沖縄・宜名真神社 ー琉球国繁栄の根を未来へつなげたいー

クラウドファンディングを開始して１ヶ月を切りました。これまでご賛同いただきご支援いただいた皆様には厚く御礼申し上げます。新着情報の投稿も残りわずかとなり寂しい思いです。目標達成まではまだまだの状況となってはおりますが前を向いて活動しております。ぜひ応援をよろしくお願い申し上げます。

今回のテーマは「ねぶた」と「シヌグ」です。いったい何？というタイトルで失礼しました、、、。​​​​​​ねぶたと言えば「青森県のお祭り」が有名なので連想しやすかと思いますが、「シヌグ」は沖縄県のお祭りになります。本土の方々には「シヌグ」を知っている方は少ないと思いますが、「ねぶた」と「シヌグ」はどちらも国の無形民俗文化財に指定されているお祭り（行事）です。これを機会にぜひ「シヌグ」も覚えてくださいませ。

「シヌグ」の意味は諸説ありますが「しのぐ（凌ぐ）」が一般的なようです。暑い沖縄で五穀豊穣を祈願する行事です。沖縄本島の中でも北から南までこの行事をおこなっておりますが、有名なのは沖縄本島北部の国頭村（くにがみそん）にある「安田（あだ）地区のシヌグ祭」になります。「ねぶた」と同じく鬼が出てきます（笑）。綾子先生曰く（天の神様に質問してみたところ）、「シヌグ」は山の神を祀る行事であり、国頭村一帯が発祥の地だそうです。この国頭村一帯の神社のひとつに宜名真神社もあり、それが北（北海道・青森等の東日本）と南（沖縄）でつながっているのだそうです。だからどちらも鬼が登場するのか！ということを聞いて、これが「陰」と「陽」の調和なんだなとスタッフの私は理解しました。

※ちなみに「陰」は暗いとかの意味ではございません。磁石で言えばプラスとマイナス、「月」と「太陽」みたいなバランス関係とご理解くださいませ。

このように北（本土）と南（沖縄の島々）をつなげ、国の安泰を祈願することも自然崇拝の中に込められております。御利益はお金で買えるものではなく祈る方々に突然やってくるものです。ぜひ本土の皆様からもご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

＜青森ねぶた祭＞

＜沖縄本島北部 シヌグ祭＞

ちなみに、「ねぶた」と「シヌグ」は「北」と「南」の陰陽ですが、「シヌグ」＝山の神を祀る祭りに対して、「海神祭（ウンジャミ祭）」が沖縄にはあります。これは「山」と「海」の陰陽の関係性があります。

以下、私（スタッフ）の個人的な意見にはなりますが、昨今社会問題としてとりあげられているような宗教問題と沖縄の自然崇拝の文化・風習は全く異なるものであり、自然崇拝の文化・風習は宗教ではなく「哲学」なんだと考えております。そう考えますと沖縄の祈りの精神文化はとても興味深いな～と改めて思う今日この頃です。これを未来へぜひとも繋げていきたいと思います。

（スタッフより）