プロジェクト概要

 

京都に100年続く小劇場を

 

33年間続いた、京都の老舗小劇場アトリエ劇研が8月31日に閉館しました。

 

京都ではこれで、5つの小劇場が無くなり、

京都の舞台芸術の創造環境はかつてない大きな危機を迎えています。

 

9月22日が締め切りです。もう時間もなくなってきました。

どうか今、私たちにご支援をお願いいたします。

 

 

小劇場を中心にギャラリー・カフェ・レジデンスを併設させた
複合文化施設「Theatre E9 Kyoto」誕生に向けた挑戦がはじまる!

 

 

 

「京都で生まれた舞台芸術の灯火を守りたい」
その思いからこのプロジェクトははじまりました

 

■「アートのまち」として数多くの文化芸術が誕生してきた、京都

 

みなさまこんにちは、プロジェクトページご覧いただきありがとうございます。

私たちは、劇作家や狂言師、演出家など芸術に関わるものたちが集まった有志のチーム(一般社団法人 アーツシード京都)です。

京都と言えば、古くから能や狂言といった数多くのが文化芸術が生まれ、華やかな歴史を歩んできた、そんな「アートのまち」だと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

しかし一方で、新たに生まれた文化芸術が成熟することなく、消えゆくことも多くあります

 

とりわけ、「舞台芸術」の創造環境は危機を迎えようとしています。

 

2015年から2017年にかけて、所有者の高齢化(土地・建物売却の意向を受ける)や建物の老朽化が主な原因で、5つの小劇場が閉鎖となります。

 

1984年より、左京区で京都の舞台芸術を担ってきた劇場「アトリエ劇研」もまた、消えゆく小劇場の一つです。

 

今、このプロジェクトページを読んでいただいているみなさまの中にも、訪れたことがある方や実際に舞台に上がったことがある方もいらっしゃることと思います。

 

稼働率は98%、観客動員数、前年度に比べて3,000人増加という現状の中、この劇場は、所有者の高齢化によりこの8月に閉館となることが決まりました。

 

歴史に幕を降ろす、数々の小劇場。

 

このままでは近い将来、若手劇団員など、これからの文化芸術の未来を担う人々が低料金で利用できる場であり、かつ、黒い箱形のブラックボックスと呼ばれる劇場形式は、芸術文化都市をかかげる京都から完全に消滅してしまいます。

 

「舞台芸術」の創造環境は、構造的な転換点を迎えているのです。


今回私たちは、文化芸術に関わる人間として、こうした「舞台芸術」の創造環境に一石を投じたいと思い、プロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

個の力が集結し、紡がれてきた我が国の文化芸術

 

民間の活力が支えた、舞台芸術の発展

 

我が国における芸能は、古来河原者とよばれる階級制度の外におかれた人々が育んだ芸術であり、江戸期以降は、上方文化とよばれる民間の活力によって洗練されてきたものです。

 

明治以降、特に近代舞台芸術は、音楽や美術といった国策としての輸入がおこなわれたものではなく、基本的には民間の力によって発展を遂げてきました。

 

そして今、日本の舞台芸術においては、全国各地の民間の小劇場がその底辺を支えているのです。いずれも極めて公共的で、非営利の事業です。運営についても、十分な助成があるとはいえず、例えば100年続くような小劇場は今のところありません。

 

その上、小劇場の建設を支援する公的な制度は、残念ながら存在しません。

 

 

そして今、ここ京都でもこれまで紡がれてきた、舞台芸術の歴史が消えようとしています

 

そこで、今回私たちはクラウドファンディングを使い、みなさまお一人お一人のお力をお借りし、消えゆく舞台芸術の息吹を守りたい、そう強く思っています。

 

100年続く芸術が生まれ、育つ、そんな場(小劇場)を私たちと一緒につくっていきませんか?

 

 

 

文化芸術と人々が出会い、そしてその出会いを成熟させていく場を

 

消えゆく舞台芸術の歴史を守りたい、京都駅近く、鴨川沿いの空き物件をリノベーション、この先100年続く小劇場誕生へ

 

2017年3月、京都市より「京都駅東南部エリア活性化方針」と題して、東九条地域を「若者」と「アートの実践」によって、活性化させる方針が打ちだされました。

 

我々は、この計画に賛同し、東九条地域にある倉庫(昭和42年建築の株式会社ハチセ社員寮)を賃貸した上でリノベーションし、この地域に新たな「小劇場」を誕生させようと決めました。

 

【現在、リノベーション前のハチセ社員寮です】

 

ただし、この地域は住居専用エリアのため、劇場の建設には建築審査会などの法的手続きと許可内容に沿ったリノベーションが必要になります。

 

そこでまずは、今回集まった資金を「劇場建設に関する認可取得に向け必要な調査と書類作成費(およそ1100万円分)」に充てさせていただきたいと考えています。

 

 

「Theatre E9 Kyoto」とは?

 

2階建て、小劇場を中心に、ギャラリー・カフェ・レジデンスを併設させた複合文化施設です。

 

 

1階には、100席近い客席数を備えた劇場を設置。

 

縦使い、横使いなど用途に合わせてレイアウトが可能となり、演劇・ダンス作品の上演はもちろん、映像や美術作品の上映・展示もできる自由な空間となる予定です。

 

また、カフェを併設することで、1年を通じて市民とアーティストが集える「広場」にすることを目指し、計画を進めています。

 

 

2階のギャラリーでは、レジデンス機能を持たせ、現代アート・メディアアート作品が創作・発表される場となります。

 

 

1F・2F詳細

 

■ 1F

 

‖ホワイエ(60㎡)

ゆとりのある受付カウンターや、飲食の出来るテーブル・椅子を設置したホワイエ。2層吹き抜けのダイナミックな空間を活用し、展示やパフォーマンス、映像表現に対応した多目的スペースとしても利用可能です。

 

 

‖カフェ(25㎡)

公演前は待ち合わせ場所として、観劇後は歓談の場所として。人や情報との出会いがある開かれた場所です。

 

 

■ 2F

 

‖ギャラリー(50㎡)

勾配天井まで届く大きな壁に作品を展示できるホワイトキューブ。展示以外にもセミナーやワークショップが可能な多目的スペースです。

 

 

‖レジデンス空間(68㎡)

ツアー公演などの際に滞在できる大部屋。滞在制作を可能にするほか、楽屋・ミーティングルームとしても活用できます。

 

 

文化芸術を担う人材を育てる「Theatre E9 Kyoto」そしてこの場所が、将来、人々と文化芸術を繋ぎ、まち全体を発展させていくハブになることを信じて

 

みなさまとともに、京都そのものを「アートが育つまち」へと育てていきたい

 

我々は、みなさまとともに「Theatre E9 Kyoto」という100年続く劇場を造り、京都で生まれた文化芸術を大切に守り、育てていく場にしていきたいと考えています。

 

そして、その100年という長い歳月の中からは多くの人材が育ち、能・狂言がそうであったように、時を経てもなお多くの人々に愛され、時に世界的な評価を得るような歴史的な芸術作品が生み出されていくものと思います。

 

こうして、時代とともに愛され続け、生き続ける作品が増えていくことが、京都をアートが生まれるまちかた育つまちへと、成長させていくことになると我々は信じています。

 

 

京都が築き上げてきた文化芸術の歴史に、新たな一ページを

 

2023年、京都市立芸術大学が京都駅東部エリアに移転します。

すると、京都駅東部エリアはより一層アートが盛んな地域になることでしょう。

 

文化芸術を生み出す若手とその若手を迎え入れる場が完成する瞬間です。

そしてこの場所から「アートが育つ」という、京都の文化芸術の歴史がはじまります。

 

私たちは、芸術関係者と地域、そしてみなさまと手を取り合い、もう一度、改めて民間の力によって文化を育てていきたい。そう強く、強く思っています。

 

そのために、まずは「Theatre E9 Kyoto」完成に向け、一歩ずつ歩みを進めていくことが重要です。

 

長くなりましたが、みなさま、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

温かい応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

※支援金使途と本プロジェクトについて※

 

※1※

Theatre E9 Kyotoオープンに向けては、以下のような流れとなります。

 

 

今回集まった資金は、2017年度中の提出を目指しているSTEP1の劇場建設許可申請に必要な、調査費・書類作成費に充てさせていただきます。

 

すなわち、「本プロジェクトが成功すること」=「Theatre E9 Kyotoがオープンすること」ではないことを、予めご理解いただけますと幸いです。

 

万が一、何らかのやむをえない事情により上記スケジュール通り、プロジェクトが進まないことや申請許可がおりない場合がございますこと、予めご理解いただけますと幸いです。

 

※2※

複合施設名「Theatre E9 Kyoto」は現段階のものであり、今後ネーミングライツ契約を結んだ場合、名称を変更する可能性がございますこと、予めご理解いただけますと幸いです。
 

 

TheatreE9Kyotoについて

 

‖我々が目指すもの
1:市民が日常的に劇場に通う風土としての「劇場文化」の定着を目指します。
2:古典芸能と現代芸術を接続し新たな舞台芸術を創造します。
3:舞台芸術・美術など多分野の芸術の創造・交流拠点を築きます。
4:地域と国内・国外とをつなぎ、地域の活性化を目指します。

 

‖住所

京都府京都市南区東九条南河原町9-1

 

‖アクセス(3つの駅からアクセスが可能です)

◆JR京都駅八条口から徒歩約14分

◆東福寺駅から徒歩約7分

◆京都市営地下鉄九条駅から徒歩約11分

 

‖Facebookページ

こちら

 

 

プロジェクトメンバーの紹介

 

各分野のプロフェッショナルが集い、このプロジェクトを進めていきます。

 

‖代表理事 あごうさとし/吾郷賢(劇作家・演出家・アトリエ劇研ディレクター)

 

 

1976年、大阪府生まれ。80年代後半から90年代にかけて香港で過ごす。同志社大学法学部卒業。「複製技術の演劇」を主題にデジタルデバイスや特殊メイクを使用した演劇作品を制作する。

 

代表作に「total eclipse」(横浜美術館・国立国際美術館 2010)「複製技術の演劇—パサージュⅢ−」(こまばアゴラ劇場・アトリエ劇研 2013−2014)等がある。

 

2014年9月、アトリエ劇研ディレクターに就任。2014−2015年、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として、3ヶ月間、パリのジュヌヴィリエ国立演劇センターにおいて、演出・芸術監督研修を受ける。

 

京都国際舞台芸術祭2016 SPRINGにおいて、ショーケースキュレーターを務める。神戸芸術工科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。

 

 

‖理事 茂山あきら(狂言師)

 

 

1952年6月12日生まれ。

本名・晃、二世茂山千之丞の長男。父および祖父三世茂山千作に師事。3歳のとき『以呂波』のシテで初舞台を踏む。

 

1975年『三番三』および『釣狐』、1994年『花子』を披く。

2001年より狂言と新作落語のコラボレーション<落言(らくげん)の会「お米とお豆腐」を結成し、全国津々浦々で活動中。

 

その他オペラや新劇、パフォーマンスなどの企画・構成・演出なども手がけるマルチな舞台人間として日本中を飛び回っている。また、千之丞のパイオニア精神を受け継ぎ、1981年に欧米の現代劇と日本の古典芸能を融合した「NOHO(能法)劇団」をジョナ・サルズと共に主宰。

 

ベケットの不条理演劇、英語による海外公演も数多くこなし、国境も言葉もジャンルも飛び越えたワールドワイドな演劇活動を展開している。著書に「京都の罠」(KKベストセラーズ)がある。

 

第31回京都府文化賞功労賞受賞。

 

 

‖理事 關 秀哉(株式会社リュウ代表取締役)

 

 

1953年、長崎県長崎市生まれ。

立命館大学在学中の70年代前半からさまざまなジャルの舞台公演に関わる。

以来いろんな国々で日本人アーティストの海外公演に舞台監督,照明家として同行。

 

海外招聘アーティストの日本公演のテクニカルディレクターの経験多数。また、京都芸術センター主催の伝統芸能の新しい試みの継ぐこと伝えること」シリーズの舞台監督も永く勤める。

 

現在 茂山狂言の茂山あきら、茂山童司をかかえる狂言プロダクション「童司カンパニー」の代表取締役も兼務。

 

 

‖理事 蔭山陽太

 

 

 

‖理事 やなぎみわ(現代美術作家・演出家・京都造形芸術大学教授)

 

 

神戸市出身。1990年代後半より写真作品を発表。国内外での個展多数。

 

2009年、ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表。

2011年から本格的に演劇活動を始め、美術館や劇場で公演した後、2015年『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』でアメリカ・カナダツアー(初演は2013年KAAT神奈川芸術劇場)、2016年夏には、台湾製の移動舞台車による野外演劇『日輪の翼』(原作:中上健次)が実現した。

 

 

‖理事 浜村修司(舞台監督・アトリエ劇研スタッフルーム代表)

 

 

静岡県伊豆の国市出身。

 

2000年より小劇場を中心に、主に演劇、コンテンポラリーダンスの舞台監督として活動。あごうさとし、村川拓也、トリコA、壁ノ花団、きたまり、dracom、山下残などを担当。現アトリエ劇研スタッフルーム代表兼技術監督。

 

 


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