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【第6弾】歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。

武藤祥子

武藤祥子

【第6弾】歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。
支援総額
2,605,000

目標 2,500,000円

支援者
220人
残り
終了しました
プロジェクトは成立しました!
19お気に入り登録19人がお気に入りしています

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2017年10月13日 10:57

アーカイバル容器の制作をお願いする資料保存器材さんについて

おはようございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

10月に入ってから、目標金額の達成率が伸び悩んで、スタッフも悩んでおりましたが、それでもご支援が全く絶えるということは無く、温かいメッセージと共に応援をいただいております。皆様本当にありがとうございます!プロジェクト期限まであと12日間、最後まで頑張りますので、引き続きなにとぞ応援をお願い致します!

 

さて、今回の新着情報は、このプロジェクトで【映画スクラップ】の「アーカイバル容器」の制作をお願いする株式会社資料保存器材のご紹介です。株式会社資料保存器材は、当館が会員として所属している専門図書館協議会主催の資料保存セミナーに、スタッフの方を講師として派遣して下さっています。限られた時間の中で、技術的な指導だけでなく、質問の際は参加館それぞれの事情に合った丁寧なアドバイスをして下さる、きめ細やかな指導が人気のセミナーで、いつも募集開始からあっという間に定員に達してしまいます。

 

実は今回のプロジェクトで【映画スクラップ】をアーカイバル容器に入れて保存する事を思いついたのも、当館のスタッフが資料保存セミナーに参加して、アーカイバル容器のお話を伺った事がきっかけでした。それまでは、スクラップの経年劣化をくい止めるには、修復しか道が無いと思い込んでおり、冊数の多さに資金の目途が立たず、手が付けられない状況でした。しかし、専用のアーカイバル容器に入れる事で、資料をできるかぎり良い状態で長期間保存し未来に伝えられる事が出来ると知り、可能性を信じてその保存容器の制作費について皆様にお手伝いをお願いするプロジェクトを計画した次第です。

 

今回のプロジェクトが成立した暁には、皆様からいただいたご支援でアーカイバル容器の制作を資料保存器材さんにお願いし、当館にしかない貴重な【映画スクラップ】を末永く保存し未来に伝えていけるよう、皆様の支援のお力とともにぜひプロジェクトを成功させ、資料保存器材さんの技術のお力添えをいただきたいと考えております。

 

このたび、株式会社資料保存器材の方にお願いし、会社の取り組みについて、ご紹介記事と写真をご提供頂きました。それでは、資料保存器材さんからいただいた会社のご紹介記事をどうぞ!

 

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私たち株式会社資料保存器材は、傷んだ資料の修理と、さまざまな資料を長期に維持・保管するためのアーカイバル容器の製造・販売の2つを事業の柱としています。

修理部門が扱うのは書籍や文書、地図、図面などの紙資料です。いわゆる古文書といわれる、和紙に墨書きされ、虫やカビの被害を受けた紙資料の修理とともに、明治以降の近代紙資料の修理に多くの実績を持っています。近代紙資料は基材の洋紙も、その上のインクなどのイメージ材料も多様で、その修理には旧来からの職人的な細やかな手技と同時に、紙やイメージ材料に対する科学的な理解が不可欠です。

 

当社は近代紙資料の史料としての価値がクローズアップされるようになった1980年代半ばから、内外の先進的な保存科学や技術の研究開発の成果を取り入れながら、修理技術の確立に取り組んできました。酸性の紙を中和化する脱酸性化技術、インク焼けの進展を抑える抗酸化技術、酷い虫損部分だけを補填するリーフキャスティング技術などを駆使した総合的な技術力は、お客様にも高い評価をいただいております。

 

虫の被害をうけた和装本の修理作業

 

洋装本の綴じ直し作業

 

もうひとつの事業の柱であるアーカイバル容器の製造・販売は、日本では当社が先鞭をつけた事業です。貴重な資料を収納する容器としては、桐箱や杉箱、紙箱などが昔からあり、物理的な保護とともに、大気からの汚染ガスの侵入を防ぐなどの役割を果たしてきました。しかし、こうした旧来からの容器を、良い品質の材料で作ることが難しくなっていました。また一方では、保護を必要とする資料の数量がきわめて多く、安定した品質でできた比較的廉価な紙製の容器が求められるようになりました。

 

こうしたニーズは、まず世界の図書館・アーカイブス、美術館・博物館から出され、これに呼応するように1980年代から欧米メーカーでのアーカイバル品質の紙素材と容器が開発・上市され、それを追いかけるかたちで日本でも特種製紙株式会社(現在は特種東海製紙株式会社)が独自技術で板紙(アーカイバルボード)を開発・上市し、現在では日本でのスタンダードな文化財向け板紙となっています。当社は板紙の開発当初から製紙メーカーと協力し、個々の資料の特徴やサイズに合わせたさまざまなアーカイバル容器を製品化してきました。現在では文化財を収納する容器はISO(国際標準化機構)による規格(ISO18916:2007*1・ISO16245:2009*2)が設けられていますが、当社のアーカイバル容器はこの規格を満たしています。

 

資料を分類収納できる容器(トレイ付き棚はめ込み箱)

 

棚の寸法に合わせた容器(棚はめ込み式保存箱)


修理容器という2つの事業は、それぞれ別々の仕事として請け負うこともあるのですが、近年はこの2つを組み合わせて、数百、数千という数の資料を対象とする仕事が増えています。特に紙資料のデジタル化を背景とした大量の現物の一括代替処置に伴い、原資料のモノとしての保存処置のご相談を、デジタル化担当の企業様と一緒に受けることが増えてきました。デジタル化計画の立案時から当社も関わり、デジタル撮影時のモノへの負担の軽減や、撮影後のモノの保存方法などで、ある時は修理を、ある時は簡易補修を、またある時は、撮影後の現物をそのまま容器に保存するなどの、いろいろな選択肢をお客様に提言する機会が増えています。「なぜこの処置を勧めるのか」「なぜこの保存方法が適切なのか」をお客様が納得されるまで適宜説明を行っています。

 

資料の採寸作業(形状に応じて1点ずつ採寸します)  

 

大型襖絵を収納する容器(台差し箱)

 

当社ではお客様が安心してご相談いただけるよう使用材料やプロセスを公表する透明性を大事にしています。ホームページには製品やサービスの紹介だけでなくお客様がイメージできるよう、修理・導入事例(ケーススタディ)、海外の文献や技術の翻訳や、作業するための道具や手順の紹介など様々なコンテンツを公開しています。加えて修理・製造現場の見学会も行っており、なかでも実際に当社に修理を依頼されたお客様の見学の要望は多く、お客様自身の見慣れた資料がどのような工程を経て直されていくかを興味深く見学されています。


私たち株式会社資料保存器材では今後も技術の深化や経験を高め、お客様が所蔵する資料を安全に保存、活用できるよう提案やサポートを行っていきたいと考えています。

 

工房における洗浄作業見学の様子

 

図書館総合展における修理作業風景を再現した展示ブース

 

*1 ISO 18916:2007についてはこちらをご覧ください。
*2 ISO 16245:2009についてはこちらをご覧ください。 
 

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リターン

3,000

活動報告+サンクスメール+HPにお名前掲載

■サンクスメール
■4月末に報告メール
■HPに名前を掲載
※ご了承いただいた方のみ掲載いたします

支援者
39人
在庫数
制限なし
発送予定
2018年4月

5,000

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松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)

3,000円のリターンに加え、
■松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)
…蔵出し台本『助六由縁江戸桜』平成28年3月歌舞伎座公演&『東京物語』小津安二郎監督作品の表紙の特製デザイン!

支援者
65人
在庫数
制限なし
発送予定
2018年4月

10,000

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オリジナル文庫本カバー+台本カバーに名入れ

5,000円のリターンに加え、
■台本カバーに支援者のお名前をお入れします
※作品リストより、ご希望の作品の「台本番号」と「タイトル」を応援コメントにお書き下さい
※作品リストはプロジェクト本文「リターンについて」の台本カバーの説明部分にリンクがあります)
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします

支援者
89人
在庫数
制限なし
発送予定
2018年4月

30,000

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オリジナル文庫本カバー(4種)+台本カバーに名入れ

10,000円のリターンに加え、
■組上燈籠絵「め組のけんか」の文庫本カバー
■浄瑠璃正本「新うすゆき物語」の文庫本カバー

支援者
16人
在庫数
制限なし
発送予定
2018年4月

50,000

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図書館見学会+オリジナル文庫本カバー(4種)+台本カバーに名入れ

30,000円のリターンに加え、
■図書館見学会にご招待
【2017年11月30日(木)開催 午前(15人)/午後(15人)】
「午前」「午後」のご希望を応援コメントにお書き下さい
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします
※11月30日に見学会に参加出来ない方には予約制で、松竹大谷図書館の書庫を1時間ご案内するガイドツアーへの招待券をお送りします。有効期限:平成29年12月~平成30年7月の平日(開館日及び整理休館中)

支援者
13人
在庫数
16
発送予定
2018年4月

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