ワンラブ助っ人募集中！｜ルワンダでずっと義足を作り続けるために！

３月のアビリンピック参加に向けて、現在フランスのビザを取得するべく書類を揃えている。

ちなみに私は日本国籍なのでビザはいらない。必要なのはルワンダから参加する３人分。

こういう書類を揃えている時いつも思う。日本国籍を持っていると便利だなぁと。短期滞在であればビザ不要という国も多く、面倒な手続きがいらない。しかも到着時にイミグレーションで多くを問われることなく、パスポートにハンコを押してくれる。

しかしルワンダ国籍だとそうもいかない。あの書類を出せ、所持金はいくらだ、招待状はあるのかと、嫌がらせと思いたくなるくらいあれこれ書類を求められる。

ビザ取得の方法や必要書類を書いてあるページを調べると、あからさまに「その人が本当に自国に戻るということを証明できるような書類を出すべし」と書いてある。

つまり以前も書いたが、ルワンダを出て新天地を求める人も多く、一旦出たらそのままルワンダに戻らないという人も多いからですね。そして私たちも過去２度そういうことをやられたから、ヨーロッパ諸国への入国が厳しくなるというのは、よーくわかる。

自国に戻ると証明できる書類とは、つまり土地や家屋を持っているという証明書であったり、国に残している家族がいる（妻子がいるなど）ことを説明したり、雇われている場合は定期的に給料を受け取っているという銀行の証明などである。

でもそういうのを持っていない人も多かろうと思うので、その場合はどう証明するのだろう。

そう考えると、どうしても身分を証明できる人のみが外国に足を伸ばすことが出来て、何も持たない、学歴もないような人は、どんどんチャンスを逃していく。

世の中は発展していっているとはいっても、一部の人間に限られていて、人のビザを申請する時いつも不平等を感じてしまう。