お早うございます、松竹大谷図書館の武藤です。

 

3月に入り、日中は暖かい日差しを感じられる日が多くなってまいりました。伊豆の方では早咲きの河津桜がそろそろ終わるようですが、東京築地の当館近くの公園の桜の木も、少しずつ蕾が膨らんできており、春の訪れを感じております。


本日、公益財団法人松竹大谷図書館ニューズレター3月号を発行いたしました。
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/newsletter_no228.pdf

上記当館HPより、PDFファイルでご覧いただけます。

3月号では、
・お知らせ【専門図書館への入口講座第8回 日比谷カレッジ版「映画・演劇資料の宝箱」-松竹大谷図書館-】満員のため受付終了
・新着資料案内
・新規登録資料案内
・資料をご寄贈くださった方々
・ただいま休館中(休館中作業を写真でお伝えします)
・立命館大学アート・リサーチセンター 日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点2016年度 成果発表会参加報告

以上を掲載しております。

 

さて、以前の新着情報でもお知らせしましたが、2月18日(土)、京都の立命館大学アート・リサーチセンターで行われた、【立命館大学アート・リサーチセンター 文部科学省 共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点」2016年度 成果発表会】に参加して、2016年度の成果についてご報告して参りました。
 

埃防止と床の保護のためARC内は「土足厳禁」 スリッパや室内履きを利用します


当館の成果発表については、ニューズレター3月号でご報告しておりますが、発表の前日17日(金)の午後には「研究拠点形成支援プログラム」として、共同研究をサポートする側の立命館の先生方の発表があり、大変興味深く拝聴しました。

 

センター長の細井浩一先生からは、はじめに、「今日のような機会に他の研究者の発表を聞き、自身のデータベースそのものを豊かにしデータベースの価値をいかに向上させていくのかということを学ぶ」というお言葉があり、こうしたお考えがあったからこそ、当館のようなアナログな松竹大谷図書館もデジタル化の日の目を見ることが出来たのだと、改めて実感しました。

 

その後、立命館大学の先生方によって、これまでデジタル・アーカイブ研究環境を整える支援を行っていく中で開発され、蓄積されてきたノウハウについて発表があり、細かい技術的な内容についても説明がありました。人文系のデータベースでは、メタデータ(データに付随する情報。例えば図書館資料における書誌情報など)がはっきり分類出来ないことや解釈が分かれることなどがよくあり、メタデータの入力も大変難しく、場合によってはデジタル化よりメタデータの作成に時間がかかるので、いかに効率よくメタデータを構築するかが鍵となります。そうしたなかデータベースを構築するうちに研究者から出てきたニーズに合わせたサポートを行うため、必要なノウハウを開発→ノウハウの発展→それを蓄積してさらに有効なノウハウを開発、という循環構造が出来てきているというお話でした。

 

当館の成果報告発表の最後に、ARCの協力の元、当館が進めてきた所蔵資料のデジタル化【義太夫正本検索閲覧システム】【芝居番付検索閲覧システム】【GHQ検閲台本検索閲覧システム】についても紹介を行いましたが、当館のこれだけの資料が、立命館大学の先生方による真摯な「研究のための研究」に支えられて、デジタル・アーカイブ化されてきたのだと思うと、大変感動しました。

 

 

また、この【第5弾】プロジェクトで頂いたご支援で、デジタル・アーカイブ化を行う予定の組上燈籠絵についてもご報告しました。組上燈籠絵についても、やはりARCでデジタル・アーカイブの構築・公開を行って頂く予定です。いずれは各資料館・博物館が所蔵している組上燈籠絵のアーカイブとも連携したいという展望を、質疑応答の時間にご協力頂いている立命館大学の赤間亮先生にお話し頂き、25分間の発表を終えました。


 

***********************************************

公益財団法人松竹大谷図書館

■春期特別整理休館のお知らせ■
平成29年3月2日(木)より3月15日(水)まで資料整理のため休館いたします。
3月16日(木)より通常どおり開館いたします。
開館日&休館は、こちらのカレンダーでご確認下さい。
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/17_calendar.gif

***********************************************

新着情報一覧へ