に参加していただき、チーム一丸となって取り組んでいます。この企画について話し合う中で、それぞれの意志の疎通がうまくいかず、私たち夫婦自身も改めてこれまで歩んできた二人の道のりを振り返ることがありました。 制作を通して、お互いの思いや理解が深まる経験をしました。 

 

そんな私たち夫婦に対して、チームのメンバーは不妊治療について腫れもののように触れる接し方をせず、制作会議の中で「堕胎・流産」といった、当事者の前では憚られるような言葉も飛び交っていました。 家族にも話しにくいような内容を共有してもらえたこと、壁をつくらず理解し合えたこと。 私が絵本を通してそのような社会になってもらいたいと望んでいる世界の縮図がそこにはありました。 

 

新型コロナウィルスの影響もあり、一度はこの企画は難しいと諦めかけた私もいます。 何かを生み出すことはこんなにも困難なものかと、不妊治療と同様に初めて経験しました。 それでもこのチームがいたからこそ、支えてくれた方がいたからこそ、私はまたこの道を歩き出すことができました。 

 

辛いことはあっても、不幸に感じたことはありません。素晴らしい人生の旅の一部だと思って、取り組んでいます。 同じ旅人の不妊治療中の皆様に共に、この旅路を自然体で歩むことができるような絵本を完成させ、全国の病院に届け たいと思います。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 


本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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「妊活応援絵本制作実行委員会」です。 「おそらく日本初!妊活応援絵本」を制作しています。

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リターン

3,000


お気持ちコース

お気持ちコース

■お礼のメール
■お守りポストカード4枚

お守りポストカードは、絵本に出てくる絵をポストカードにしたものです。子宝を祈り、つくります。

申込数
11
在庫数
289
発送完了予定月
2021年1月

10,000


絵本1冊お届けコース

絵本1冊お届けコース

■絵本1冊 ※西出さやかサイン入り
■贈り物としても使える感謝のメッセージブック(ハガキサイズの小ぶりな絵本)1冊

■感謝のお手紙
■お守りポストカード2枚
■付箋2種類
■TO DO メモ1冊

お守りポストカードは、絵本に出てくる絵をポストカードにしたものです。子宝を祈り、つくります。

申込数
25
在庫数
275
発送完了予定月
2021年5月

3,000


お気持ちコース

お気持ちコース

■お礼のメール
■お守りポストカード4枚

お守りポストカードは、絵本に出てくる絵をポストカードにしたものです。子宝を祈り、つくります。

申込数
11
在庫数
289
発送完了予定月
2021年1月

10,000


絵本1冊お届けコース

絵本1冊お届けコース

■絵本1冊 ※西出さやかサイン入り
■贈り物としても使える感謝のメッセージブック(ハガキサイズの小ぶりな絵本)1冊

■感謝のお手紙
■お守りポストカード2枚
■付箋2種類
■TO DO メモ1冊

お守りポストカードは、絵本に出てくる絵をポストカードにしたものです。子宝を祈り、つくります。

申込数
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在庫数
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1 ~ 1/ 12

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