オイスカ開発教育専門学校｜ウクライナ学生支援日本語教育プロジェクト

３カ月に及んだクラウドファンディングも残り１日です。

昨日と今日で、10月に来日した２人が日本への"避難"を決意するまでの思いをお届けします。

SNS等で、"いいね"や"コメント"、"拡散"をお願いいたします。

 

　10月に来日したユリヤさんとマルハリタさんが語ってくれた日本への避難を決意するまでをご紹介します。彼女たちの「思い」を感じ取っていただければ嬉しい限りです。

 

 

マルハリタさん

自分自身について

　ウクライナ国立工科大学「イーゴリ・シコルスキー・キエフ工科大学」にて修士号を取得しました。専攻は情報工学でソフトウェア開発の研究をしました。ビデオ編集とモーションデザインが得意で、この分野での仕事をしています。テレビ番組や、Facebook、Instagram、YouTube、TikTokなどの大手出版社での仕事経験が豊富です。フリーランスとしても動画編集に携わってきました。

　自由な時間には、いろいろなものを集めたり、読書をしたり、友人とキャンプをしたりするのも好きです。

　自分ではオープンで、コミュニケーション力が高く、責任感があり、時間に正確なことが長所だと思っています。

避難について

　私の住むボリスピル市にはウクライナ最大の空港があり、重要な軍事拠点になっています。それゆえ、標的にされやすく、ミサイルが飛んでくる可能性が高いです。

　父は、2014年のロシアによるウクライナへの軍事進攻以来、ウクライナの主権を守ってきました。彼は職業軍人ではありませんが、国を守るために自ら志願しました。現在、彼は最前線で、家族や国のために、兄弟と一緒に毎日、命の危険を顧みずに活動をしています。母はボランティア活動に従事し、各地から避難してきた人やウクライナの軍隊の活動を支えています。日に日に国内に安全な場所が少なくなってきている状況で、両親は私にだけは安全な場所にいてほしいと言ってくれました。後ろ髪を引かれる思いでした。日本は私が子供の頃から憧れていた国であり、今、日本で平和な生活が享受できていることが夢のようです。

日本での目標について

　子どものころから日本の文化に憧れていました。そして、今はもっと深く知りたいと思うようになりました。日本語を学び、文章でも会話でも日本語が不自由なく操れるようになりたいです。日本での生活体験を通して、人間性や仕事のスキルを向上させたいと思います。同時に、日本社会に貢献したいとも思っています。

　私の目標は、日本で経済的に自立し、生活ができるようになることです。経済面で自分の国や遠く離れた親族を支えることです。そのためには日本語を学習し仕事を見つけなければなりません。私は以前から日本とその豊かな文化が大好きで、日本語も少し勉強しましたので、きっと日本の社会の一員になれると思います。また、英語も得意なので、スキルを活かして仕事を見つけたいと思っています。

 

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国際協力を志す日本人の学生とウクライナをはじめ海外からの学生が相互によい影響を与え合う場になるような学校づくりに努めてまいります。

 

　ロシア軍のウクライナ侵攻から９カ月が過ぎました。未だに収束の兆しも感じられません。多くの方が犠牲となり今もこれからも苦しいときを過ごしていかなければならない方がたくさんいらっしゃいます。

　私どもは一人でも多くの方に少しでも未来に向けて希望が持てるように、そのとき、その瞬間、できる限りのサポートを行なってきました。そして、このサポートはこれからも長く、長く続けていかなければならないと考えています。もちろん、このような活動が続けていけるのも偏にみなさまの温かいご支援があるからです。

　この３カ月間、多くの方々から温かい支援をたくさん、たくさん賜りました。みなさまからのご支援、コメント、メッセージはこのプロジェクトを進めていく上で大きな励み、貴重な財産となりました。改めて、心より感謝申し上げます。

　クラウドファンディングとしては残り僅かの時間となりましたが、最後の最後まで見守っていただき、応援していただければ、これ以上の喜びはありません。何卒よろしくお願いいたします。

 

オイスカ開発教育専門学校

ウクライナ学生支援チーム一同